転職お役立ち情報|キャリアデザイナー|英文ライターへとキャリアの幅を広げた転職

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英文ライティングができる職場を求めて
 入社後の研修で、テクニカルライティングルールや制作の流れ等、マニュアル制作に必要な基礎知識を習得。その後、大手メーカーに派遣され、製品マニュアルのライティングに携わる。

「研修や実務を通して、テクニカルライターとしての基礎は身につきました。しかし国内向けの製品マニュアルを担当していたので、英語が活かせないことに憤りを感じるようになったのです。マニュアルのローカリゼーションを行う部門に異動願いを出してみましたが、そこではネイティブと同じ位の語学力が求められていたので、受け入れてもらうことが困難でした」

 『英語を活かせる仕事に就きたい』という希望を実現するため、転職を決意した田村さん。英文ライティングの仕事を求め、在職しながら転職活動を開始する。主にインターネットや転職雑誌をツールとし、半年間の転職活動を経た後、現在の勤務先へと転職を決める。

「面接では、英文のライティングがやりたいということをアピール。何社か面接を受けましたが、私の希望に対して『それならやってみなさい』と、一番好意的な反応だったのが今の会社でした。職場の先輩から良い評判を聞いていたこともあって、入社することに決めました」
転職し、新たなスタート地点に立つ
 しかし即戦力として扱われることは、未経験である英文ライティングに、自力で取り組まなくてはいけないということでもあった。

「初めは既存の英文マニュアルを参考にしながら作成し、後でネイティブの先輩に確認してもらったりしていました。英語の授業で悩みながら英作文をしていた状態が、ずっと続いているようなものですね。転職したことで希望の仕事に携わることができましたが、そこが新たな出発点でした。今は勉強勉強の毎日です」

 しかしアップデイトが必要なのは語学面だけではない。テクニカルライターは常に勉強する姿勢が大切と、田村さんは語る。

「ライティングを担当する製品は、その時々で異なってきます。わかりやすいマニュアルを作るためには、仕様書に書かれていることだけではなく、実際にその製品を自分で動かしたり、技術者にヒアリングしていくことが必要です。技術的なことを一般の人にも分かるように伝える仕事なので、学んでいく姿勢とコミュニケーション能力は不可欠な要素だと感じています。テクニカルライターとして、『英文ライティングが売り』と言えるようになるまで、技術面・語学面共に学び続けていきたいですね」

2002.03.13 Update  

STEP
23歳
▼▼▼ 大学卒業後、マニュアル制作会社にテクニカルライターとして入社。派遣先の大手メーカーにて製品マニュアルのライティングを担当
25歳
▼▼▼ 印刷会社のマニュアル制作部門に英文マニュアルのテクニカルライターとして入社。現在に至る

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