シンクタンク・コンサルティング
システムコンサルタント
- 何かを作るのが好き
- 人と接するのが好き
- アイデアを考えるのが好き
- 専門家になりたい
- 組織や社会に影響を与えたい
- 物事を分析・研究・探究したい
どんなお仕事？
システムコンサルタントとは、お客様先の会社が抱える様々な課題を情報化戦略で解決する仕事で、システム開発でのいわゆる「最上流工程」の職務を指します。お客様の業務内容をよく理解した上で、問題点とその原因を分析し、お客様の要望を満たすシステムを設計するプ。その後、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニア、プログラマ等から編成されるプロジェクトチームを発足させて、実際のシステム開発につなげる役割も担います。 ※一般的にシステムアナリストとシステムコンサルタントの明確な区別はなく双方とも最上流工程を担当します。1つの会社で双方の職責がある場合は、より上流工程をシステムアナリストと呼ぶようです。
仕事内容をもっと詳しくDetail
お客様のシステムを受注する前後の過程から、担当営業に同行し、問題点のヒアリングやプレゼンテーションを行います。
問題点の例を挙げると、
●「現在、販売員がエクセルで管理しているお客様情報は、経理にメールで送られ、専用の経理管理ソフトに再び入力しており、無駄が発生している。さらに役員が閲覧するためそのデータを今度はエクセルに取り込んで分析したり、グラフ表示させているが、そのことで総務が時間を割かれている」
●「プロジェクトの管理や各自のスケジュールをそれぞれメールで報告しているが、一覧性に乏しく、全体での共有が難しい」
●「お客様との取引に電子決済機能を付加したい」
…等など。
ぞれぞれの会社が抱える課題は同じものはなく、お客様の予算とシステムの機能とのバランスをとりながら調整し、大枠の設計をした上でお客様に提案します。提案が受け入れられば、契約を交わし、実際のシステム設計に着手。現在の問題点をクリアするだけでなく、お客様企業が将来直面する課題も予測し、機能変更、機能拡張が容易にできる設計にするのもシステムコンサルタントの腕にかかっています（いい加減な設計をすると、ちょっとした機能変更でも膨大なシステムを再び構築することになり、現場で開発するシステムエンジニア（SE）から、ブーイングを受けることもあります）。
その設計図を元に、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニア（SE）、プログラマーで編成されたプロジェクトチームにより、システムが実際に構築されます。
やりがいは？Worth
★お客様企業の多様な課題、将来の事業展開、業務フロー、取り巻くビジネス環境…といった一見バラバラに見える情報を関連付けて、論理的に整理・構築するので、知的欲求を満たせる仕事です。
★企業の経営者と接することも多いので、広い視野が身に付きます。
★お客様へのプレゼンテーションでも、周到で綿密な準備をし、充実した内容でお客様企業の経営者、システム統括責任者を説得できたときの達成感は格別。
★常に最新の技術、開発方法論などの習得にもやりがいを感じるでしょう。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力
●業務フローの知識・理解
●IT技術に関する深い知識・経験
●論理的思考力
顧客への提案や折衝、課題のヒアリング等を行うため、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力が求められます。さらに、最適な課題解決のためには、お客様企業の業務フローの知識・理解も必須となります。言うまでもなく、IT技術に関する深い知識と豊富な経験は絶対不可欠な条件プ。
給与の目安は？Emolument
■年収 約600万円～1000万円 一般にITエンジニアとしては、かなり高収入が期待できる仕事。年収2000万円といったシステムコンサルタントも存在します。
仕事で関わるヒトRelation
●顧客側の責任者 ●開発責任者（プロジェクトマネージャー/開発会社のことも） ●業務プロセスコンサルタント
どうやったらなれる？To become
システムエンジニアから、プロジェクトマネージャーとしての経験を積み、顧客折衝の経験を経て、システムコンサルタントになるケースが多いですね。 一般に約10年のシステムエンジニア（SE）経験が必要だと言われています。 【関連する資格】 ●システムアナリスト ●システム監査技術者 ●初級・上級システムアドミニストレータ ●アプリケーションエンジニア ●テクニカルエンジニアなど
