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与えられないヤツは 顔洗って出直すべし あるベンチャーキャピタリスト(VC)から、こんなことを聞いたことがあります。 「経営者には“で、あなたはうちの会社に何をしてくれるの?”という態度の人と“一緒にやってほしい”というスタンスの人がいる」、と。 VCとは、将来性のあるベンチャー企業を発掘、投資を行い、経営・業務など、様々な側面からサポートすることで、その企業を成長させることを任務とする仕事。基本的には投資した会社のビジネスを成功させ、発展させるために、持てる人脈や経験、スキルを提供していくわけですが、「何をしてくれるのか」という受け身かつ他力本願的な考え方の経営者よりも、「成功するためにこの部分が足りない、そこの力を貸してほしい」、と、能動的な経営者とお付き合いするようにしているそうです。なぜなら、能動的な経営者は自分の選択=どのVCをパートナーとするのか、その決断に腹がくくれているからです。 女性たちと話していると、「○○してくれない」という言葉を耳にします。でも、よくよく話を聞いていると、そう言う人ほど、自分は何もギブしていない、というケースが多いように思います。それとなく伝えても、聞く耳を持たず、自分が与えられるのは当然の権利であるとのたまう。 「これができます」「これをやります」と宣言すると、その言葉に対する責任が発生します。責任にはリスクが伴いますから、一見、そのような責任は負わないのが正解のように思うかもしれません。 しかし、宣言せず、言われたことをただこなすだけであっても、実は自分が関わるすべての仕事(業務)には責任を取るべきなのです。責任感があるからこそ、ただこなすだけではなく、どうするのがベストなのかを考えるようになるからです。それがあなたを成長させます。 しかし、「私はただ言われたことをやっているだけ」を隠れ蓑にして、何かあったときには保身に走る、そんな人にはそれ以上の成長はないと断言できます。 会社はあなたを“雇う”という責任を負っています。あなたは自分の持てる力を駆使して勤務する会社にベネフィットを提供する、それはもはや義務であると言えるでしょう。それをせずして、採用を勝ち取ろうなどと考えているとしたら、顔を洗って出直した方がいいと思います。 「ほしい」ばかりの人をテイカーと呼びます。 テイカーに未来はない、そう肝に銘じましょう。 |
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