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株式会社アトラス CGデザイナー

貝沼 由紀さん

雇用形態にとらわれず、異業種からCGデザイナーへとキャリア転換を図った貝沼さん。目標を定めたら、迷わず着実に実現するためのステップを踏んでいくこと。それが転職に成功する秘訣だろう。
profile: 1975年生まれ/埼玉県出身。武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻。鞄製作販売会社の企画開発部に10ヶ月勤務の後、CGの勉強をするため退社。半年間CG制作アトリエにて技術習得に励んだ後、実務経験を積むため、CG画像処理オペレーター(派遣社員)として勤務。同時に在宅でCG映像制作に携わる。その後、就職活動用のCG作品制作に1ヶ月間専念。作品を携えて、新たに正社員採用を目標とした就職活動を展開。「女神転生シリーズ」、「プリント倶楽部」の開発・販売等を行う株式会社アトラスに紹介予定派遣として3ヶ月間勤務の後、2001年12月より正社員に登用される。

将来の展望を考えて決意した異業種転職
 「転職しようと考えたのは、その業種に対して自分の中に将来的な展望が見えてこなかったからだと思います。鞄のデザインや縫製を手がけていたのですが、指針となる先輩に出会えなかったこともきっかけのひとつでした。それと、ここではもう学ぶことがないように感じる一方で、何かを学び続けてゆきたいと思う気持ちも強くあったので、未知の分野に惹かれたのだと思います」

 ちょうどその頃、友人が携わっていたCGの世界に出会う。そこに未来へと発展していく無限の可能性を感じた貝沼さんは、CGの勉強をするために転職を決意。
 「学生時代は、テキスタイルを専攻していたので、染色や織物などアナログな作業ばかりで、作品のプレゼンテーションのためにパソコンに触るぐらいの経験しかありませんでした。しかし友人がCGの仕事をしていたので、未知の分野でしたが、キャリア転換しやすい環境だったと思います」

「CGデザイナー」へのステップ
 当初は独学でCGの勉強を続けていた貝沼さんだが、独学だけでは限界があるため、友人がプロとして開設しているCG制作のアトリエに通い、半年間技術習得に励む。その後CGデザイナーとしての経験と実績を得るため、派遣会社に登録し、CG画像処理オペレーターとして勤務。平行して在宅でCG映像制作に携わり、スキルUPを図り続けた。派遣期間終了時には、契約社員としての誘いを受けるものの、まだステップの途中と考え、就職活動用の作品作りに専念する。

 「早く就職したいという気持ちと経済的な理由もあって、1ヶ月間しか制作期間がとれませんでしたが、その間に3DCGの静止画の作品を何点か作りました。CGデザイナーとして就職活動をする場合、作品が選考に残ることが第一段階となるので、転職活動の前準備となる大切な期間だったと思います」

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