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一人で悩んでもモヤモヤ…わからないならキャリアルート発見カウンセリング
「今の自分の価値ってどこにあるんだろう?」
経理の仕事は幅広い知識が要求される分、
その広さゆえに自分の現在地を見失ってしまう人は多い。
そんなキャリアルートに悩む転職希望者が
カウンセリングにチャレンジした
体験カウンセリングイラスト

カウンセリング1:経理を基礎から学びたい編
カウンセリング2:転職すべきか、留まるべきか編

カウンセリングをしてくれたのは
土田拓己氏
ビジネス・リーフ
代表取締役
土田拓己氏

大手会計事務所で財務コンサルタントや社内の研修講師等を経験し、2001年に独立。主に経理・会計職への人材紹介を得意としている
* このバンクの詳細情報
相談したのは
長谷川麻里さん
(仮名・25歳)


大学卒業後、2001年輸入食品会社へ入社。経理歴3年。2004年3月に退職後、日商簿記2級取得のためスクールに通う。現在転職活動まっ最中
長谷川 麻里さん
* 長谷川さんのキャリアシートはこちら

■長谷川さんのこれまでのキャリア

1 入社後、すぐ経理課に配属。数字を扱う業務に興味を抱く
2 女性は一般事務しか任せてもらえないことに不満を感じる
3 会社の業績不振と仕事を任せてもらえない不満から退職
4 経理スキルを身に付けるため、簿記のスクールに通う
5 スクール修了後、転職活動を開始

経験も浅いし……派遣からスタートすべき?
でも経理がちゃんと学べる正社員になりたい

長谷川 仕事に就いてみたら、自分が意外と「数字を扱う仕事」や「正確さを求められる仕事」に向いていると発見しました。そこで経理に興味を持ったのですが、職場では経理を教えてもらえる状況ではなかったんです。というのは、企業の体質が古いせいか女性には仕事を任せてもらえず、伝票整理や数字入力などの雑用ばかりでした。「石の上にも3年」といわれるように、初めての会社だったのでなんとか3年間は我慢しましたが、これ以上のスキルアップは無理だと考え、退職しました。

土田 では今、経理を初めからしっかりと教えてもらえるような転職先を探しているのですね?

長谷川 そうです。でも、私は経理の経験が浅いので、正社員では無理なんじゃないかと不安に思っています。まずは派遣で探したほうが無難でしょうか?

土田 正社員として採用されることを前提とした紹介予定派遣であれば問題ありませんが、短期契約を繰り返す派遣社員に進むのなら、注意が必要です。もちろん派遣社員でも経理を学んでいくことはできます。しかし、正社員に比べるとアシスタント傾向は強いですし、長谷川さんの25歳という年齢を考えると、正社員としてきっちりと経理業務を学んでおかなければならない時期だと思いますよ。

長谷川 では経験が浅くても、正社員として転職できるということですか?

土田 そうです。ただし経験が浅い分、積極的に自己啓発をする必要があります。そして転職活動では「転職先ではこんなことを学びたいから、私はこんなことを勉強しています」とやる気や前向きな姿勢をしっかり伝えること。積極的にアピールすれば大丈夫です。

長谷川 経理のための勉強ですか。私は今、日商簿記2級のスクールを修了したところですので、次は簿記1級の勉強をするとか?

土田 それもいいですね。ですが、経理といっても簿記だけではありません。例えば、有価証券報告書の作成には、商法の知識が必要ですし、財務職では税務の知識がある人材が求められています。

前職では輸入業務を行なっていましたよね。輸入や貿易業界では、英文会計やBATIC®(国際会計検定)を持っていることが“売り”になりますよ。

そして規模の小さな企業では経理と総務が兼任になっている場合もあるでしょう。そんな場合は、経理担当者であっても、総務業務で必要となる社会保険や給与計算、労務などの知識がものすごく強みになります。

長谷川 それではたくさん勉強することがありそうですね。

土田 たくさんあるなかから、まずは自分の志向に合ったものから学んでいけばいいんです。「経理としてどうなりたいか」という目標を設定して、そのために必要なものに取り組んでみてはどうでしょうか。

そして今しっかりと自己啓発しておけば、転職をする際だけでなく転職先でも生かすことができますからね。もちろん完全に習得するまでは難しいですから、目標に向けて前向きに自己啓発に取り組む姿勢をアピールしていくんです。

長谷川さんは正社員になりたいと思っているのだから、簡単にあきらめてはいけません。期間を決めて「絶対に正社員として転職するぞ!」という意気込みで臨んでみてください。


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してみました

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体験カウンセリングフォト
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ポイント1
●年齢を考えると、正社員としての経験が必要
●経験の浅さは、自己啓発への前向きな姿勢でカバーできる


え? 経理以外の仕事が経理に生きる!?


長谷川 転職の希望としては経理を基礎からきちんと学べることが最優先なのですが、経理をする上で、その企業が扱う商品やビジネスに興味を持って働きたいと考えています。私はWebに興味を持っているので、業界はWeb関連に絞ったほうがいいのでしょうか?

土田 ビジネスに興味を持ちたいという視点は、管理部門で働く上で大切です。経理・総務など管理部門の仕事は、どの企業にいても業務内容はさほど変わらないんですね。ですから企業の経営理念やビジネス、商品などに興味や関心を持てるかということに、仕事のやりがいは大きく左右されるんです。

業界を絞るべきかという質問ですが、幅広く転職活動を行うと面接の準備だけでも大変です。そして転職の目的がぼやけてしまい「こんなはずではなかった」という結果になってしまう可能性もあります。

実際に面接に行き、企業の生の情報を見聞きすることはとても大切ですが、それでも事前に希望する条件を書き出して、優先順位を付けて「ここだけは譲れない」というポイントを絞っておくことをお勧めします。

「どんなことを目標に、どんな仕事がしたいのか」をじっくりと考え、それを実現できるかどうかを判断の軸に置いて、志望先企業を絞ってみてはどうでしょうか。

ところでWeb関連企業に興味を持った理由は何ですか?

長谷川 前職では経理課に所属していましたが、実はショッピングサイトの運営も兼任していたんです。もちろん経理業務がメインで、ショッピングサイトの運営は定時終了後に行う程度だったのですが、“Webで商品をアピールする”というビジネスは面白いなと強い興味を持ったんです。

土田 Webサイトの運営は具体的にどんなことをされていたんですか?


長谷川 販売自体は委託していたのですが、例えば、ジャムが売りたいと思えばジャムの営業担当者に話を聞きに行くなどして価格や商品情報を調べWebに掲載したりと、運営からメンテナンスまで、ほぼ一人でやっていました。

というのも、これは私が提案した業務だったんです。前職ではその会社のWebサイトさえもなかったのですが、「作るべきでは」という私の申し出から実現したものです。

土田 それは素晴らしい経歴ですね。そのWebサイトは今でも稼動しているんでしょう? 退職されたけれど、企業に貴重な財産を残してきたわけですね。

長谷川 そこまで評価していただけるとうれしいです! 経理課全員が協力してくれて、ついには社長賞も頂いたんです。

土田 とても良い経験をされましたね。そのことは面接ではぜひアピールすべきポイントですよ。

経理職の方は、決まったことをきっちりやる人が多い。それは経理の仕事をする上で一番大切なことなんですが、実はそれだけでは駄目なんです。企業が経理に求めているのは、現状を改善するための提案力や、部門間の交渉力なんです。

ところで予算会議には出席したことがありますか?

長谷川 何度か出席したことがあります。経理部の上司が、営業担当者と白熱した討論をしている様子を後ろで見ていました。

土田 予算会議などでは、提案力や交渉力が求められます。長谷川さんの「提案力」や「実行力」は、そこでも“強み”になると思います。今後はそちらを目指して経理のキャリアを積まれるのもいいかもしれませんね。参考までに、予算作成では管理会計の知識が必要になります。ゆくゆくは勉強してみてはいかがでしょうか。


体験カウンセリングフォト
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ポイント2
「転職先では何を目標にどんな仕事がしたいのか」をしっかりと固める
経理に求められているのは正確性だけではなく、現状を改善するための提案力や交渉力も重要

大きな企業なら仕事を任せてくれる?

土田 キャリアシートの転職希望条件には「株式上場企業」と書いていますね。これはなぜですか?

長谷川 前職で女性に仕事を任せてもらえなかったのは、企業の体質のせいもあると思っていました。株式上場にこだわるわけではないのですが、大きな企業であれば、男女の分け隔てなく仕事ができると思ったんです。

土田 なるほど、そうでしたか。でも長谷川さんの場合は「経理業務を基礎からしっかりと身に付けたい」ということでしたよね。それであれば、大企業に絞らない方がいいかもしれません。

大企業は、経理部だけでたくさんの人がいます。ですから、いわゆる「縦割り」と呼ばれる細分化された業務であるケースが多いんです。科目ごとの担当制であったりすると、「仮払金だけを担当して10年」という人もいるくらいですから。

経理業務の初めから終わりまでを一人でこなせるようになりたいのなら、経理課が5人前後の中規模企業に入社し、きちんと教えてもらえ、かつ自分で実践できる環境を選んだ方がいいのではないでしょうか。

長谷川 なるほど、そうだったんですか。それならば私は中規模の企業で、しっかりと基礎から学べる環境を希望したいと思います。

今までモヤモヤとしていた自分の進むべき道が、今日のカウンセリングで明確になってきました。ありがとうございました!


体験カウンセリングフォト
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ポイント3
大企業は業務が細分化されている場合がある
自分の志向と照らし合わせて企業規模を選ぼう

土田拓己氏
土田さんが提案する
“今後の価値発見ポイント”
経験が浅いことを不安に思う必要はありません。「経理のプロになりたい」とのやる気をしっかりアピールすれば大丈夫です。基礎から業務経験をしっかりと積んでいける中規模の企業で、正社員としてのポジションにチャレンジしてください。キャリアの方向性は今後習得していく知識によってどんどん変わっていくと思います。自己啓発を怠らずに目指す道を見つけてください。長谷川さんには前職で実践した「提案力」という武器がありますから、自信を持ってくださいね。今後の活躍を祈っています。

長谷川 麻里さん
カウンセリングを
受けてみて……
経験が浅いので派遣でも仕方ないかなと思っていました。25歳の私が今目指すべきは、正社員として転職することだったんですね。カウンセリングで正社員としての転職は可能だといわれたので、とても心強くなりました。また、経理の傍らでやっていたWebサイトの運営が「提案力」として評価していただけて、すごく自信が付きました! これからは妥協をせずに、転職活動を頑張ってみようと思います。


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GO TOP↑ イラスト/もりいくすお
取材・文/小林佳代子(編集部)

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