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楽天株式会社 システムエンジニア

栗山 史紀さん

転職を機に、地元を離れることを決めた栗山さん。「技術を身につけたい」という思いのもと、積極的に転職活動を行っていくその奥には、どのようなキャリアデザインがあったのだろうか。
profile: 1974年生まれ/長崎県出身。九州大学大学院工学研究科分子システム工学専攻修了。卒業後は名古屋にある情報通信サービス企業、独立系情報サービス企業の九州支社にて、WEB・携帯電話等のアプリケーション開発を手掛ける。東京での転職活動を行い、9月からECポータルサイトの構築・運営を行う楽天株式会社に入社。仕事の合間には資格にも挑戦し、ソフトウェア開発技術者、基本情報技術者、オラクルマスターのシルバーを取得している。

地元には技術を身に付けてから戻ればいい
 地元九州でシステムエンジニアとして活躍してきた栗山さん。転職を機に、9月から活動の拠点を東京に移したばかりである。
 「企業の九州支社が分社化し、自分がやりたい開発をすることが難しくなったのが今回転職を考えたきっかけです。社員は子会社に移籍するか、本社か関西支社に異動する。どちらも嫌であれば転職するという選択を迫られました。私はもっと技術が身につく仕事がやりたかったので、これを機に転職しようと考えたのです」
 ところが就職活動を始めみると、地元でWEB関係の技術が高い企業が見つからないという現実にぶつかった。このまま地元にいては技術を上げていくことができなくなってしまう、そんな不安を跳ねのけるために栗山さんは東京での転職活動を開始する。
 「本当は九州で仕事をしたかったのですが、地元にはもう少し技術を身につけてから戻ればいい。”このままではいけない”という焦りのほうが強かったですね」

もっと広い範囲から改善の提案ができるようになりたい
 技術習得への情熱から地元を離れることを決意した栗山さん。その熱意の奥にあるキャリアデザインは、一体どのようなものだろうか。
 「プログラミングを始めたのは、新卒で企業に入ってから。最初のうちは作ったシステムがきちんと作動しないので、”何でだろう悔しい!”と思いましたね。勉強していくうちに、いつのまにかプログラミングが面白くなっていました」

 仕事の合間には資格の勉強をしたりと、技術習得に打ち込んでいった栗山さん。エンジニアとして独り立ちするまでに、そう長くはかからなかった。
 「技術習得にこだわるのは、負けず嫌いな性格だから。仕事でわからないことがあるのは悔しいし不安になるので、つい熱中してしまいますね」

 さらに実務経験を積むと、技術を追求したいという欲求に並び、もっと改善の提案をしていきたいという思いが強まっていく。
 「SEは現状の問題点への提案だけしかできません。もっと広い範囲から提案するにはITコンサルタントになるのが近道ではないかと」
 それにはもっと技術を身に付けなくてはいけない。目標ができて、技術を身につけたいという意欲は一層高まったという。スキルアップできる環境を求め地元を離れる、その思い切った行動も、栗山さんにとっては自然なことだった。

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