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マンション管理士

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どんなお仕事?

マンション管理士はマンションの管理組合や運営に関して専門的知識を持ち、管理組合やマンション利用者らの相談・指導・支援を行う専門家です。管理組合の運営についての知識、建物構造上の技術的問題に関する知識の両方を持ち、管理組合の立場から適切なマンションの運営を支援します。
マンション管理士は試験合格と資格の登録が必要で、資格を保有していれば独立開業することもできます。実際には、他の士業の資格と比べ制定されてからの日が浅いこともあり、専業よりはマンション管理業や不動産業と兼務されることが多い仕事です。

仕事内容をもっと詳しくDetail

【主な仕事内容】

[1]マンションの管理・使用に関するルールの策定・改定
マンションは共同住宅であり、所有者、地主、居住者、管理者など関係者は多岐に渡ります。関係者が良い関係を築きながら利用するためには、管理規則、使用細則などのルールが必要です。
マンション管理・使用に関するルールを策定し、運用しながら改定を加えていくことがマンション管理士の重要な仕事の一つです。一般的に、管理規則は国土交通省が作成した「マンション管理標準規約」に則って作成されます。マンション管理士は管理標準規約に精通し、マンションごとの事情などを勘案しながら管理規約を定め、必要に応じて改定します。

[2]マンションの長期的な修繕計画の策定・見直し
マンションは建築後、継続的に状態確認を行い、破損や劣化に対してのメンテナンスが必要です。問題が発生し複数の関係者間でやり取りをしながら対応をすすめた場合、利用者に長期的に不便がかかってしまいます。また、必要なコストも多大となるため、劣化に対しては計画的に修繕が必要です。
マンションの修繕工事の計画・推進は管理組合が推進するケースが一般的です。しかし、マンションの管理組合は居住者により構成されており、修繕に関する知見を持っていません。
マンション管理士は専門家としての見識を活かし、管理組合の進める修繕工事の支援を行います。具体的には、下記の点で専門的な知識が活かされます。
・業者の選定
・予算計画、会計管理
・工事内容の精査
・工事や検査の立ち合い

[3]マンション利用者や近隣とのトラブル対処
共同住宅の特性上、マンションには関係者が多数おり、関係者間の摩擦を全て避けることは難しいです。関係者間で発生するトラブル対処には、マンション管理組合があたります。マンション管理士はノウハウを活かして、管理組合の問題解決のサポートを行います。 具体的に想定されるマンション管理士の活躍シーンとして下記があげられます。
・居住者の管理費滞納への対応
・利用者や関係者のルール違反へのアドバイス
・近隣との摩擦の調整

[4]管理組合の支援
管理組合は居住者により組織されており、マンションの運営や管理に詳しい人がいることはまれです。管理組合はマンション管理に関して知識などが不足することが多いため、マンション管理士は管理組合の支援役を担います。

前述の業務に加えて、下記が支援内容としてあげられます。
・管理組合の会計処理ノウハウ
・管理組合の運営コストの削減
・修繕工事業者の選定

他にも、専門性の高いスキルを持つことにより、自治体に依頼されてマンション管理についてのセミナー開催やアドバイザーとして活動する場合もあります。
マンションの管理者(管理業務主任)やコンシェルジュと混同されることも多いのですが、管理企業側ではなく管理組合と同じ公正な第三者の立場でマンション運営に携わることが一つの特色となります。
国内に存在するマンションの築年数の経過が進んでいるため、マンション管理士は今後より活躍することが想定される仕事です。

やりがいは?Worth

★マンション住民の役に立ち感謝される仕事です。
★マンションの改修、修繕が終わった際の達成感を感じることができます。
★地域や社会への貢献度の高い仕事といえます。
★マンションや近隣の住民とふれあう機会が持てることもやりがいの一つです。

必要な能力・スキルAbility & Skill

●法知識
●建築分野の知識
●不動産分野の知識
●組合運営のノウハウ
●コミュニケーション能力
●調整力

給与の目安は?Emolument

■年収 350~400万円前後(マンション管理者と兼務する場合)
管理業務主任者や宅地建物取引士も保有して働く場合には500~600万円の年収も望めます。
マンション管理士として独立開業も可能です。独立開業した場合はスキルと働き方によりさらなる高年収も望むことが可能です。

仕事で関わるヒトRelation

●マンションの管理組合
●居住者
●マンション管理者
●近隣住民
●マンションの所有者(地主)

どうやったらなれる?To become

マンション管理士となるためには、試験に合格し、資格を登録する必要があります。

●マンション管理士試験
資格取得に向けては、職業訓練校などのサポートが利用可能です。
また、マンション管理士は関連する資格とダブルで取得し、マンション管理業や不動産業と兼務することで、業務範囲を広げることが可能です。
●管理業務主任者
●宅地建物取引士

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