会社員時代、同じ営業部に客室乗務員出身の女性が営業アシスタントとして入社してきました。当時、営業部では「朝会」と呼ばれる、営業に出かける前にその日の受注予定や目標に対する進捗などを報告しあうミーティングをやっていたんです。司会はメンバーの持ち回り。で、その新人女性がはじめて司会になったある朝のこと。いつものようにすべての報告が終わり、司会からの決めゼリフ「みなさん、今日も１日頑張りましょう！」で解散するはずが……

「みなさま、今日も一日、お気をつけていってらっしゃいませ！」

長年、機内アナウンスで何千回も言い続けていた言葉がつい出てしまったそうです。もちろん、営業部内が爆笑に包まれたことは言うまでもありません。

さて、私も仕事柄取材することが多いので、asamiさん同様、ついつい「おもしろそう！」と思ったら、そこが気取ったパーティの場所だろうと、居酒屋だろうと、インタビューモードに入ってしまいます。そういう意味で、叩いたらいくらでもホコリ、じゃなくてネタが出てくる人が好きですね。こちらがものすごくワクワクしながら聞いているのに、「こんな話のどこがおもしろいの？」なんて聞いてくるところがまたおもしろい。ちなみに、オレ（ワタシ）っておもしろいでしょ？」てな空気がバシバシ出ている方、自慢ばかりで話がちっともおもしろくないことが多いです……。

脱線ついでに、ちょっと前に性格（資質？）診断をしてもらったときのこと。人付き合いのところで「メリット優先」と書いてあったんですよ。「そんなことないよ〜」なんて思っていたのですが、今、この原稿を書いていて、プライベートでもメリット（要はおもしろいかおもしろくないか）優先になっていることに気が付きました。恐るべし、性格診断。

とはいえ、プライベートの中にこそ、仕事のネタが溢れていることは周知の事実だし、仕事の中からだってプライベートの世界が広がることもあります。（釣りバカ日誌のハマちゃんとスーさんのようにね）

ちなみに、職業病でググってみたら１５０万件のヒット。腰痛やドライアイ、腱鞘炎、じん肺や難聴など、病気になっては困りますよね。しかし、「ついつい体が動いてしまう〜」という類の職業上の“クセ”であれば大いに結構ではないかと思う今日この頃ですが、みなさんはどう思いますか？