企業のホームページなんかを作っていると、その会社の企業理念なんかをよく目にする。
数ページを割いて、細かい事を延々と書いている企業理念もあれば、1ページでバーンとでっかく書いてるページもある。なんだかんだで、そんな企業ホームページを数社作っているとある一つの法則に行き当たる。
・社会貢献
・社員の幸せ
色々な事を書いているのですが結局、企業理念はほとんどこの2つに帰結しているのですね。
まあ確かに、
「豊かな食生活と健康を創造し人類の未来に貢献します。」
なんてぶちあげて食中毒起こしてる会社とか、
「社員の幸福の実現と未来への発展!」
なんて書いて、大量リストラして、「リストラが進んで今期は黒字の見込みです。」なんて経済誌にコメント出している社長なんていうのを見ると、げんなりして、そもそも企業のWEBサイトに企業理念というページは必要なのか? という疑問がフツフツとわいてくる。
かといって、自分の会社の企業理念なんかを
「IT業界における新しいソフトウェアの創造を通してがっつり儲ける。」
とか、もうひと思いに開き直って
「さっさと稼いで早く隠居するぞ! おー!」
なんて書いたりすると、面白くはあるが、企業理念を実現する間もなく1週間ぐらいで会社は倒産する。
昨今、あまりに、色々な企業がこの"社会貢献"という言葉を使うあまり、単なる企業のシンボルと化してしまい、言葉の本来の意味が薄れているような気がしないでもない。
この業界では(この業界に限った事ではないかもしれない)長く働いていればいるほど、実はこの「社会貢献」という言葉を見失いがちになる。
技術重視志向のITエンジニアは、ある仕事に対して、いかにこの難題を最新のテクノロジーで実現するかという職人技に埋没するあまり、自分が作っているものがどういった形で世に出て行って利用されているかを意識しなくなったり、若いエンジニアもあまりに仕事が忙しかったり、システムが巨大すぎて自分の担当部分から全体像が想像できない仕事だったりすると、
「こんなわけのわからない仕事毎日やってなんの意味があるんですかね?」
なんていう愚痴をこぼしたりしている。
あろうことか、肝心のマネージャーである私自身が、休みになると残雪残る山に登って景色見ながら
「パソコンなくても人間生きていけるじゃん! わははは!」
なんていいながら、酒かっくらって酔っ払ったりしてる。
(だっ、ダメじゃん)
「企業理念は意識して実践してこそ意味がある。」
青臭い事を言うようで、なんだか書いている自分自身が恥ずかしくなってくるが、不況で会社の存続が優先して、一人ひとりの社員がおろそかにされている今だからこそ、ITエンジニアにもう一度意識して欲しいことです。
どんなわけのわからないプログラムであろうが、作ってすぐ利用されなくなるプログラムであろうが、社会の中でなにかの作用をしていると考えて開発してほしいなと。
この【人材バンクネット】なんかも多分たくさんのプログラムが含まれていると思うのですが、それを利用して転職に成功した方が1人でもいらっしゃったら、そのプログラムはしっかりと社会貢献した事になるのです。
最近、北朝鮮が核開発を再開したとか、またミサイルを発射したといったニュースをよく聞くようになっているが、つい先日
「うーむ北朝鮮が緊張を高めれば高めるほど、仕事増えたりしないかなー。」
「いやいや、まさかそれは関係ないでしょ!(笑)」
なんていう不謹慎な話をしていたら、本当に顧客から急に新規の案件がバサっと入ってきた。
内容を精査すると、通信系の解析ソフトとかある特殊な画面作成だったりとまさに関係してそうな仕事(あんまり詳しく書けません)。
というわけで、日本の国民を守る為に我社は今日も日夜パソコンに向かい続けるのです。
物騒な話ではあるがまさにこれも立派な社会貢献じゃないですか!
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