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ボーテ ド プロヴァンス株式会社 ロジスティックマネージャー

森口 聡子さん

職場は変わっても、同じ業務に携わり続けることで、専門的な知識を深め、キャリアアップに繋がる転職を実現させていった森口さん。ひとつひとつの経験と実績を丁寧に積み重ねていったキャリアとはどのようなものだろうか。
profile: 1965年生まれ/国際基督教大学教養学部語学科修了。卒業後、産業用コンピューター機器を扱う電機メーカーに就職。輸出業務に携わり、ロジスティックの基本を経験。その後、ロジスティックの面白さに惹かれ、国際物流の当事者としてより深く物流に関わりたいという思いから、三度の転職。予期せぬ失業期間もポジティブに捉え、各種資格を取得。現在、日本に進出して間もない、ボーテ ド プロヴァンス株式会社(フランスの化粧品「L'OCCITANE」や雑貨等を扱う)にてロジスティックマネージャーを務める。

経験と実績を積み重ねキャリアアップに繋がる転職を描く
 大学卒業後、最初に就職したのは産業用コンピューター機器を扱う電機メーカー。海外業務課に配属され、「輸出・船積業務」「輸出品の代金回収業務」などに関わり、物流業務の基本を経験。ロジスティックそのものの面白さに興味を持つようになる。

「上司も男女の差別なく、しっかりと業務を教えてくださり、ほんとうに居心地のよい会社でした。しかし、産業用コンピューターという専門的な製品よりは、消費者が普段店頭で手にとることができる一般消費材を扱う方が、製品により愛着が持てるのではないかと思い、転職をすることにしました」

 一般消費材を扱うロジスティック部門、という明確な方向性のもとに、酒類輸入販売会社に入社。酒類という一般消費材の輸入に関する物流本部にて「需給業務」「輸入業務」を担当する。数年後、「物流業務の一部分を担当するだけでなく、どうやってその製品の流通システムを効率よく構築していくかという、総合的な視点からロジスティックに関わってみたいと考えはじめるようになりました」

折りよく、社内のリストラ対策による第一期依願退職者の募集があったのを契機に、再び転職を決意。

失業期間もポジティブに捉え目標に向かってステップアップ
 「この時点では、ほんとうに考えが甘かったと思います」
 この後、予期せぬことに、1年間の失業状態に見舞われる。
「実務経験もスキルも十分有り、ビジョンも明確な転職なので、就職活動に対して楽観していました。しかし実際就職活動を始めてみると、国際物流に関する求人自体が少なかった」

 新聞・雑誌等の一般向け就職情報では、倍率も非常に高くなり、効率的に就職活動を進めることができなかったことも否めないそうだ。
「ただ、この1年間は貴重な充電期間でした。この間に『貿易実務検定B級』と『商業英語検定Bクラス』の資格を取得することができました。試験に合格するということで自信がつき、落ち込みがちな失業期間を前向きに過ごすことができたと思います。今考えると、もっといろんなことをしておけば良かったなあとも思うのですが」

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