コンサルタントインタビュー 中島 邦隆(株式会社マイスター60 本社)

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株式会社マイスター60 本社

ナカジマ クニタカ

中島 邦隆(No.10040)

  • 男性
  • コンサルタント歴11年
  • 明治大学 商学部
  • 静岡県出身

    得意な相談

  • ベンチャー企業
  • 大手・上場企業
  • シニア層

Consultant Interview

採用される人にあるのは、仕事への「意欲」と「覚悟」
そんな気持ちがあれば、たとえ未経験でも歓迎される

何事も本気でアドバイスし、よくない点も指摘

なぜキャリアコンサルタントになろうと思ったのですか?

以前はメーカーで総務人事を担当していました。当時の採用業務では、新卒の定期採用と中途採用に加え、海外の大学にアプローチしてエンジニア人材も直接採用。マイスター60に入社したのは、これまでの経験を生かすことができると思ったからです。現在担当しているのは、ビル設備管理が8割、他では建物の施工管理などの職種で、案件にマッチする人材をさまざまなルートで探しています。Web系の媒体はもちろん、人材銀行まで、ときには新聞折込みを利用します。

キャリアコンサルタントとしてのポリシーがあればお聞かせください。

ビル設備管理の案件では、シニアの方のお世話をすることも多いのですが、そのときにはできるだけ本音で話すようにしています。私も同じシニアですから、相手と同じ土俵に立って話を聞いています。

そして何事も本気でアドバイスし、ときには良くないところを指摘します。中には欠点を指摘されて気分を悪くされる方もいますが、私としては皆さんにぜひ就職してほしいと思っているわけですから、そこは熱意をもって話すようにしています。特に気をつけているのは、慇懃無礼な言葉遣いをしないこと。何事も正直に話して、相手と通じるところを見つけたいと思っています。

派遣から社員になれた理由は「理解」と「協調」

転職支援で印象に残っているお話がございましたらお聞かせください。

私がこれまでにご紹介した中で印象に残っているのは、以前、営業職をされていた60歳の方です。定年退社後、長く働ける仕事を求めて、手に職を付けようと職業訓練校のビル設備科に入学されました。その後、無事に2種電気工事士と2級ボイラー技士の資格を取得して、当社に転職相談に来られました。しかし、資格はあってもこの業界の仕事はまったくの未経験です。就職はできるかと正直心配していましたが、なんとか無事にビル設備管理会社に派遣社員として入社されました。

そして勤務から1年後に、会社の担当者から連絡がありました。もしかしたら契約終了か、と心配していたら、まったく逆の話でした。先方は「この方を正式に社員として迎えたい」とのことでした。詳しく話を聞くと、その方を社員にしたいと見込まれたのには二つの理由がありました。一つ目は、職務内容への理解が非常に早く、何事もすぐに仕事ができたこと。二つ目は会社や職場での協調性があり、コミュニケーション力が高かったことです。やはり前職の営業時代の経験が生きていたようでした。

入社された後には、管理職として外注管理や人員管理に当たられるという話でした。この方は仕事の経験がないのに、認められて社員となった比較的珍しい例ですが、前向きな姿勢と仕事に対するセンスがあれば、このような成功例は生まれると思います。私も相談にいらっしゃる転職希望者に、よくこの方の話をして、あなたもぜひ頑張ってほしいと激励しています。

少しでも迷いがあると、転職は決まらない

これから転職しようとされている求職者にメッセージがあればお願いします。

転職とはその人の決意を見る場でもありますから、当人に迷いがあると、面接に行ったとしてもなかなかうまくいきません。少しでも後ろ向きな気持ちがあると、先方に伝わって採用には至りません。特にビル設備管理の仕事は、地道な仕事ですから、一度引き受けたら、最後までやり遂げるという覚悟が必要です。この仕事を任される人は、それに応えられる仕事への意欲と覚悟があると、先方が判断した人だということです。

また、私の経験上、あまりに質問が多すぎる人も結果としてはうまくいっていません。なぜかこういう人は、最後に引いてしまうところがある。やはり、どこかで覚悟するタイミングを持たないと、転職はうまくいかないと思っておくべきですね。

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