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仕事がわかる職種ライブラリー「ラブショク」
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事務・事務系スペシャリスト

広報

  • 人と接するのが好き
  • コツコツやるのが好き
  • 華やかなものが好き
  • 組織や社会に影響を与えたい

どんなお仕事?

■世の中への経営理念・営業方針・企業活動の理解をはぐくむ仕事
広報の仕事は大きく分けて、社外向け広報と社内向け広報に分かれます。社外向け広報の主な仕事は、新聞・雑誌の記事、TV番組といったパブリシティを活用して、自社の様々な活動をPRすること。取材を受ける際は、企業理念などが的確に伝わるよう準備・対応します。その他にもプレスリリース手配、事故・リコールクレームなど不測事態の謝罪活動、自社Webの更新なども、社外向け広報に含まれます。社内向けの広報業務は、社内報の作成を通じて、経営陣の営業方針・考え、社内各部署の動き・状況、パブリシティで取り上げられた記事…などを、社内全体で共有すること。そのためには、社内のあらゆるセクションと連携をとる必要があります。

仕事内容をもっと詳しくDetail

【主な仕事】広報は宣伝と異なり、お金をかけないパブリシティでさまざまな企業活動をPRします。(ちなみに宣伝とは費用をかけて、ポスター、CM、Web…の広告を作成し、世の中に送り出す仕事)
[1]社外の情報収集/広報の必須条件は情報収集力といえます。あらゆる新聞・雑誌、Web・メルマガ、TV番組をチェックし、自社の記事だけでなく、業界や関連ビジネスのあらゆる記事をピックアップして、切り抜くなどして書類化。経営者に配布したり、社内報に掲載することで社内の情報共有を深めます。
[2]プレスリリース新商品発売や新ビジネス立ち上げ、イベントの開催…など、自社の活動でニュース性のあるものは、要点を書面にまとめて報道関係各社に流します。送付方法としてはFAXが主流ですが、郵送やメールも使われます。大企業や超有名企業でない限り、待ちの姿勢でパブリシティに取り上げられることはありません。とにかく積極的にプレスリリースすることが重要です。
[3]取材の対応/自社の活動に興味を持ったマスコミから、取材依頼があれば、広報が窓口となり対応します。取材内容・意図の確認を行った上で、まずはその取材をうけるかを判断。その後、取材対象者の人選、資料等の事前準備、取材同行などを担当し、企業理念やイメージ、活動内容が正確に伝わるように配慮します。事前確認ができる記事は必ず目を通し、修正指示を出します。
[4]不慮の事態の収拾/不祥事、事故など不慮の事件が発生した場合も広報が事態収拾へ動きます。マスコミを通じて、情報をオープンにし、その後の対応などについて会社の見解を伝えます。ピンチを逆に信頼獲得のチャンスに変えられるか、一層の不信感増大となるのか、広報の力量が試されます。また顧客からのクレームに応じることもあります。
[5]社内の情報収集/広報は自社の企業活動すべてを把握していなければなりません。経営者の考え、開発技術や営業活動といった各部署の動き、その他、自社の特徴などを収集するため、各キーパーソンに随時ヒアリングします。
[6]社内への広報/社外・社内から収集した情報を社内報などを通じて、社員へ告知し、社内情報共有を図ります。社内報の形には紙のパンフレットやWeb、メールなど様々。大がかりな社内報の場合は、ライターやデザイナーに指示をだして、進めることもあります。

やりがいは?Worth

★「会社の顔」として企業イメージのコントロールの責任を負う仕事。イメージアップ・認知度アップにつながるよう努力をした結果、社外から「いい会社」といった評判が耳に入ると、本当にうれしいものです。
★企業活動において、どうしても思わぬトラブルに遭遇します。まずはトラブルが起こらないように、啓蒙活動に力をいれますが、発生したときにはスムーズに対応することで、周囲から一目おかれ、自分自身も大きな達成感を感じます。
★マスコミ関係者との対応が多い仕事ですので、華やかな世界の楽屋裏が垣間見れます。記者・編集者などに人脈をつくり、最大限に活用している広報担当者も少なくありません。
★いわば、会社全体のマネージャーのような仕事。会社をいかに世間に売り込んでいくか、といったヤリガイがあります。

必要な能力・スキルAbility & Skill

●情報収集力
●高いコミュニケーションスキル
●業界・ビジネスへの関心・知識
●ミスをしない正確さ、几帳面さ
●スケジュール管理能力
●礼儀作法、ビジネスマナー
●事務処理能力

自社を社外にアピールするには、まず自社のことを熟知していること、そして競合他社をはじめとする業界の動きなどを把握する必要があります。ですから、情報収集力は広報担当者にとって必須の能力と言えます。また、マスコミ関係者と接する機会も多く、そこで自社の意図を的確に伝えるためには高いコミュニケーションスキルやビジネスマナーが求められます。社外・社内のさまざまな人とのスケジュールを調整し、取材などをコントロールするのも広報の仕事です。情報を公開した後にミスが発覚するようでは、企業イメージを大きく傷つけることになりますので、几帳面さや正確さも欠かせません。華やかな仕事をこなしつつ、一方では地道な情報収集、マメなプレスリリース発信など地味な仕事をコツコツと、かつ迅速に処理する能力も重要です。

給与の目安は?Emolument

■年収300万~800万円
※広報の年収は、全職種平均とほぼ同じ。とても平均的な給与だといえます。

仕事で関わるヒトRelation

●社内/経営者、各部署のキーパーソン、宣伝部
●社外/マスコミ関係者(記者、編集者)、クリエイター(デザイナー、ライター、カメラマン)、顧客、株主

どうやったらなれる?To become

広報になるのに特に必要な資格はありません。ただ、営業部、開発部…など社内の部署にて2~3年携わった後、広報に配属されるケースが多いようです。
【関連する資格】
●PRプランナー資格認定制度
●ビジネス文書検定

履歴書・職歴書画像

職種別!職務経歴書の書き方/解説&ダウンロード

「広報」word

広報の職務経歴書では「具体的な方法」と「効果」を整理します。具体的な方法とは「どんな企業で、どんな商品を誰に対して、どんなメディアを使って、どのように広報活動したか」を指します。また、効果とは「売上高、製品数、前年対比(%)、売上構成比(%)」がどのように変わったかを記載することです。

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