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メイクアップアーティスト(ヘアメイクアップアーティスト)

  • 人と接するのが好き
  • 専門家になりたい
  • 華やかなものが好き

どんなお仕事?

■女優やモデルをはじめとする芸能人や新婦などにメイクアップやヘアスタイリングを施すお仕事
メイクアップアーティストは雑誌やテレビなどのメディアを始め、ファッションショーに登場する女優やモデルから、結婚式当日の新婦・成人式を迎える新成人などにヘアメイクを行う人を指します。
主に化粧品メーカーや美容サロンを始め、ブライダルサロン・ヘアメイク専門のプロダクションなどに所属して活動しますが、経験を積んで知識やスキルを身につければ、フリーでも活躍する事も可能です。メイクアップアーティストは、メイクに特化した職業であるものの、勤務先によってはメイクアップだけでなくヘアスタイリングの知識と技術も求められるため、美容師免許を持っている方が多いのも特徴です

仕事内容をもっと詳しくDetail

メイクアップアーティストの仕事は、雑誌、広告、CM、映画、ファッションショーなどに出るモデルや俳優にメイクをする事です。ヘアメイクだけでなくファッションなどの流行をリサーチする事を含め、幅広い技術や知識を日々ブラッシュアップする必要もあります。

【主な仕事の流れ】

[1]ヘアメイク専門のプロダクション
雑誌や広告・テレビ・映画業界における現場でのヘアメイクを担当する事がほとんどです。ドラマや映画の現場では、老人役のためのシワや本物のような傷を作る特殊メイクも、これらに特化したプロダクションのメイクアップアーティストが担当します。作品のコンセプトに合わせてどんな仕上がりにするか、事前の打合せが重要になってきます。また撮影中も現場にスタンバイし、出演者のメイクが汗などで崩れたらすぐ対応し、仕上げた状態を保たなければなりません。

[2]ブライダルサロン
結婚式や披露宴での新婦や新郎のメイクアップを担当します。メイクだけでなく、ヘアセットや衣装とのコーディネートを考えながら事前に入念な打ち合わせを行い、新婦がより美しく見えるようにメイクを施します。このようにブライダルに特化した専門職を、ブライダルメイクアップアーティストと呼びます。また、美容師免許がある場合、ドレスや和装の着付けなどに加え、新郎・新婦の身支度全般をサポートする事もあります。

[3]美容サロン
街の美容室で主に一般のお客さま相手にヘアメイクを行うため、普段は美容師としても活躍している方が多いのが特徴です。成人式や結婚式に参列する方のヘアメイクや着物の着付けから、バーやクラブなどに勤めるキャストのヘアメイクも担当します。

[4]化粧品メーカー
百貨店などの化粧品売り場でお客さまやイベントなどでモデルなどにメイクアップを施しながら、自社製品の販売やプロモーションを担う「ビューティアドバイザー(BA)」が代表的です。また知識や経験を活かして新製品の開発に携わる方もいます。BAの場合、企業の一社員であるため、メイクツールは自社製品しか使えないなど制約があります。

[5]医療メイク
病気やケガなどによるアザや傷跡のケアを専門に行うメディカルメイクアップアーティストという職業もあります。体の傷や肌の色、タトゥーをメイクによって隠す技術で、医療関係施設を中心に活躍しています。また、高齢者施設などに訪問し、メイクをする楽しさを教える事で新たな生きがいを繋げるお手伝いも担います。この医療メイクはこれらの人々の心も支える分野として、近年特にスポットが当たっています。

[6]フリーランス
企業やプロダクションなどで経験を積んだ後にフリーランスとして独立し、メディアや国内外のファッションショーなどに出演する女優やタレント、モデルのヘアメイクを行います。有名人の専属となる事で知名度が上がり、オリジナルコスメの開発・メイクアップブックの出版を始め、テレビ番組の出演など自身もタレントの様に活躍する方もいます。

やりがいは?Worth

★自分の技術や知識を活かして美しさを創り上げられる
ニーズや要望にきちんと沿ったヘアメイクが出来た時の満足度が高い
★お客さまが美しく変身する姿を間近で見られる
★美しくなる事でお客さまが喜び、感謝の言葉を貰える
★お客さま自身も気付いていなかった新たな魅力を惹きだせる
★ドラマや映画、CMにショーなど制作側として関われ、達成感が大きい
★映画等の制作に携わると、エンドロールに自身の名前が載るなど知名度が上がる
★ヘアメイクをした芸能人などの人気が増し、評判になる

必要な能力・スキルAbility & Skill

●メイクアップ法や商品、モードまでトレンドに敏感であること
●プロとしての高い技術を駆使しながら、個性やカラーを出せること
●クライアントのコンセプトニーズ、要望をくみ取りながら魅力的に仕上げること
●さまざまなクライアントとの関係が構築できるコミュニケーションスキル
●クリエイターとして高い意識を持つこと
●専門分野以外の知識も習得する向上心
●相手を美しくするという目標に向け、日々地道に努力できること
●立ち仕事に耐えうる体力

ヘアメイクの高い技術や豊富な知識がある事はもちろん、求められるニーズや希望に応じながら、その人が持つ美しさを引き出さなければなりません。
クライアント一人ひとりとの丁寧な対話を通して、肌や髪の毛だけでなく気持ちのコンディションも含めて確認しながら仕上げる事は、メイクアップアーティストには欠かせないスキルの一つです。
また相手の要望に応えながらも、メイクアップアーティスト自身が持つ個性やカラーを発揮できるのは、この仕事の醍醐味といってよいでしょう。

給与の目安は?Emolument

■年収 150万円~500万円前後
※活躍の形態がフリーランスから化粧品会社やブライダルサロンなどの企業の社員、ヘアメイク専門のプロダクション所属などさまざまなため、給与水準に差があるのが特徴です。
企業やプロダクションでの勤務なら150万~500万円程度になります。フリーランスの場合は仕事が無ければ収入は0円になってしまうため、安定したニーズのあるブライダルサロンなどで業務委託として活躍する方もいます。
ただし芸能人の顧客を多くもち、TV番組や雑誌などで活躍するメイクアップアーティストになれば年収数千万円に達する方も珍しくありません。またオリジナルコスメやメイクアップの本などをリリースし、ヒットすれば、億を超える場合もあります。

仕事で関わるヒトRelation

●女優/俳優/モデル/歌手/タレント/文化人など
●新郎/新婦/参列者
●成人式に出席する新成人
●化粧品メーカーの関係者
●医療・福祉関連事業の関係者
など、「美しくなりたい」という想いのある多くの方々との接点があることもメイクアップアーティストの特徴のひとつです。

どうやったらなれる?To become

メイクアップアーティストを目指す上で特に必要な資格はありません。ただし、メイクアップアーティストは、メイクとともにヘアスタイリングを求められることも多く、お客さまの髪にハサミを入れる場合には美容師免許が必須となります。そのため、メイクアップアーティストで美容師免許を所持し、サロンで美容師と兼任で活躍している方もいます。
化粧品メーカーやプロダクションを目指すなら、組織によって募集条件は異なってくるため、求められる学歴や資格などは事前によくリサーチしておくとよいでしょう。

取得しておくと有利な資格は国家資格である美容師免許の他に、JMA日本メイクアップ技術検定試験など民間団体でのメイクアップに関する検定試験が複数あります。

これら資格の取得を目指して学習する事は、知識や技術の向上にもつながるためおすすめです。また、上級の検定試験に合格すれば、メイクについての幅広い知識と確かな技術を身につけていることを証明できるため、就職活動時にアピールしやすくなります。 民間の検定試験のうち代表的なものであるJMAメイクアップアーティスト技術検定試験は、スキンケアやベースメイクの基本的な知識や技術、メイクを施す人の要望を受け入れ希望に沿ったイメージメイクを行うものまで幅広く扱われます。
また、接客マナーや商品の説明についても試験に含まれます。その合格率は3級が70~80%、2級は40~50%、1級だと20~30%程度と、難易度は高くなっていきます。
3級はベースメイクなどのメイクについての基本的な技術を審査しますが、2級や1級レベルになると、制限時間内にフルメイクができる能力はもちろん、カウンセリング能力も求められます。
どんな状況でも迅速かつ、丁寧にメイクを施す能力が必須ですが、プロを目指すならしっかり勉強して上級の資格を取得しておけば、即戦力として活躍できるためおすすめです。

【関連する資格】
・JMA日本メイクアップ技術検定(1級/2級/3級)
・IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
・MSOJ認定メイクアップ検定
・美容師免許
・色彩検定試験
・サービス接遇検定

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