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株式会社ラクーン 経営企画

渡邊 りんさん

一通のメールを契機に、自分の中にある「仕事に対する価値観」に納得のいく転職を果たした渡邊さん。その転職の在り方に、仕事をするということの意味を深く考えさせられる。
profile: 1974年生まれ。高校在学中、旧経団連からの全額奨学金を受けカナダ(UWC)に留学。帰国後、慶應義塾大学総合政策学部に入学。半年後、同校を中退し、東京大学経済学部に入学。卒業後、外資系投資銀行に入社。ベンチャー企業のIPO支援やファンド投資・精査に携わる。2年間勤務した後、「ON-LINE激安問屋」を運営する株式会社ラクーンに転職。現在、取締役情報戦略部長として活躍中。
仕事のやりがいを感じるニつのこと
 「私には仕事をしていく上でやりがいを感じるニつの要素があります。一つは人の役に立ち、感謝される仕事であること。もう一つは自分の実力を最大限に伸ばせることです」
 そう語る渡邊さんは、ラクーンの情報戦略部長としてパワフルな日々を送っている。

 渡邊さんは、高校の2年間をカナダのユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)で学び、帰国後、慶應義塾大学総合政策学部に入学した。
「政治・経済・法律などを総合的に学ぶ学部で、ベンチャー企業で活躍されている卒業生も多いところです。ただ私は大学の中だけではなく、様々な角度で自由に勉強したいという気持ちがありましたので、より選択範囲の広そうな国立大学に移ることにしました」

 半年後、東京大学経済学部に入学。経済援助に興味を持ち、途上国経済の研究のためフィリピンのスラム街に滞在するなど10ヶ国余りを訪ねる。その他にも外資系証券会社でのスプリングジョブに参加したり、冬にはスキーのインストラクターとして3ヶ月間山に篭もる等、当初の希望どおり“様々な角度で自由な”課題に取組む学生生活を送る。
ニつの価値観を両立させるために
 卒業後は、外資系投資銀行に就職。ベンチャー企業のIPO支援やファンド投資・精査に携わる。
「上司に恵まれ、規模の大きな仕事にも挑戦できる、自分の能力を最大限に活かせる職場でしたが、人の役に立ち感謝される仕事であるかと自分に問うと、何か違うものを追い求めているような気がしていました。また企業にとって一瞬の出来事である株式公開だけでなく、一つの企業が生まれ育ち、成長する過程に関わっていきたいと強く感じるようになってきたのです」

 仕事に対するニつの価値観がもっと歩み寄れる仕事があるのではないかという気持ちを抱いていた頃、偶然ネットサーフィンで見つけた「ON-LINE激安問屋」に一通の提案メールを送る。
「とにかくインパクトの強いサイトでしたね。送ったメールの内容は、ユーザーとしての提案というよりも、なぜこういう事をしないのですか?という漠然とした疑問を投げかけたようなものでした」
 そのメールを契機として、社長である小方氏と出会うことになる。

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