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介護福祉士

  • 人と接するのが好き
  • 人の役に立ちたい

どんなお仕事?

■高齢者や障がいのある方に対して、日常生活の援助・介護をする専門職
介護福祉士は、介護の専門家として1987年に制定された国家資格で、別名「ケアワーカー」とも呼ばれています。食事・着替え・排泄・入浴・睡眠(体位交換)・レクリエーション等の基本的な生活全般をサポートし、介護される方が快適に暮らせるよう援助する仕事。高齢化社会が進む中、介護福祉士のニーズも社会の関心も高まっていますので、今後、大きな可能性のある職種だといえます。
ホームヘルパーとの違いは、国家資格である介護福祉士に対して、ホームヘルパーは厚生労働省が認定した事業者の講習を受けることで取得できる公的資格だということ。仕事内容そのものにはほとんど差はありませんが、介護福祉士はホームヘルパーに対して助言や指導を行う立場であることと、ホームヘルパーは訪問介護に、介護福祉士は福祉施設での介護に、それぞれ比重が高いといった違いがあります(訪問介護において、介護福祉士はホームヘルパー1級を取得しているものとみなされます)。

仕事内容をもっと詳しくDetail

介護福祉士の職場はデイサービス・特別養護老人ホーム・老人保健施設など高齢者施設が中心。また、身体障がい者更生施設や障がい者施設、児童福祉施設等で働くケースもあります。
【特養老人ホームでの主な流れ】
夜勤と日勤で違いますが、ここでは日勤の仕事の流れを紹介します。
[1]声かけ/まず、ケア記録に目を通した後、入所している方に声をかけていきます。そのやりとりの中で変わったことや、体調の変化がないかチェックします。
[2]ミーティング/夜勤スタッフからの引き継ぎを通じて、入所者の健康や心の状態を把握します。健康に不安がある方がいれば看護師スタッフへ伝え、指示を待ちます。他には、本日の予定、トピックス等…も共有します。
[3]介助/入所者とコミュニケーションをとりながら、排泄介助や、ベッドメイキング、歩行・車いすでの移動のサポート、身だしなみのお手伝い…とめまぐるしく動き回ります。常に入所者の安全と尊厳に気を遣う必要があります。
[4]レクリエーション・リハビリ/例えば、ちぎり絵制作や巻き寿司作り、手遊び歌等の制作・レクリエーション、七夕や節分といった季節行事…と日々、多様なイベントが開催されます。それぞれの入所者をホールに移動させ、イベントを楽しめるよう配慮します。また、毎日行われるリハビリのお手伝いも大切な仕事です。
[5]食事介助/介助が必要な方の口に、ご本人のペースにあわせてご飯を運びます。嚥下能力が低下している高齢者にとって、食事でのちょっとした不注意が思わぬ事故につながります。自分で食事ができる方も、食べ物をのどに詰まらせていないか、楽しく食事ができているかに心を配る必要があります。食後は虫歯・口内炎の有無をチェックし、はみがきなど口腔ケアを行います。
[6]入浴介助/入浴前に湯温チェックし、介護状態にあわせた入浴の介助を行います。衣服の着脱、髪や体を洗い、湯船で温まれるようサポート。結構な体力を消耗します。
[7]ケアプラン作成/利用者や家族の要望をきちんと聞いた上で、今後のケアプランを作成し、その内容をご家族と刷り合わせします。その中で家族ならではの悩みを打ち明けられることもあり、そんな場合は相談に乗ります。
[8]ケア記録/介護日誌として、内容を日々記録することも大切な仕事です。

やりがいは?Worth

★介護は単なる生活の介助ではなく、介助される方の生活の質(クオリティーオブライフ/QOL)が向上するように心がけることが大切。自分のサポートで、介護される方の笑顔が増えたり、ありがとうと言われるのがうれしい仕事です。
★社会貢献している、自分が誰かの役に立っている実感が日々あります。
★体の不自由な高齢者にとって、移動・食事・睡眠・入浴と生活のすべてに危険が伴います。そのため利用者の安全にはかなりの神経をつかいますが、経験を積むことによって、事故を起こさないための工夫や、危険を察知する能力が磨かれます。
★経験を積むとケアマネージャーへスキルアップできます。

必要な能力・スキルAbility & Skill

●人のためになりたい、役立ちたいという使命感
●思いやりの心、ホスピタリティー
●重労働・肉体労働に耐える力
●相手に対する尊厳を失わない精神力
●目配り、気配り
●コミュニケーション力

例えば、決してキレイごととはいえない、排泄介助といった業務では、人の役に立ちたいという強い使命感が大きなモチベーションになります。介護をルーチンな業務として捉えるのではなく、どうすれば相手が喜ぶかといったホスピタリティーや思いやりの心を持って接することが大切。重い認知症を患った利用者に対しても、常に相手への尊厳を失わない精神力は、介護福祉士の絶対条件といえます。また、睡眠時の体位交換や、車いすへの移動、入浴介助など、多くの介護業務にはある程度の腕力・体力も必要に…。自分が利用者の介助についている時、背後で、別の利用者に危険が迫っていることもあり、危険を察知・回避する目配りは欠かせません。利用者のプライドを傷つけないような細やかな配慮も求められます。利用者とは会話だけでなく、表情・態度・目の動きからも気持ちをくみ取り、相手に伝えること、利用者の家族やスタッフとも密な情報共有と意思疎通を図ること…と、介護福祉士におけるコミュニケーション能力の重要性については言うまでもありません。

給与の目安は?Emolument

■時給1300~1800円 ■月給16万~26万円
※非正規雇用が多いのが介護業界の特徴です。

仕事で関わるヒトRelation

●利用者 ●利用者の家族 ●ケアマネージャー
●ヘルパー ●看護スタッフ ●調理師

どうやったらなれる?To become

大きく分けて2つの方法があります。1つが、介護福祉士養成施設(短大・大学・専門学校)を卒業すること。卒業と同時に介護福祉士資格が与えられます。もう1つが、実務経験3年を経て介護福祉士資格を受験することです(合格率は約5割)。
※介護福祉士をめぐる制度は2013年に制度改正が予定されています。詳しくは関連サイトをご覧ください。
【関連する資格】
ホームヘルパー(1・2・3級) ●社会福祉士
●ケアマネージャー

履歴書・職歴書画像

職種別!職務経歴書の書き方/解説&ダウンロード

「介護スタッフ・ホームヘルパー」word

介護職の場合、業務内容のみの記載では差別化ができず、魅力が伝わりません。 施設・介護形態の種別(入所施設勤務・訪問介護など)、施設の規模(入所者数、通所の有無)や配属、担当先や施設内外で行った業務の詳細などを必ず記載しましょう。

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