あけましておめでとうございます。
毎年、会社の仕事納めが終わると私は旅に出るようにしています。
4〜5年前までは、スキーとかスノーボード好きの仲間が集まって仕事が終わった深夜から長野県開田村の方まで夜通し車を運転し、徹夜明けでフラフラになりながら雪山で過ごし、夜にお酒飲んで騒いで気絶するように寝て大晦日に帰ってくるという過酷な工程を楽しんでおりましたが、ここ最近は
「1年間身体に浴びた電磁波を消磁しにいく癒しの旅」
と銘打って、できるだけゆっくり過ごせる温泉宿に投宿し、地酒をすすりながら部屋付きの露天風呂なんかに浸かってみたりする旅をするようになりました。
昨年の年末は未曾有の低気圧が来ていたようで、朝起きてみると旅館の周りは真っ白。
白銀の世界ならまだしも、強風を伴った豪雪で完全にホワイトアウトしていました。
普段ならカメラでも抱えて周辺観光する所ですが、さすがに身の危険を感じ、早めに車で高速に上がり吹雪をかき分け帰路に着くと、まるで計ったかのように通った後の高速道路がどんどん通行止めになっていくという、まるで大岩に追いかけられるインディジョーンズのごとく、まさに脱出といった感じで逃げ帰ってくるという、まあそれはそれで印象的な旅を体験させていただきました。
さて、そんなこんなで始まった2011年。
今年はIT業界はどんな感じになるんでしょうかね?
昨年からクラウド、モバイルといったキーワードは頻繁に聞くようになっているのですが、ウサギ年の今年はそれこそ跳ねるように、クラウドとモバイルが普及するのでしょうか?
クラウドという巨大な入れ物に情報が集約し、そして誰もが手軽にその情報を入手する時代は確実に進んでいくのでしょうが、いや、まだまだそんなお手軽なソーシャルネットな世界を順風満帆には進ませないよといわんばかりのちょっとしたニュースが最近目に付くような気もします。
昨年、話題となったWikileaksや、尖閣諸島での漁船衝突ビデオのYoutube流出。
最近では、グル—ポンで頼んだおせち料理が見本と全然違うとネットで炎上、といったニュースを見ていると、すべての情報を白日の下にさらけ出すという事が、はたして人間の道徳や文明の発展にとってベストな状況であるのだろうか?
なんていう疑念を生じてしまっております。
ネットの情報を信じ、ネットの情報に執着し、正義の名のもとに、よってたかって不正を糾弾し巨悪を滅ぼすという事は、一見正しい事のように見えるのですがそれが当たり前の時代って、なんだか人がすべて攻撃的な人間になっていくようで、若干の恐ろしさも感じてしまっています。
今年のお正月は結局一度もパソコンを立ち上げませんでした。
そういえば、mixiもTwitterもあまり書き込みませんでした。
でも結局なんの不便も感じず、友人とバカな話をしながら酒を飲み、ダラダラと過ごす充実した寝正月(笑)を過ごせた気がいたします。
現代の人は、そうやってたまに電子機器から離れてプリミティブで穏やかなひと時を過ごす必要があるのかもしれません。
「電磁波消磁力の旅」
オススメです。
私は、この年末年始ですっかり消磁されましたので心機一転、電磁波にまみれながらIT業界のよもやま話を書き連ねていく所存です。
今年もよろしくお願いいたします。
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