Consultant Interview
角度を変えて見てみると
新たな発見とチャンスがある
「幅広い業界と職種」からの視点が武器
カウンセリングの資格をお持ちとお聞きしました。
メーカーを中心とした企業向け教育研修会社で提案営業を担当していた頃、周囲に何人か勉強している仲間がいたので触発され、資格を取得しました。大学で心理学を専攻していましたことも、興味を持った理由だと思います。その後、サービス系企業の人事職を経て、1999年からキャリアコンサルタントとして活動しています。キャリアコンサルタントになった理由は、ずっと「人」に関わる仕事を行っていたのでこの経験を生かしたいという思いがあったことと、いろいろな業職種の方と出会えることに魅力を感じたからです。年齢や業職種はさまざまですが、その人自身の声を聴くという点で変わりはありませんので、カウンセリング技術も生かせていると思います。
特に得意とされている業界はありますか?
弊社の他のコンサルタントたちと違って、特化した業界は持ってはいません。電気・機械などのメーカーを中心とした幅広い業界、幅広い職種を担当しています。逆に言うと、業界を超えた観点からさまざまな見方やアドバイスができるところを得意としています。
マイナスの情報も隠さず伝える
求職者との対話で気を付けていることはありますか?
求人票だけでは理解しにくい求人企業の情報について、できるだけわかりやすく、また実情に近い内容を、正確にお伝えするよう努めています。マイナス面もしっかりお話ししたうえで、求職者に判断していただきます。また、私の場合は同業界の転職だけでなく、異業界への転職相談も多いので、他の業界と比較した相場観のような情報は非常に喜んでいただいています。
最近の求職者の傾向について、気づかれたことはありますか?
インターネット情報を鵜呑みにする人が多くなってきたように思います。情報は簡単に入手できる時代になりましたが、そのまま信じ込むのは危険です。特にインターネット情報は悪い面ばかりが目につくことも多いようで、自ら可能性を狭めてしまう方もいらっしゃいます。インターネット情報だけでなく、コンサルタントの話、人事の話、実際に働かれている人の話、同業界の企業の話など、角度の違う社内外の意見や声を通して判断することが、納得感のある転職につながると思います。そのために私も、複数の視点から情報の提供をするように心がけています。
転職は苦しいが、それが成長機会になる
求職者に事前に理解しておいてほしいことはありますか?
精神論になってしまいますが、ポジティブに転職活動に望んでほしいと思っています。 転職活動には、挫折はつきものです。選考がうまく進まないことが増えてくると自分が否定されている気持ちになり、徐々に自信をなくしてしまいます。自信がない姿は企業にも伝わってしまい、あまりいい印象は与えないので悪循環に陥ります。うまくいっていない現状も貴重な経験と捉え、「企業の対応が分かって面白い」「この企業はこういう考え方をもっているのか」などと前向きに受け止めると、いい結果につながります。今まで一度も挫折を経験していない方はいません。その挫折からどのように立ち直るかで違いが出てくると思います。
面談の中で、求職者に意外な発見をすることがあるそうですね。
求職者からお話をうかがっていると、ご自身がお話しになる強み以外に、別の強みを感じることがあります。調整ごとがうまそうなど、特にコミュニケーションスキルの面で、ご自身が気づかれていないような能力を感じることがあります。その多くはご自身では気づいていないケースです。今まで気づかなかった自分を発見することは、自分の可能性を広げるいいきっかけになります。そういった意味でも、紹介会社を有効活用することで、転職活動もよりよいものになると思います。
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