気楽な話をモットーにはじめさせていただいたこのコラムですが、なにかと騒々しい昨今、ついつい真面目な話を書きたくなります。今回もちょっと真面目な話を少し。
IT業界は、コンサルタント、プログラム開発、WEBサービス(通販サイトの運営とか)、システム運用等々仕事は多岐に渡ります。しかしながら、エンジニアという個人個人のエンジニアがそのキャリアを重ねていく上で段々と不安になっていくのは、どんな仕事であれ、つまるところは、
「自分は将来どんな立場でどんな仕事をしているのだろうか?」
という事ではないでしょうか。
私の会社では中途採用や新入社員に対して、自己申告とか面談などは24時間365日受け入れるようにしているのですが、そんな面談の際とかによく聞かれるのは
「どうすれば自分の給料が上がるのですか?」
という事。
事実を冷たい口調で言い放ってしまうのなら回答はこうです。
「会社が儲かれば上がります。」
これでは身も蓋もないので会社の立場上は
「受動的な人間から能動的な人間になること。」
「30歳を過ぎたあたりからでいいのでスペシャリストかゼネラリストかの方向性を明確にしていく事」
なんていうもっともらしい事をいったりしています。
ゼネラリストというのは、ありとあらゆる分野、業務、職制において一定以上の知識技術を持って横断的な仕事する人。技術者であり営業マンでありコンサルタントでありマネージャーでもあり経営者でもあるみたいな人です。対義語的な意味で使われるスペシャリストというのは、ある業務上他者に比べて明確に深い知識や専門的技術に長け、その分野に特化して仕事をする人の事で、IT業界ではスーパープログラマーとかいう方はこのスペシャリストに該当します。
なんかかっこつけた言葉ですね。
でも実は、面談に来た人達に私が本当に言いたいのは
「仲間たくさん作って下さい。」
って事なんです。
スーパーエンジニア、スーパープログラマー、ゼネラリスト、スペシャリスト、イノベーター、アントンプレナー‥‥
社会というステージの中で、自分の仕事のステータスを上げたかったり、かっこいい仕事をしていると思われたかったり、高給を手に入れたかったりするあまり、数多くの横文字がIT業界では飛び交っているような気がします。
私にとってはそんな横文字は実体のない美辞麗句にしか見えません。
そんな言葉でエンジニアの仕事をカテゴライズして定義する事になんの意味も見出せません。
自分がスペシャリストなのか、ゼネラリストなのかはその時の仕事、そして仲間が決めてくれるのです。
「お前は全くこの仕事に関しちゃスペシャリストだなぁ‥‥」
そんな事を言われたら、その時のあなたはスペシャリストなのです。
自分がスペシャリストなエンジニアなのか、ゼネラリストなエンジニアなのかそんな適正は結局、自分の回りにある仕事、そして自分の回りにいる仲間達が自然に方向付けていってくれるのです。
自分はそんな仲間達の刺激を受けて楽しく仕事してればいいのです。
多分(多分ですよ多分)そうやってれば自然と収入は増えていきます。
今年になって、しばらくお取引していなかったお客様、昔一緒に働いていたエンジニア、仕事繋がりの方達だけでなく学校の同級生、昔のバイト仲間なんていう方からも連絡をいただくようになりました。
仕事とは関係のない話だったり、単に昔話に花を咲かせてるだけだったりがほとんどなのですが、私はそんな仲間達と話す時間をとても大切にしています。
仲間を増やす。仲間と語る。仲間と仕事する。
"人脈"じゃないです。"仲間"なんです。
私は不況とか格差社会とか殺伐とする時代だからこそ、そんな素朴なスタイルが大事なのではないかなと思っているのです。
あっそうそうこのコラムを書くきっかけも、実は高校の同級生絡みなのです。
いつも一緒に学校通っててバスが来るまで先生の眼を盗んで川原でタバコ吸ってた悪友となぜか数十年ぶりにこんなコラムの仕事をしてみる。
お金とか給料とか抜きになんか楽しいじゃないですか。
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