建築・土木・不動産
測量士
- コツコツやるのが好き
- 専門家になりたい
どんなお仕事?
■土木建造物を建設する最初の大仕事。土地の位置、高さ、長さ、面積を測ります。 ダムや橋、道路、鉄道、トンネル、ビル、家屋等、あらゆる建設工事において、まず最初に行う作業が測量。工事予定地の正確な位置(座標)・高さ・長さ・面積等を専門的な測量技術を使って測定し、現状図面等を作成します。この測量の結果によって、開発計画を決めたり、建造物の建設条件を変更するので、誤差のない正確性が要求されます。社会的に重要でかつ、責任も大きな仕事といえます。仕事内容をもっと詳しくDetail
土地の地表は複雑な形をしているので、位置や高さ、長さ、面積を正確に把握するには測量技術が不可欠でプ。土木測量、地図測量、地籍測量の3つの専門分野に分かれています。 【主な仕事】 [1]内業/事務所での作業を指します。効率的で正確な測量のために、まずは事前に作業計画・測量計画等を立案します。測量後は観測したデータをPCに保存し、さまざまな計算を行った後、測量ソフトを利用して図面作成を行います。図面が完成するとプロッターという製図機器で描画し、必要部数を複写機でコピーします、必要な捺印をほどこして書類を完成させ、依頼人に交付します。 [2]外業/屋外で行う実際の測量作業のこと。2~5人のチームを組み、トランシット、トータルステーション(光波測距儀)、レベル、アリダード、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)、関数電卓等の専門器具を使って、測量を行い、データをメモリに保存します。計測場所は街中、山、海峡など様々です。またGPS技術により、測量の効率化は飛躍的に進んでいます。 [3]土木測量…建設時に必要になる測量。いろんな専門器具を駆使して計測します。 地図測量…地図作成のための測量で航空写真を元に作図します。 地籍測量…個人や法人の所有する土地の広さを正確に測ります。
やりがいは?Worth
★測量はただ測る仕事ではありません。事前計画の質によって作業効率も精度も大幅に変わってきます。ここが測量士の腕の見せ所です。
★巨大な建造物を建設するにも測量は欠かせない技術で、その結果を元に建造物の図面がひかれるほどでプ。責任の重い仕事ですが、大きな手ごたえを感じることができます。
★屋外での測量と、屋内での作業があるので、変化を楽しむことができます。
★測量の仕事は5年以上やってはじめて全体の流れが分かると言われています。それほど、奥の深い仕事でプ。
★チームワークで進める仕事なので一体感を感じられます。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●緻密な正確性
●チームワーク
●測量の専門知識
給与の目安は?Emolument
■年収 250万~1000万円 未経験者250万円~、経験者350~550万円、独立開業では700~1000万円程度です。
仕事で関わるヒトRelation
●測量チームのメンバー
●仕事の依頼者(社内の建築士、社外のお客様)
どうやったらなれる?To become
資格取得のため大学・短大・専門学校の建築・土木系学科を経てゼネコンや測量事務所に就職するか、国家試験に挑戦します。 【関連する資格】 ●測量士 ●測量士補 (ともに国土交通省国土地理院長が主催)