キャリア&転職研究室|ITエンジニアのおにぎり|第26回 面接の心得

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ひげぱわーって誰?

1964年生まれ/大阪在住

・小学校高学年あたりから、学業そっちのけで自分はプロのミュージシャンになるという妄想を抱き続ける。
・大学卒業間近に妄想力尽き就職する羽目になる際に適当にIT業界を選ぶ。
・知らぬ間に1000人企業の支店でシステム部統括マネージャと言われてしまう。
・現在社員数10名ちょいのベンチャー会社マネージャー

 童顔を隠すため無精ひげを生やし「若干不良が交じったイケてるアントンプレナー風」を演出してみるが昨今は年齢もあって普通におっさん化してるような気がする。
たいした技術力はないが、笑って仕事ができる環境を作り上げる技術力はきっとあるんじゃなかろうかと思ってるし、寧ろそれが本当の技術力と豪語したりしてる。

面接の心得

 企業の情報システム部とかメーカーに所属するエンジニアと違って、SIerや私みたいな小さなベンチャー会社やフリーランスのITエンジニアというのは日常でもよくお客様と打ち合わせを行います。

 一括請負で仕事を受注して社内で仕上げてしまう場合はリーダーとか営業以外にあまり外部と接触する事はないのですが、一人で数ヶ月かけて制作するような小さなオーダーの場合は、担当エンジニアが自らお客様と打ち合わせを行います。仕事の打ち合わせとはいえ、実際のところ打ち合わせをしながら、お客様は
「果たしてこの技術者は作業をこなす事ができる技術者かどうか?」
という判断をされているようで、面接っぽくなったりするわけですね。

 実際私も仕事の発注だけでなく、転職希望者の方も含めて、昨年度一年間でかれこれ50人以上の社外のエンジニアの方と打ち合わせや面接をさせてもらいました。

 まあたいした人数ではないのですが、そんな中でやはり一緒にお仕事を手伝っていただく方と、お引取り願う方の判断ポイントというのがある程度見えてきます。

 というわけで、よくよく考えてみると、ここは転職支援サイトのコラムなわけですから、転職活動中のITエンジニアの方への面接のノウハウになるのではないかと。
今回はそんな、"ITエンジニアの面接乗り切り術"を実例を元にご紹介。

【身だしなみは大事】
  (こいつ一週間ぐらい風呂入ってないだろ)と思わせる海苔のようにペッタリした髪型とか、(いやいや、そのメガネ前見えてるのか?)と思うほど汚れたメガネとかは論外。
  個人的にはスーツの上着のポケットにやたら物が入ってて形が変わってるのとかもやっぱり敬遠してしまう(笑)
  ビシーーー!っと糊の利いたシャツを着るとかそんなことじゃなくて、着崩しててもいいし、ヘアスタイルが少々ボサボサでもかまわないのです。
自分のスタイルに合った風に崩れているのなら逆に感心します。
せっかく新しい人と出会うのですから、初デートな気分で少し綺麗にしてスッキリとした出で立ちでお会いしましょう。

【自然に目を合わせてね】
「えーっと今回のお仕事の資料の10ページ見てもらって・・・」
(なぜかじーっと私を見つめてる)
「わっ、私の顔になんか不審な点でも?」

またそれとは逆に

「はい、大体OKです。ちょっと余談なんですが、週末とか何してます?」
「バイクっすね。」(ずーっと資料を睨みつけたまま)
「あっ、そっ、そーなんだ、アメリカン?」
「レプリカっすよ。」(なぜかずーっと私の後ろのホワイトボードを見つめたまま)
・・・
怖いのでお願いですから、資料と私とをタイミングよくバランスよく見つめてください。

【普段の語り口でお願いします】
「えーっとこんにちは。今日はわざわざご来て頂いたいてありがとうございます。」
「いえ!こちらこそよろしくお願いいたします。(直立!)誠心誠意がんばりますのでよろしくお願いいたします!(ビシ!)早速ですが私の経歴書1枚目から説明させていただきます!」
「ちょっ、ちょっ待って(笑)」

逆にフランク過ぎる人
「こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。」
「ちは!おっ髭生やしてカッコいいっすね。もてるでしょ?」
「えっ!いきなりタメ口?」

緊張して、慣れない敬語でカチカチになって話されるとこちらもカチカチになってしまいます。かといって、いきなり友達になられても(笑)
普段の話し言葉で、でもある程度抑制して自然体で話してください。

【自慢しない】
「昨年までやっておられたプロジェクトではどのような立場だったんですか?」
「はい!サブリーダーとして入ったんですが、結局リーダーの動きが悪くて、全て私に仕事が集中してまいりまして、ほとんどリーダーとして働いていたのですが、同時にプログラムの品質もよくなく最終的には全工程ほとんど介入してました!まあそんなプロジェクトばかりやってきてもう慣れっこになってますね。わっはっはっ。」

えーっと「サブリーダーとして入った」までしか聞いてません。
ご質問に対しては、簡潔にかつ的確に。あとあんまり一緒に働いた仲間の悪口言うのも印象よくないです。

・・・・

まあ、当たり前のことなんですが、私たちITエンジニアは世俗をシャットアウトし、電脳世界に浸る時間が長いせいか、自然なスタイルで人と接する術を結構忘れているような気もいたします。
自分らしいふるまいで自然体なのが一番なのですが、ちょっと自分流すぎるのも考え物。
お気をつけ下さい。

というわけで、営業モード中の私だったのですが、人手不足かつ仕事不足の我が社。
とある案件で私自らが出陣する事になり、先週久しぶりに新規のお客様に営業ではなく技術者として会ってまいりました。
なんと広い会議室に客先の部長、課長、主任が勢ぞろい。

いやー、応対する側だと偉そうに"ITエンジニアの面接乗り切り術"なんて好き放題言ってますが、いざ面接される側だと緊張するなぁ…。

部屋入るときに絶対手と足一緒に出てた気がする(笑)

(2010.4.12)

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