前回、大人げもなく愚痴ってしまっていました。
　 しかしよくよく自己分析してみると、ここ最近は気持ちが愚痴る事が多いようで、これは単なる5月病とかではなくて、じつは人生の転機が近づいているような気もいたします。何回か前に書いたんですが、案外冗談抜きで近々「ITエンジニアのおにぎり」から「転職活動中年のおにぎり」とか「無農薬農家のおにぎり」などとタイトル変更したりするかもしれません（笑）

　そんな将来不安な気分の時ってどうしてもストレスが高くなるもの。
というわけで、ちょっと気分転換しようと、会社をほっぽりだして（ちゃんと休むって伝えてますけどね）USJ（ユニバーサルスタジオジャパン）で半日過ごしておりました。

平日なんで比較的空いております。
　 パーク内のジャンクフードのレストランでアメリカンな大味のハンバーガーをビールで流し込みながらアトラクションをどの順番で乗っていくか検討してみたり、子供連れのファミリーの横にお邪魔して、結構激しいライド系アトラクションを冷や汗かきながら体験してみたり、スヌーピーの着ぐるみと肩組んで写真撮ってみたり（いいオッサンがなにしてんだ！）と、ちょっとした非日常の空間を楽しんでおりました。
　 そうですね、何だか、昔学校サボって何人かで海水浴行って次の日やたら日焼けして学校行ったら先生に
「こらっ、そこの日焼け集団！職員室来い！」
って怒られながらも皆で笑ってた頃を思い出しておりました。

　不況が原因なのか、やたらうるさくなったコンプライアンスが原因なのかはわからないのですが、最近はなんだかそんな"ちょっとした自由な不良人"が少なくなったような気がいたします。
　 仕事に追われ、リストラを恐れ、妙に息苦しい職場が多くなったような感じなんですね。

「ちょっと体調崩したので今日は休みます」
なんて連絡して休んでた人が、翌日真っ黒に日焼けして出社してきたりして
「てめー、やりやがったな！」
「わはははは。すんません。」
・・・そんな余裕が人にも企業にも大切なんじゃなかろうかと思う今日この頃なのです。

　先月、出身地に仕事がなくて妻と子供3人を残し、学費と家のローンのために単身赴任で関西に仕事に来ているというエンジニアの方と知り合いました。
　 彼は、今でも苦しいのにさらに会社から手当てを減らされたらしく、
「本当にこのままで僕の家族は幸せになれるんですかね。」
と400円のお弁当を食べながら寂しそうに語っていました。

　彼に比べたら、まあ若い頃にキャッシュでマンション手に入れて、一度はバツイチでブラブラふらつく男に成り下がり、たまに将来不安のストレスから逃れたいと会社サボってUSJあたりでちょっとした日常とは違う雰囲気を味わいたいと思ったら、一緒に付き合ってくれる友人（なんと女性だよ！）なんかもいたりするお気楽な毎日を過ごしている私なんかはまだまだ幸せものだとも思います。

　そんな私が
「たまにちょっと会社なんかほったらかして気分転換するぐらいのゆとりっていうのも自分のバランス保つのに大切だよ！」
なんて説教たれてもあまり説得力はないのですが、皆があくせく働く日に、仕事放り出してワーって遊んでしまうという"プチ不良"な気分転換ってけっこうワクワクするものです。

けっこうオススメです。