Consultant Interview
会社と営業と求職者、3者の情報を照らし合わせ
転職判断ができるフラットな状態を提供する
派遣の厳しさに直面し、コンサルタントに志願
なぜキャリアコンサルタントになろうと思ったのですか?
以前から人に関わることを仕事にしたいと思っていました。学生時代恩師に私の強みを指摘していただいたことで自身を持てるようになり、結果的に能力を引き出してもらえた経験があります。
私もそのように人の背中を押してあげられるような存在になりたいと思いました。 大学卒業後は教育事業の会社に入り、学生の進路相談を担当していました。経験を重ねるうち、学生にとどまらず、社会人のキャリア選択を支援してみたいと思うようになり、人材ビジネス大手のアデコに転職しました。 最初は派遣部門で派遣社員のコーディネーター業務に7年弱携わっていました。しかし、長く安定して働くことを求めている方には、正社員としてのキャリアを積んでほしいと思い、また求職者とさらに深く寄り添っていきたいと考え、異動希望を出し、人材紹介部門に移りました。
ネット書き込みなど、求職者は会社情報を集めている
キャリアコンサルタントとして、日々大事にしていることはどんなことですか?
求職者の方には、納得のうえ気持ちよく転職してほしいと思っています。そして、できるだけ長くその環境で働いてほしいとも思っています。そのためには、マッチングの精度を高めなければいけません。私が意識しているのは、企業側の話だけで企業像をつくるのではなく、自分が求職者になったつもりになって第三者的な視点でその会社を見ることです。
求職者はネットでの書き込みなども含めて、その会社の情報をたくさん持っています。しかし、持っている情報が全て正しいとは限りません。求職者がもつ情報と、求人企業が提供する情報、当社が肌で感じた企業情報の三つの情報を照らし合わせながら、その人にとって確認すべきことは何か、どこを重視すべきかなどを冷静に判断する必要があります。もちろん最終的に判断するのは求職者です。求職者の判断に必要な情報をできるだけ集めたいと思います。
女性を担当されることも多いそうですが、そのときに配慮されることはありますか?
女性と一言で言っても、様々な考えの方がいらっしゃいます。仕事観も多様化しています。ただ、比較的長く働きたいと考える方が多いので、企業にそのような環境が整っているかどうかを確認します。例えば残業は多いのか、産休は取れるのか、復帰はできるのかといったことをよく聞きます。また、その会社での自分の5年後、10年後を見るために、その年代の女性の先輩がいるかも確認します。
個人をより魅力的に表現すれば、評価してもらえる会社は必ずある
これから転職しようとされている求職者にメッセージがあればお願いします。
転職活動は、自身の「過去―現在―未来」を真剣に考えることができる良い機会です。しかし、ご自身で気持ちや経歴を冷静に分析していくことは大変難しいため、客観的な立場で皆さんの強みや弱みを引き出せる、私たちキャリアコンサルタントが存在しています。じっくり話を聞きながら、皆さまの経歴や人柄などにおいて、何をポイントに話すべきか、細かい点までご提案します。これまでの経歴や自身のパーソナリティーをより魅力的に表現することで、評価してくれる会社は必ずあります。あなたにピッタリの企業選びを提案させてください。
最後に、休日の過ごし方やオフでこだわっていることがあればお教えください。
平日の業務の中で、気持ちが落ち込んだり、ネガティブになることもありますが、休日は何かしらの気分転換を図って、ポジティブな気持ちになるように心がけています。特に好きなのはスポーツ観戦です。困難な状況においても、あきらめない気持ちを持つことを肌で感じることができ、そこに学ぶことが多いと思っています。
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