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業務プロセス(パッケージ導入)コンサルタント
- 何かを作るのが好き
- 人と接するのが好き
- 専門家になりたい
- 組織や社会に影響を与えたい
どんなお仕事?
システムコンサルタントやシステムアナリストと比較すると、お客様企業の業務プロセス改善に特化したコンサルタントといえます。システムを導入しても、お客様企業の業務プロセス自体に問題があれば、劇的な効果をあげるのは難しいもの。そこで、企業の業務フローを調査し、無駄な部分をすべて洗い出し、必要な改善策を熟慮した上で、新しい業務プロセスを確立。その後、導入を促します。その後、業務プロセスコンサルタントは「業務設計書」を作成し、その内容を元にシステムコンサルタント/アナリスト、プロジェクトマネージャと一緒にシステムを設計します。仕事内容をもっと詳しくDetail
システム導入はお客様企業の、ある業務フローを効率化するために行われるもの。業務プロセスコンサルタントはお客様企業で対象となる業務フローに関わっている人の数、どのように携わっているのか、何をしているのか、所要時間、業務の重複などを細かく調査します。 まずは、実際の業務を行っている人にヒアリングをすることで、大きな業務の流れをつかみ、場合によっては現場に出向き、はりつきで調査をすることも…。その調査内容を精査して、業務プロセスの簡素化を提案します。その際にはシステム導入によりどれだけの時間・コストの圧縮につながるのかをイメージさせることが重要。 ※業務プロセス改善のために導入されるパッケージには、ERP(総合業務パッケージ)、SCM(サプライチェーン管理)、CRM(顧客管理)などのソフトウェアがあります。 【仕事の流れ】 [1]業務フロー・現在のシステム調査/お客様企業でその業務プロセスがどのように行われているのかをヒアリングや現場調査で洗い出します。 [2]業務プロセスの問題抽出/調査した内容で重複した作業や、非効率な部分を洗い出します。 [3]業務プロセスの改善策を立案・導入/問題点をクリアするための新たな業務プロセスを立案し、お客様企業での導入も図ります。 [4]業務設計書作成/新業務プロセスを書類にまとめ、その内容をもとに実際のシステム仕様をつめていきます。
やりがいは?Worth
★徹底的に効率化を求めるために、無駄な業務を改善していくのは、すがすがしい気持ちになれます。
★実際に自分が提案した改善策をもとにシステムが導入され、劇的なパフォーマンス向上を成し遂げたときはガッツポーズをしたくなります。
★企業に存在する業務プロセスの種類には、経営管理(経理、総務等の管理系業務)、経営企画(マーケティング、経営戦略立案)、開発、製造、営業、流通、サポート、運用などがあり、それらを改善するためには、それぞれ専門的な知識が必要になるので(例えば流通や開発、製造といった業務プロセスでは非常に専門的な知識が必要)、業務ごとに専門特化している業務プロセスコンサルタントも多いです。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●業務フローの専門的で深い知識・理解 ●論理的思考力 ●コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力 ●IT技術に関する知識・経験 まずは担当する業務プロセスへの深い知識が必要です。お客様企業で実際に業務に携わっている人から情報を得たり、何日もかけてはりつきで調査を行うので、スムーズなコミュニケーション力が必須。また調査した内容から、新しい業務プロセスを構築するためには、全体像を把握しつつ、細かな部分を緻密に構築できる論理的思考力も求められます。IT技術に関する深い知識と豊富な経験も業務プロセスコンサルタントには不可欠な条件ですプ。
給与の目安は?Emolument
■年収 約400万円~1000万円 一般にITエンジニアとしては、かなり高収入が期待できる仕事。年収1500万円で業務プロセスコンサルタントを募集しているケースもあります。
仕事で関わるヒトRelation
●お客様企業側の責任者、対象業務に携わっている現場の方 ●システムアナリスト、システムコンサルタント ●開発責任者(プロジェクトマネージャー/開発会社のことも)
どうやったらなれる?To become
システムエンジニアから、プロジェクトマネージャーとしての経験を積み、顧客折衝の経験を経て、システムコンサルタントになるケースが多い。 一般に約10年のシステムエンジニア(SE)経験が必要だと言われています。 【関連する資格】 ●システムアナリスト ●システム監査技術者 ●初級・上級システムアドミニストレータ ●SAP認定コンサルタント ●オラクル認定コンサルタント