さて、政治の世界ではまたもや「政治と金」というキーワードが出てきて、連日誰が悪いだの説明責任を果たした、果たしてないだのといった報道ばかりで
「2010年はこういった施策を行ってこんな1年になります」
みたいな話がまったく聞こえてこず、なんとなく
「ああっこうやってまた無駄な1年が過ぎていくのだろうなあ。」
と半ば諦めの境地に達しつつあるひげぱわーでございます。
本当に政治家が、テレビ時代劇の悪代官みたいな悪さをしているのか、検察官僚が海外の中世スペクタクル映画の枢機卿のような暴挙に出ているのか、マスコミが現代サスペンスドラマのような捏造世論誘導しているのかどうかはわかりませんが、見ていて気分のいい風景ではありません。
「もうなんか十把一絡げにみーんなどっかいっちゃってぇ」
って投げ出したい気分になりますね。
ぶっちゃけ話になりますが、最近こそ随分減ってきたとはいえ、仕事を受注する際に担当者同士間で、ある意味余禄的な相談になるケースというのは特に珍しい事ではありません。インセンティブとかキックバックと横文字でかっこよく表現していますが、要は
「この仕事をうちの会社にやらせていただければ、○○%ほどあなたの懐にそーっとお戻しいたします。」
という、まさに
「おい!越後屋。お主もワルよのお」
「いえいえ、お代官様ほどでは・・・」
「うはっ、うはっ、うあーはははは」
的な商談を体験したことも、結構あります。
(ちゃんとお断りしましたよ。)
というわけで、こんな大阪の小さなベンチャー会社の一マネージャーでさえ、そういったドロドロとした商談を見聞きするわけですから、今取りざたされている政治家とゼネコンとの怪しいお金なんて、絶対あります。根拠も証拠もないが断言(笑)。
最初は、
「是非わが社にお仕事を(菓子折り持参)」
から始まって、最後は
「次の仕事は5%キックバックってことで・・・うはははは」
・・・世のお勤め人なら誰でも想像できることですね。
米国のIT企業というのは、そもそもガレージカンパニーなどと言って大学卒業して自分の家の駐車場なんかでパソコン作ったりして、それが大きくなった会社が結構あるように、リアルな起業家精神のような感じがいたします。まあそもそも一つの会社で一生を過ごすことをよしとする風土でもないですし、大企業で偉くなってイエスマンばかりの側近を集めて、癒着まがいな事を常習化しても、大抵別の勢力に解任されたりして、平気で役員、社員がコロコロっと変わるドライさも持ち合わせているようです。
そうやって考えてみると、まだまだ日本のビジネスというか日本のサラリーマンというのは、もたれ合って、出る杭を打って、夜の街で接待を受けたりキックバックを持ちかけられたりする事が自慢だったりする風潮がけっこう残っているような気がいたします。
そしてそんなドロドロとした世界に取り込まれていく世のお父さん達は、個のパワーをどんどんなくして週末はパチンコか寝てるしか趣味がない無個性な大人になっていっているような気もいたします。
なんだかつまらないですね。
ここ最近は、それを規制と監視によって防ごうとする動きもあるのですが、そうやって法律で縛って萎縮する以前に、もう少しクリエイティブかつドライ(でもハートフル)ないわゆる“ジャパンビジネススタイル”を確立し、そしてなんというかこの「泥臭い日本商売気質」をそこに転換していく風土作りというものが必要だと思ったりしております。
(横文字いっぱい書いたらクールと思っているこの私の単純さが素敵)
私は、エコとか、ロハスとか、若者の嫌消費とかの現象はそんな転換点が近いことを匂わせる現象だとも思いますし、また今の不況で皆が迷っているこのタイミングがその転換のチャンスという気もするのです。
でも今の政治を見ているとなあ・・・
まだまだお代官様は今日もせっせと仕事に励んでいらっしゃる(笑)
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