大変な目に遭われましたね。きっと交通事故に遭ったようなお気持ちだと思いますが、これは特殊なケースだと思うので、気持ちを切り替えて下さいね。

一緒に働く人や職場の雰囲気を入社前に知るために一番よい方法は、面接の際、「自分と一緒に働く予定の現場のメンバーに会わせてほしい」とお願いすること。どの会社も必ず対応してくれるとは限りませんが、もしも会うことができれば、入社後の働く環境を想像しやすくなるでしょう。

人材バンクを通じての面接なら、そのような事前面談の希望にも対応してもらいやすくなります。また、人材バンクが紹介した就職した先で、あなたが遭われたようなケースが発生した場合は、担当のコンサルタントが対応しますので、人材バンクを利用することもご一考いただきたいですね。

相性の問題以外の点で言うと、社員数が多くても少なくても、それぞれメリット・デメリットは発生するため、一概にどちらが良いとは言えません。社員数が多ければ、組織を構成する歯車のひとつとしての働き方を求められる反面、人数が多い分、人脈が広がる可能性があります。逆に少なければ、自分が「この会社を動かしている」という実感ややりがいを得られるかもしれませんが、すぐに現場で活用できるスキルがなければ適応は難しいかも。自分の適性や、自分が何を求めているのかをよく考えて選択すべきだと思います。

とはいえ、小規模な企業ほど社長の人柄が社風に直結するのもまた事実。よって、社長の考え方、方針、人柄をよく見極めることが非常に重要です。逆に共感できると、非常に働きやすく、モチベーションも高くやりがいのある環境になりえます。

また小さい会社の場合、面接も1回で終了してしまうこともあります。1回だけでは会社の雰囲気までわからないことが多いので、迷ったら同じ部署の社員に会わせてもらえないか、お願いしてみましょう。その対応で分かることも多いですからね。

しかし自分ひとりでは、事前に情報を入手することも、交渉することもなかなか難しいですよね。ではどうするか。こんなケースこそ人材バンクを使ってほしいのです。どういうことかというと、この問題は、入社する前に社風や社長、社員の人柄、キャラクターが分かっていれば未然に防げたはずです。今回の転職で、あなたは直接企業に応募したのではありませんか？　直接応募では、会社の社風や同じ仕事をする上司、同僚、部下の性格などまでは分かりません。

ですが人材バンクなら、企業に詳しくヒアリングするので、その辺の細かい情報までもっているケースが多いのです。なぜなら、人材バンクが紹介した人が２週間で会社を辞めたら、紹介料を企業に返さなくてはなりません。これでは商売上がったりです。ですから人材バンクは転職者と企業とのマッチング、スキルだけではなく、転職者が長く働けるような企業がどうかという人的マッチングにこだわるのです。

同じ過ちを繰り返さないためにも一度人材バンクを利用してみてはいかがでしょう。