Consultant Interview
自分のやりたいことが見つかれば
全面的なサポートを惜しみません
食品メーカーでのキャリアを生かす
ご経歴を教えていただけますか?
大手食品メーカーで38年間、菓子・食品の営業とマーケティングを経験しました。その後、自分自身の視野を広げるためにも新しい世界を知りたいと考え、さまざまな業種・職種の方と関わることができる人材紹介の世界へ足を踏み入れました。コンサルタントとして13年目です。食品業界については、市販商品も業務用商品も、また川上から川下までの事情にも詳しいと自負しています。職種もオールラウンドで分かっています
。食品メーカーへのご紹介で印象深い事例はありますか?
某大手食品メーカーに紹介した方が、入社後にめざましい活躍をしてくれました。すばらしいスキルをお持ちの方でしたが、それ以上にご本人の志向と会社の志向がマッチしたため、力を発揮しやすかったのだと思います。求職者の方からはもちろんですが、採用企業からも「いい人を紹介してくれた」と感謝の言葉をいただきました。この評判がその企業グループの中で広がって、次の新しい情報、求人へとつながっていったように思います。求職者、採用企業をよく知ることがよいご紹介につながり、結果的に双方から感謝していただけるという理想的な結果になったと思います。
相対的に弱い立場になる求職者の味方
コンサルタントとして大切にしていることはありますか?
採用企業のニーズ把握を前提としながら、相対的に弱くなりがちな求職者の立場で業務を遂行することです。もし、採用企業のニーズを見事に満たす方がいらっしゃったとしても、その方の希望に合わないということであれば、推薦すべきではないと思います。逆に採用企業と話し合い、希望に合わない部分を修正していただくこともあります。もちろんわがままになりすぎることはよくないと思いますが、私の前では正直にお話しくださるよう、私自身も心掛けています。
淡々と面談をするだけではお互いの本音も見えてきません。ですから私の場合は求職者に入り込みすぎないように注意しながら楽しい話も交え、時には厳しい本音の話もするようにしています。
そこには昔の営業ご経験が生かされているのでしょうか?
コミュニケーションという点では営業経験が生きていると思います。面談では心と心を通わせることが重要です。先ほど申し上げた通り、本音をお話しいただくことが、いい転職活動を行う上で必要だと思うからです。また、本人が本当にやりたい仕事が見つかったのであれば、歯を食いしばってでも頑張ってほしいと思います。求職者が入社後に心が折れそうになったときは強く励ますこともあります。実力より少し上ぐらいの仕事であっても、求職者の能力は気持ちで伸ばせます。
はじめに自分の希望を明確化する
求職者に求めたいことは何でしょうか?
可能な限り自分の希望を明確化しておくことです。特に自分の考えをアウトプットする機会を増やすことをお勧めしています。一人で分からなければ、コンサルタントでも身近にいる友人でもいいので、話してみてその方の意見を聞いてください。それらを通じて、自分がやりたいことをできるだけ明らかにしておくといいと思います。
やりたいことを明確にされると、紹介もしやすくなるということですか?
もちろんです。企業が求める経歴やキャリアに満たない場合でも、自分の志向や方向性をいきいきと働き、活躍することです。現時点で求職者のキャリアが不足している点があっても、企業が入社後活躍するイメージを持てばその求職者を採用することがあります。自分のやりたいことが明確にできていない方ほど、できることだけで求人を探しがちです。それでは可能性を自ら狭めてしまいます。求職者の方のやりたいことが明確であれば、コンサルタントも紹介しやすくなると思います。
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