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調理師

  • 何かを作るのが好き
  • コツコツやるのが好き
  • アイデアを考えるのが好き
  • 人の役に立ちたい

どんなお仕事?

調理師法に基づく名称独占の国家資格を持ち、飲食店などで調理業務を行うお仕事です
調理師は都道府県知事の免許を受けて、調理業務を行う方を指します。ただし料理を作るだけでなく、新しいメニューの考案や衛生管理など、調理に関するさまざまな業務も担うのが特徴です。

仕事内容をもっと詳しくDetail

活躍の場は大手チェーン系から個人経営のレストランやカフェ、料亭などの飲食店、ホテルや旅館といった宿泊施設まで多種多様です。他にも企業の社員食堂、病院や福祉施設など多岐に渡ります。
また飲食業界は和洋中を始め、フレンチやイタリアン、そして世界各国料理までジャンルも多彩です。自分の好みや興味・将来のビジョンなどを明確に持った上で必要な資格を取得したり、知識や技術を高めたりするのがよいでしょう。

【主な仕事の流れ】
[1]メニューの考案
外食チェーン店などは本部が開発したメニューに沿って調理を行うケースがほとんどです。個人の飲食店の場合は自身のこだわりが反映され、かつ、お店の名物となるようなメニューの提供が必要不可欠になります。

[2]食材の仕入れ
朝早くから魚・肉・青果市場へ出かけ、その日に必要な食材を仕入れます。また貴重な食材や調味料、料理に合うお酒など、全国の生産者や蔵元・ワイナリーを訪れる事も珍しくありません。

[3]仕込み
朝仕入れた野菜や魚・肉等の食材を開店までに切ったり、下茹でしたり、またお米を炊くなど下準備をしておきます。

[4]調理
自身が積み上げ、磨き上げてきた技術やセンスを発揮し、美味しい料理でお客様を笑顔にする。これこそ調理師という仕事の本領かつ醍醐味といえます。

[5]接客
鮨店やカウンターのある小料理店などは、店主がお客様の前で調理をしつつ料理を提供する事も多いため、お客様とのやりとりも重要な仕事といえます。

[6]洗い物・清掃・調理器具のメンテナンスなど
ホールや洗い場スタッフが居ないお店では、調理師がこれらも担います。食器だけでなくオーブンやコンロのチェックや包丁を研ぐなど、調理器具の手入れも欠かせません。

やりがいは?Worth

★自分の作った料理で、お客様に喜ばれ、幸せな気持ちになってもらえる
★修行を重ね日々腕を奮ううちに、調理技術が磨かれ新しいアイデアにも繋がる
★自分のこだわりやセンスが料理に反映できる
★料理の評判が良く、ファンとも言える固定客が増えれば、独立して自分のお店が持ちやすい

必要な能力・スキルAbility & Skill

·味覚の正確さ
·食や調理に対しての探求心
·手先の器用さ
·色彩感覚やバランスに優れている事
·基礎を踏まえつつ臨機応変に対応する器用さ
·忍耐力
·体力

調理師という仕事は自分が作った料理をお客様に提供するという大前提があるため、まず味覚の正確さが必要不可欠な資質といえます。常に安定した味の料理を作れる事は料理のプロとして第一条件です。
また、いつもクオリティの高い食材が手に入るとは限らないため、限られた条件の中でも工夫をこらして料理を提供しなければなりません。
そして料理人として一人前になるには時に長く辛い修業を体験しなければならず、料理を作るポジションにたどり着くまでに辞めてしまうケースがあるのも事実です。
調理師に臨機応変さや忍耐力・体力が求められるのは、これら飲食業界の特性による点が大きいといえるでしょう。

給与の目安は?Emolument

年収300万円~400万円前後
個人経営のお店から高級ホテル、チェーン展開されている飲食店など勤務先や経験年数により、給与水準に幅があるものの、概ねこのあたりが平均的です。ただし見習い期間などは給与が低いため、年収300万円に到達できるまでには数年を要します。
また独立して自分のお店を持つのも調理師に多い傾向といえます。ガイドブックなどで星がついたり、予約困難店と呼ばれる人気店になったりした場合は年収が1000万円を超える事も珍しくありません。

仕事で関わるヒトRelation

·顧客
·店舗スタッフ/ホール・店長・オーナー・弟子など
·仕入れ先/魚・肉・青果市場、各種個人商店、酒屋など

どうやったらなれる?To become

飲食店などで料理を作る事自体は、資格や免許が無くても出来ます。ただし「調理師」と名乗って働くには、公益社団法人調理技術技能センターが実施する調理に関する学科や実技試験に合格しなければなりません。この調理師免許を取得するには2つの方法があります。
1つは、2年以上の調理実務経験を経て調理師試験に合格し、都道府県知事に免許申請して取得する方法です。
もう1つは、厚生労働大臣指定の調理師養成施設を卒業後、都道府県知事に免許申請して取得する方法で、実務経験は不要かつ、調理師試験も免除されます。
受験資格に関しては調理師養成施設を卒業していない場合、学歴と職歴でそれぞれ規定があります。中卒以上、実務経験は営業許可を受けた「飲食店」「魚介販売業」「惣菜業」「給食施設」での調理実務経験が必須です。
試験自体の合格率はおよそ60%程度と、比較的難易度は低いといえます。また将来独立して自分の店を持ちたい方は調理師の資格があれば、食品営業許可を得るための条件である「食品衛生責任者」になる事が可能なため、ぜひ取得しておきましょう。

【関連する資格】
·調理師免許
·専門調理師/調理技能士
·ふぐ調理師
·栄養士
·管理栄養士
·食品衛生監視員
·食品衛生管理者
·食品衛生責任者
·レストランサービス技能士
·食品衛生指導員
·食品技術管理専門士
·食育インストラクター
·製菓衛生士

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