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保健師

  • 人と接するのが好き
  • 専門家になりたい
  • 人の役に立ちたい

どんなお仕事?

保健師とは、個人の健康相談や健康管理を通して生活のサポートを行う職業です
心身の健康を保つために適切なアドバイスを行い、人々が少しでも豊かな生活を送るための手助けをします。看護師との大きな違いは、予防医療として病気や怪我を未然に防ぐことを主な目的としている点です。保健師として勤務するためには、保健師の資格だけではなく看護師の資格も必要となります。2つの国家資格に合格しなくてはならないため難易度は高いですが、その分やりがいも多い職業です。

仕事内容をもっと詳しくDetail

保健師は様々な環境で活躍できる職業です。どこで働くかによって業務内容や労働時間なども変わります。行政機関や学校などで公務員として働く場合は、深夜残業や休日出勤などはほとんどありませんが、病院で看護師業務と兼業する場合は深夜勤務が発生する場合もあります。自分のライフスタイルに合った働き方を選べるのも保健師の強みの一つと言えるでしょう。

以下では、[1]病院保健師[2]学校保健師[3]行政保健師[4]産業保健師の4つについてそれぞれ詳しくご紹介いたします。

[1]病院保健師
病院や診療所など医療機関に勤めている保健師を「病院保健師」と呼びます。健康診断を受けた方への保健指導を行い、健康的な生活習慣を送れるようなサポートをします。また、患者さんが退院後に安心して元の生活に戻れるようにアドバイスをおこなったり、患者さんだけでなく、そのご家族も安心できるような環境づくりを手伝います。医療機関では看護師としての業務に携わる場合もあります。

[2]学校保健師
学校で働いている保健師のことを「学校保健師」と呼びます。学校保健師は学校の保健室に常駐して、生徒や教職員の健康管理や健康相談を行うのが仕事です。また、生徒が体調不良で保健室を利用した際には学校保健師が対応にあたります。その他にも、日常的な生活・健康指導を行ったり、健康診断の管理をしたりと生徒や学生の健康を守るサポートをする仕事です。 公立の小中学校・高校で働くには、別に養護教諭の免許状を取得する必要があります。保健師の資格のみを所有している場合は大学・専門学校・私立の小中学校・高校に勤務することが可能です。

[3]行政保健師
「行政保健師」は、公務員として保健所や地域の保健センターなどの行政関係施設に勤務する保健師のことを指します。公務員ですので、各行政機関の採用試験を受験して合格しなければなりません。主な業務内容は地域住民の健康相談や医療相談などです。市民だけでなく、同じ地域で働いている公務員の健康管理や保健指導なども行います。地域に密着して住民が健康に過ごせるようサポートをする大切な仕事です。

[4]産業保健師
一般企業に就職して社員の健康管理・健康相談を行うのが「産業保健師」です。中小企業での採用は少ないですが、大企業では社員の健康問題による退職者や休職者を減らすため、保健師を常駐させるケースが多いです。産業保健師は社員が心身ともに健康に働けるような職場づくりを担うことが主な役割です。社員の心身健康上の相談を受けたり、仕事に支障が出ないようにサポートを行ったりします。業務上のトラブルが原因でメンタルを壊してしまう社員がいた場合には、保健師が面談・ケアを行います。キャリアを積んで企業にとって有益であると認められれば、比較的高い給与を得ることもできます。

やりがいは?Worth

★働き方や働く環境が多様化する中で、心や体にトラブルを抱える人がたくさんいます。心や体が弱っているとき、寄り添って話を聞いてもらえるだけでも心が軽くなることもあります。そんな時身近にいて支えてあげられるのが保健師です。人々の健康を守る社会貢献度の高い仕事です。
★色々な環境で活躍できるのも魅力の1つです。学校・医療機関・行政機関・一般企業など、幅広い活躍の場が用意されています。それぞれの環境で関わる人や業務は異なるので対応力や知識・経験が求められますが、その分やりがいも大きくなります。
保健師はキャリアによって高い給料を得られる場合もあります。特に大企業では保健師の役割も重視されているため、能力が認められれば相応の給与を得ることができます。様々な環境で経験を積むことで自分のスキルアップにもつながります。

必要な能力・スキルAbility & Skill

●コミュニケーション能力
●状況判断能力
●保健指導に関する専門的な知識
●責任感

保健師は必ず人と関わる職業です。相手の気持ちに寄り添ってアドバイスやサポートができるように、コミュニケーションをしっかりとることが求められます。また相手がどんな悩みを抱えているのかを正確に把握することで、トラブルを未然に防ぐ、あるいはトラブルが起きても正確に対処することができます。また、人々の健康な生活を支えているという責任感を持って仕事に取り組める人が保健師に向いているでしょう。

給与の目安は?Emolument

年収330万円~1,100万円
どの職場に就職するかで年収は大きく上下します。産業保健師の場合は実績やキャリアが重視される場合もあります。

仕事で関わるヒトRelation

・医療従事者
・一般企業の従業員
・学校の教員・生徒
・公務員
・一般市民

どうやったらなれる?To become

・看護師免許
保健師免許
保健師国家試験と看護師国家試験の両方を受験し合格する必要があります。主なルートとして、看護師養成学校を卒業し看護師の資格取得後に保健師養成学校に通うパターンと、看護師と保健師の国家試験を同時受験が可能な学科がある大学や4年制専門学校を卒業するパターンの2つがあります。

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