流通・販売・サービス
ウェディングプランナー・ブライダルコーディネーター
- 人と接するのが好き
- 人の役に立ちたい
- 華やかなものが好き
どんなお仕事?
■お客様の理想の結婚式・披露宴の演出をサポートします。 お客様が理想とする結婚式を実現するための総合的なサポートを行います。式場・会場の手配からはじまり、招待状・衣装・フラワー・料理・進行・ヘアメイク・引き出物…と結婚式・披露宴に関わるすべてを、お客様の要望を叶えながら手配します。最近はホテルや結婚式場の他にレストラン、料亭、海外挙式、大自然の中…等、結婚パーティの形態も多様化しているので、ウエディングプランナー活躍の場も広がっています。ホテルや式場、レストランに所属するケースと、ブライダルプロデュース会社に勤務するケースがあります。ウエディングプランナーは、ブライダルコーディネーターとも呼ばれます。仕事内容をもっと詳しくDetail
【主な仕事】 [1]お客様との顔合わせ/結婚を考えているお客様がブライダルサロンにいらっしゃいます。お客様は事前に結婚情報誌等でイメージに合った会場を数ヶ所に絞り込んでいます。希望の日程と会場の予約状況の刷り合わせや予算の概算、会場の見学、今まで挙げた結婚式を写真などで紹介しながら、自社のアピールを行います。同時にお客様が描く、憧れの結婚式のイメージもつかみます。 [2]会場予約/予約の段階ではお申込金をお預かりし、当日までのスケジュールを説明します。数百万円の契約となるだけに、心をこめて、誠意ある対応を心掛けます。式の3~4ヶ月前ぐらいから頻繁に打合せを行うようになります。 [3]衣装合わせ/お客様のドレスの希望を聞き、その内容を衣装を担当するドレスアドバイザーに伝え、衣装合わせの予約をとります。貸衣装の場合、人気の高いドレスは予約で埋まりがち。早めの対応が必要です。 [4]招待状手配/通常、招待状の発送は挙式日の2ヶ月前に行い、出席の返事は当日の1ヶ月前に設定します。4ヶ月前ぐらいから、招待状のデザイン、文面、招待者の数の打合せを重ね、招待状を手配。招待状1つにもお客様のこだわりがあり、希望をしっかり聞くことが大切。 [5]ヘアメイクリハーサル/衣装やアクセサリー決定後、挙式の約1ヶ月前にヘアメイクの打合せがありますので、予約を担当します。 [6]中間打合せ/招待客が決まる30~40日前に中間打合せを行います。席次表、お料理、フラワー、引き出物・引き出菓子、写真、ビデオ、会場の装飾、音楽、進行、当日使う小物…こうしたこまごました項目をひとつ1つ話しあいを通じて確認します。例えば「ウエディングケーキは友人たちに飾り付けて欲しい」「ウエイティングルームには思い出の写真をレイアウトしたい」といった要望を丁寧に聞いていきます。時には予算との兼ね合いで、実現が難しいこともありますが、決して突っぱねることなく、代替案を提示するなど、お客様が気持ちよく準備を進められるようサポートします。決まった事項は、関連する部署・協力会社への手配を行います。 [7]最終打合せ/中間打合せの内容をお客様と一緒にチェックしながら、変更点についても確認。作成した進行表に沿って、当日の流れをイメージしてもらいます。また、お客様から使用する音楽CD、ご両親へのプレゼント、パーティーで使用するビデオを預かるなど、最終的な準備の詰めを行います。 [8]最終確認/挙式当日に手抜かりが発覚することは許されません。発注業者への配送確認、備品のチェック、関係者との再確認等、入念に行います。前日は遅くまで準備にかかりきりになることも…。最も神経を使う業務です。 [9]式当日/当日はまず新郎新婦やご両親にお祝いのご挨拶。式の進行確認やスタッフへの確認事項を行います。結婚パーティーが終わるまで、ウエディングプランナーがアテンドすることも多いです。
やりがいは?Worth
★人生で最高の瞬間に立ち会え、その空間と感動を作ることに大きなやりがいを感じます。
★結婚式が終わった後、お客様から感謝のお手紙をいただくこともあったりと感慨深い仕事です。
★純粋にドレスが好き、お花で飾られたパーティ会場が好き、幸せいっぱいの雰囲気が好き…等、ウエディングの華やかさを様々な演出で楽しむことができます。
★半年近くもお客様と打合せを重ねてきたことが、当日、形になる喜びが味わえます。
★挙式当日、無事に終わると、大きな達成感・安堵感を感じます。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●コミュニケーションスキル
●マナー、礼儀
●ホスピタリティー
●スケジューリング能力・調整力
●物事をぬかりなくやり遂げる几帳面さ
お客様のほとんどは「思い出に残る結婚式を!」と憧れや思い入れをもっています。ただ、理想とする結婚式は十人十色。同じ結婚式はないと言っても過言ではありません。ですから、それぞれのお客様がイメージする結婚式をじっくり聞き出せるコミュニケーション能力は不可欠。また、しきたりの多い結婚式に携わる仕事なので、ウエディングプランナーは身なりから言葉遣い、礼儀作法まで、しっかりとしたマナーが要求されます。ただし、マナーに気を遣いつつも、堅苦しくなるのは禁物。気さくで話しやすいこと、信頼感があることも重要な要素です。結婚式という夢を実現してあげるプランナーには、お客様を喜ばせたい、感動していただきたい、といったホスピタリティーも欠かせません。ヘアメイク、装花、ドレス、引き出物業者、司会…と関係部署・業者への手配連絡も多く、さらに同時進行で数十組のお客様を担当するので、スケジュール管理能力、調整力も求められます。結婚式に不手際は許されませんので、各備品の入念なチェックや進行上のトラブル回避、機材点検…等、緻密なチェック能力も必須条件です。
給与の目安は?Emolument
■年収250万~500万円 ※平均年収は決して高くありませんが、管理職クラスになると年収UPも…。人気の職業で競争率も高くなっています。土日はほとんど休めず、責任のある仕事ですので、その割にお給料が…という声も聞かれます。
仕事で関わるヒトRelation
超大手を除く、ほとんどの式場では司会、装花、ドレス、カメラマン…といった業務を協力会社に委託しています。
●結婚式を挙げるお客様
●料理長
●フラワーデザイナー
●司会派遣会社
●婚礼衣装会社
●引き出物・引き出菓子業者
●招待状・席次業者
●機材担当者
どうやったらなれる?To become
ウエディングプランナーになるには、ホテルや結婚式場、レストランのブライダル部門か、ウエディングプロデュース会社へ入社する方法があります。必要な資格はありませんが、ブライダルスクールで学んだのち、就職するケースが増加。スクールには通学形式・通信形式等があります。未経験者の募集もあり、広く門戸は開かれていますが、人気の職業のため倍率は高くなっています。 【関連する資格】 ブライダルプランナー資格