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仕事がわかる職種ライブラリー「ラブショク」
職種Library

事務・事務系スペシャリスト

商品企画

  • 何かを作るのが好き
  • 人と接するのが好き
  • アイデアを考えるのが好き
  • 専門家になりたい
  • 人の役に立ちたい
  • 華やかなものが好き
  • 組織や社会に影響を与えたい
  • 物事を分析・研究・探究したい

どんなお仕事?

■世の中のニーズを敏感にキャッチし、売れる新商品を企画。世に生み出す仕事
新しい商品やサービスのイメージを探るところからはじめ、具体的な商品・サービスとして送り出すのが商品企画。市場調査・現場の情報収集・アイデア蓄積から始まり、商品コンセプトの決定、需要シミュレーション、経営陣へのプレゼンテーション、生産部門との調整、試作品の評価、価格決定、販売戦略…と業務は多岐にわたります。社内のあらゆる部門との調整が必要となり、バランス感覚も求められる仕事です。商品サイクルが短くなっている上に、ニーズの多様化による商品の種類も増加の一途。商品企画への要求は高まっています。
マーケティングの一連業務フロー⇒市場調査・マーケットリサーチ⇒商品企画・開発⇒新商品・リニューアル商品の販促企画 市場調査、マーケットリサーチ 新商品・リニューアル商品の販促企画

仕事内容をもっと詳しくDetail

【主な仕事】商品開発には大きく分けて、まったく新しい商品の開発と、既存商品を改善する開発があります。商品の開発サイクルは、短いもので数ヵ月、長いものだと数年、十数年。担当する商品特性によっても、各企業によっても、商品企画の仕事内容は大きく異なります。
[1]情報収集/商品企画に欠かせないのが情報。顧客アンケート、営業担当が現場で拾ったニーズ、日本各地・世界各国の商品、街の中にある情報などあらゆるところにアンテナを張って、アイデアの種を集めますが、最も重要な情報は、なんといってもユーザーの生の声。実際のエンドユーザーへの訪問や、営業同行を通じて、お客様から直接、商品への要望や試作品の評価などをヒアリングします。情報は足で稼ぐという、どろくさい部分もあります。
[2]商品コンセプト立案/類似商品が既にないか、ターゲットへの訴求力はあるか、適正な価格で提供できるか、競合商品との差別化はどこか…をポジショニング分析することで、多数の商品アイデアの中から、有望なものに絞り込んでいきます。既存商品のリニューアルでは、商品ユーザーのアンケートや感想を拾い集め、現在の課題をあぶりだし、改善ポイントを練り上げます。新商品・既存商品ともに、具体的な商品コンセプト仕様を詰めた上で、企画書を作成します。
[3]プレゼンテーション/商品の潜在ニーズや製造・販売コストを算出し、販売シミュレーションをたてた上で、社内会議にてプレゼン。経営幹部から、採算性、商品の可能性など厳しい質問も受け、これらに答えていきます。会議にて商品化が決定されたら、商品化へ動き出します。
[4]開発、製造部門との調整/商品仕様をもとに開発、製造部門と話を進め、スケジュール、予算を調整。「限られた予算」「高品質な商品」という背反する命題には常に悩まされます。中には新しい工場ライン設置など大規模な投資が必要なこともあり、商品の成功を祈らずにはいられません。
[5]販売戦略/販売戦略も重要なミッション。商品発表会の開催、販売方法の模索、広告手配…と売れる仕組み作りも商品企画が担当します。同一商品でも、商品コンセプトの打ちだし方、販売・広告戦略で売上は劇的に変わるもの。苦労して開発した商品を軌道に乗せるため、自然と熱が入ります。

やりがいは?Worth

★商品開発は企業業績を大きく左右するだけに、ヒット商品を生み出すプレッシャーは並大抵なものではありません。だからこそ、携わった商品が、爆発的なヒットとなったり、世の中で話題になった時には、陶酔できるほどの感激を体験できます。
★商品企画は社内の様々な部署との連携で行います。プロジェクトが成功のあかつきには、商品企画チームはもちろん、他部門も含めた全員で達成感や喜びを共有できます。
★自分のアイデアを形にできる醍醐味を味わえます。

必要な能力・スキルAbility & Skill

●コミュニケーション能力
●フットワーク
●調整・折衝能力
プレゼンテーション
●世の中のトレンドを敏感に察知・予知できる能力
●情報収集・調査・分析力
●商品に関する専門的な知識
●膨大な情報の中から、本質を見抜く力

商品企画の仕事は、お客様の声を直接聞くため、現場に出向くことが多く、フットワークやコミュニケーション能力は必要不可欠です。また、商品を企画、製造、販売するまでの間に、営業、経営幹部、開発・製造、広報…と社内のさまざまな部門との折衝が必要になります。それぞれの意見をバランス良く取り入れながら、調整し、進めていきます。ですから、マーケティング知識だけでなく、開発技術、流通、広告戦略、各工程でのコストなど、あらゆる知識に精通していなければなりません。また、商品企画会議で商品化を実現するためには、プレゼンテーション力は必須のスキル。商品企画において、何よりも重要な「情報」を貪欲に、高い精度で、収集・調査・分析しなければ、ヒットにつながる商品には結びつきません。常に情報アンテナを張り巡らし、世の中のトレンドを察知する能力は商品企画の仕事では絶対条件でしょう。

給与の目安は?Emolument

■年収350万~1800万円
※他の職種平均より、年収は高め。年収1000万円以上を実現している人も数多くいます。

仕事で関わるヒトRelation

●社内/営業、経営幹部、マーケットリサーチ商品企画、開発、製造、流通、広報
●社外/エンドユーザー、商品に関連する専門家(例:環境・医療・海外情勢…など)

どうやったらなれる?To become

商品企画は非常に人気の高い職種です。専門学校・短大・大学・大学院を卒業後、メーカーなどに就職。高い専門知識と現場感覚が必要となるので、最初は営業・販売・開発職にて経験を積み、その後、商品企画へ配属されるケースが多いようです。

【関連する資格】
●ビジネス・キャリア検定(マーケティング1~3級)
●中小企業診断士

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