転職お役立ち情報|キャリアデザイナー|経験と資格のバランスが転職成功の鍵に

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専門分野を切り開くためのステップ
 転職市場においても貿易関係の求人が減少していたため転職活動は難航するが、求人誌だけでなく、人脈など可能な限りのツールを活用し、食品輸入販売会社に入社。輸入業務の他、直営店の運営やマーケティングなど、幅広い業務に携る。

 「小規模な会社で、社長以外に貿易に詳しい人がいないということもあり、実務面に関してはリーダーとして働かせていただきました。経営者側の視点で業務を行わなければならないので、とても勉強になりましたね。しかし輸入業務は輸出業務に比べて通関業者に依頼する割合が多く、貿易に携るよりも輸入後にいかにして販売するかを考えることがメインの業務となってしまう。貿易を専門でやっていきたいという思いは依然強く持っていましたので、再び転職活動を開始しました」
資格取得で学んだことを実践で活かせる職場へ
 時間的制約があるため、複数の人材バンクに登録。転職先の条件は細かく設定せず、『今よりも貿易に携れる職場』という要望を転職コンサルタントに伝える。半年後、登録した中の1社であるアールイーより現在の勤務先を紹介される。
「企業側は男性を希望していたそうですが、担当コンサルタントの石井さんが実務経験や資格をアピールしてくださり面接に進むことができました。今回の募集は通関士の資格が必須となっていたので、資格が実務に活かせることが企業を選んだ一番の理由。また通関事業立ち上げメンバーとのことだったので、これまで多かった業務を任された経験も活かせるかと思いました」

 現在、縣さんは通関事業立ち上げに向け、通関業とお客様の間を取り持つ通関取り扱い業を行い、ノウハウを蓄積しているところである。
「資格があるといっても実務ではまだまだ未経験なので、業者の方などに協力していただきながら、なんとか行っているという状況です。通関士試験のために学んだ知識を実際に経験することができるので、とても興味深くまた楽しく仕事を行っています。1回目の転職活動のときに、とある面接で30歳になったときの目標を聞かれました。そのときの回答、『貿易のスペシャリスト』として活躍できる土壌を、この転職で得ることができました」


2002.07.24 Update  
STEP
23歳
▼▼▼ 大学卒業後、機械メーカーに入社。輸出業務や技術アシスタント等経験する
25歳
▼▼▼ 転職活動を経て、食品輸入販売会社に入社。輸入業務や店舗の運営など幅広い業務を任される
28歳
▼▼▼ 人材バンクの紹介を経て、物流サービス会社に入社。通関事業立ち上げを担当する

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