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エディトリアルデザイナー
- 何かを作るのが好き
- 人と接するのが好き
- コツコツやるのが好き
- アイデアを考えるのが好き
- 華やかなものが好き
どんなお仕事?
■雑誌、書籍といった出版物の各ページのデザインをする仕事 出版社の編集者と誌面のデザインについて話し合い、その内容に沿ってデザインを行います。CDのジャケット、本の装丁等のデザインを手がけるグラフィックデザイナーと違って、エディトリアルデザイナーは雑誌、本、カタログ、マニュアル本等、文章が多めの編集記事のデザインを担当。誌面の美しさと読みやすさの両方を要求されます。カメラマンやイラストレーターへのディレクションも行います。仕事内容をもっと詳しくDetail
【主な仕事の流れ】 [1]打ち合わせ/出版社の編集担当者と徹底的にブレーンストーミングを行います。中高年の富裕層、中学生の女の子、20代男性…と読者層が違えば誌面のデザインも全く異なります。編集者の考えをしっかりと聞きだし、お互いにアイデアを出しながら、デザインのテイストや配色、基調とするフォント、写真やイラストの詳細までイメージをすり合わせていきます。 [2]大まかなデザイン/数ページに及ぶ記事誌面のデザインでは、あまりに単調にならないよう各ページの文字量の配分を調整しながら、それぞれのホワイトスペースの配分等を決定。大まかなデザインを組み立てます。 [3]他クリエイターへ依頼/カメラマンへ写真のディレクションを行い、時には撮影に立ちあいます。またイラストが必要な場合は最適なイラストレーターを選出後、イラストのラフを元にきっちりと指示を行って、イメージ通りのイラストを作成してもらいます。 [4]デザインを仕上げる/写真やイラストなどの全ての素材が揃ったら、最終的なデザインに仕上げます。 [5]印刷工程へ/編集者とのやりとりを通じて、完全な誌面が完成したら、印刷工程に回す準備をします。版下作成や製版指定、印刷指定、色校のチェック等の手順を踏みながら、入念な確認を経て、本が完成します。 [6]主に使うアプリケーション/主に使われるのはIllustratorやPhotoshop、InDesignなど。最近ではエディトリアルデザイナーの領域はWebにも広がっているため、HTMLやJava scriptのコーディング知識も必要なケースがあります。
やりがいは?Worth
★書店で自分が手がけた雑誌を手に取ると大きな喜び。
★読みやすさ、分かりやすさといった機能とデザインを両立する面白さ。
★編集者、カメラマン、イラストレーター、ライターといった専門家とコラボレーションしながら、作品を作り上げていく手ごたえ。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●デザインセンス、知識
●技術的な向上心
●コミュニケーションスキル
デザイナーとしての知識の引き出しやセンスはもちろん、常にデザイン・技術に関する向上心が欠かせません。複数の人と意見を交換しながら1つの仕事を仕上げていくので、自分の意見を正しく伝えることや、相手の意見をうまく取り入れるなどのコミュニケーションスキルは必須です。
給与の目安は?Emolument
■年収 200万~1000万円 ※初任給が月給15万円~というデザイン事務所も多く、年収も少なめです。腕を磨き、独立すれば高い年収も狙えます。
仕事で関わるヒトRelation
●編集者 ●ライター
●カメラマン ●イラストレーター
●DTPオペレーター(指示を出して実作業をお願いするケースもあります)
どうやったらなれる?To become
エディトリアルデザイナーに特別な資格は必要ありません。美大や美術系専門学校を卒業して、デザイン事務所に就職するケースのほかに、未経験でデザイン事務所にて実務経験を積み、キャリアアップするケースも珍しくありません。 【関連する資格】 ●アドビ認定エキスパート(ACE) ●Webクリエーター検定