IT・通信・インターネット
アプリケーション設計(Web・オープン系)
- 何かを作るのが好き
- 人と接するのが好き
- コツコツやるのが好き
- アイデアを考えるのが好き
- 人の役に立ちたい
どんなお仕事?
アプリケーションとはコンピュータ上で様々な処理業務を行うソフトウェアのこと。システム(アプリケーション)を開発する際は大きく次の3つのパートに分かれます。例えば「売上管理システム」の場合 ■A…アプリケーション設計/[例]各営業担当の受注報告を納品日ベースに日次で集計し、売上高、粗利に分類し、各マネージャーにメールで告知する」といったアプリケーション部分を担当。 ■B…データベース設計/[例]売上高、粗利率、受注日、納品日、入金日といったアプリケーションに必要なデータを管理するデータベース部分を担当。 ■C…ネットワーク設計/各PCやサーバ、ハブ、ルーター、LANケーブルといったネットワーク部分を担当。 となります。アプリケーションを構成するのは数十万行にも及ぶプログラムですが、そのプログラムを記述する前に「支店毎に営業スタッフをグルーピングする」「集計のタイミングはいつにするか」「入力画面に表示する項目を何にするか、どの順番で並べるか」などを決める必要があります。お客様のシステム担当者や自社の(協力会社の時もあります)システムコンサルタントと話し合いながら、その内容を仕様書・設計書にまとめるのがアプリケーション設計のお仕事です。仕事内容をもっと詳しくDetail
【仕事の流れ】 [1]要件定義/お客様の業務をシステムで置き換える際に、漠然とした要望を具体的な処理に落とし込むことを要件定義といいます。例えば「日々の受注報告のデータは、経理部あてに集計するのは顧客企業別、月次、でいいですね。営業部あてには売上高、粗利額を集計するのは担当営業別、日次18:00〆分で間違いや問題はありませんか」と言う風に1つずつ固めていきます。 [2]外部設計/PC上で表示する確認画面等、インターフェイスに関する設計を行います。たとえば「在庫確認画面の項目は商品名・サイズ・色・在庫数・最短納期と、ボタンは『商品を確保』とする」などです。 [3]内部設計/「『商品を確保』ボタンが押されたら、在庫状況データベースにアクセスし、確保数の分だけ数値を減らす」といった外部入力に対する処理を行います。これを内部設計と呼び、その内容を仕様書・設計書にまとめていきます。 [4]プログラミング/仕様書・設計書がまとまったらモジュールと呼ばれる各処理単位に分割し、各プログラマに指示します。 [5]結合テスト、システムテスト/上がってきたプログラムを小さなユニット毎に集め、結合テストを実行。さらにシステム全体の総合テストを行います。 アプリケーション設計では顧客の要望を仕様書・設計書という文書に書くことが最大のミッション。そのため、実際にプログラムを書かないことも多い職責です。ただしプログラム経験がなければ、どんな処理を行うかのイメージがつかめませんので、プログラム経験は必須とも言えます。
やりがいは?Worth
★お客様と一緒に話し合いながらシステムの要件を決め、システムを作り上げて納入するので、「使いやすくなったよ」「今までの煩雑な業務から解放されました」といったお客様からの感謝の言葉が大きなモチベーションになります。
★数ヶ月かけて、システム開発に取り組み、プログラマーや他の設計担当者と共同で作り上げるのでチームワークの喜びが味わえます。
★モノづくりの面白さも感じられます。
必要な能力・スキルAbility & Skill
●プレゼンテーション能力
●論理的思考力、緻密性
●プログラミング経験
●IT技術知識・経験
●コミュニケーション能力
お客様企業の担当者の要望を細かく聞きだし、それを仕様書に翻訳した後、またお客様に確認をする必要がありますので、コミュニケーション能力や分かりやすく伝えられるプレゼン能力・コミュニケーション能力は必須だと言えます。
実際にプログラムを記述しなくても、頭の中にプログラムのイメージがなければシステムの設計はできません。プログラミング経験は必須だと言えます。
給与の目安は?Emolument
■年収 約350万円~1000万円 ITエンジニアとしてはお給料は並といえますプ。
仕事で関わるヒトRelation
●お客様企業のシステム担当者
●データベース設計担当者
●ネットワーク設計担当者
●プログラマ
●プロジェクトマネージャ
どうやったらなれる?To become
プログラマやSEなどのシステム構築の下流工程を経て、アプリケーション設計者になるケースがほとんどです。
まずは、プログラムやSE募集に応募することから始めるのがいいかもしれません。