コンサルタントインタビュー 瀧嶋 誠司(株式会社オズペック 本社)

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株式会社オズペック 本社

タキシマ セイジ

瀧嶋 誠司(No.7231)

  • 61歳
  • 男性
  • コンサルタント歴9年
  • 東京大学・農学部・農業工学科卒、サンダーバード国際経営大学院・MBA(米国アリゾナ州)
  • 宮城県仙台市出身

    得意な相談

  • ベンチャー企業
  • 大手・上場企業
  • キャリアチェンジ
  • シニア層

Consultant Interview

世の中が求めるキャリアづくりのためにも
早めの相談に大きなメリットがあります

個人への依存度が高まり続ける建設業界

なぜキャリアコンサルタントを始めようと思ったのですか?

私は大手ゼネコンや設計事務所など、長年、建設業界で勤務してきました。その中で自らスカウトされた経験もありますが、現場も知る人間として感じたことは、建設業界における人材の重要性でした。ノウハウや経験が個人に帰結していると思いました。そこで自ら人材ビジネス会社を起業したのです。

当社が対象としている業界は、主に建設・プラントエンジニアリング・不動産。職種は技術系全般および経営層です。もちろん、営業や事務職、管理職にも対応しています。

私自身も3度の転職を経験し、それぞれ別のキャリアコンサルタントにお世話になっています。この仕事を経験して感じることは、キャリアコンサルタントの質が転職を決めるということです。その点では、自らが経験している以上のサービスを提供することは大変難しい仕事だとも思います。私も過去の転職経験を活かしながら、できる限り柔軟な姿勢で求職者に接したいと思っています。

最近の建設業界の動向についてお教えください。

ここ10年で建設業界での人の流動化は一気に進みました。企業における離職率も急伸しています。

仕事の現場では、個人に対する依存度が非常に高くなっていると感じます。企業が人材を引き留める労力は、昔の倍はかかっているのではないでしょうか。採用側からすれば、人頼みの状況ですから人材に対する採用の基準は下がっていません。人事からすれば悩み多き状況にあります。

特に需要の高い現場代理人は、非常に難易度も高い仕事です。例えるなら、中小企業の社長のような仕事です。預かる金額は数億から数百億という大金になることもあります。そこで利益を出せと言う仕事ですから、求められるものが大きく、ストレスの負担も大きいのです。

施工管理という仕事におけるマネジメントは、形が見えやすい工場のようなものと違い、固定化されていないので毎回すべてをつくる大変さがあります。スキルが個人に帰着しているので、個人が柔軟に対応しています。それを気概としてやっていける人でないとやれない。マネジメントそのものが仕事といえます。

また裁量権も大きいため、トップに立つ責任者のやり方次第で、勤務形態も利益も仕事のスムーズさもまったく違ってきます。最近は仕事の難易度が上がっているために、より個人に依存する状況が生まれています。

「こんなはずではなかった」という状況をつくらない

転職支援で印象に残っている話がありましたら、お聞かせください。

優秀な技術者をさまざまな形でお世話してきました。

某大手設計事務所の方をスーパーゼネコンに紹介したことを機に、その事務所の同僚7名を紹介され、全員の転職を支援したことがありました。

他では、某建築不動産系コンサルティング会社では、部長職で紹介した方が執行役員となり、結果部下の方々を全員私が紹介したことがあります。またこの会社がリーマンショックでリストラを行った際には、対象者の方のほとんどを再就職支援として他社に紹介しました。

キャリアコンサルタントとしてのポリシーがあればお聞かせください。

私が大事にしていることは「For Clients, For Partners, For Candidates」。

求職者、求人企業の両方がハッピーになることです。そのために、この仕事で必要となる力は、人間力、ネットワーク力、マッチング力だと思っています。

そして、紹介時にもっとも注意していることは、採用が決まり入社されたときに「こんなはずではなかった」という状況をつくらないことです。だから、悪いことも隠さずにすべて伝えています。仕事のやり方も会社によって違う部分があるので、その点は意識してヒアリングしています。

どんな人においても、キャリア育成は早いほどいい

これから転職しようとされている求職者にメッセージがあればお願いします。

世の中でどのようなキャリアが求められているのかを、早めに知ることが重要です。そのためにも、できるだけ早く相談に来てほしいと思います。今はより高度な人材が求められる時代ですから、今の自分に何が足りないのか、どのような経験を積めば次のステージに行けるのかを早めに知れれば、対策が打てます。すぐに転職しないとしても、キャリア設計を早めに考えておいて損はありません。

狭い人間関係の中で悩むよりは、まずは相談してほしいと思います。話すだけで気持ちが晴れることもあります。 また、キャリアコンサルタントとつながっておくと、自社で人を採用したいと思ったときに重宝します。求職者から求人を依頼する側になるケースは意外と多いのです。この業界では、よい人材を調達できる人は上のポジションに行けます。人材のネットワークを持っておいて損はありません。

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