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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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私はこれまで7社で様々な仕事を経験してきました。次は未経験である医療・介護業界へ転職したいのですが、これまで身につけたスキルをどう関連付けてアピールしたらいいのか皆目わからず、困っているんです。 |
医療業界でどういう仕事がしたいのか、もう少し具体的に教えていただけますか? |
医療・介護ビジネスを提供している法人で、これまで身につけたIT関連の技術を生かした仕事がしたいと思っています。でもこれまでIT以外に金融やコンサルティングなどいろんな業種・職種を経験していることが、採用担当者にキャリアの一貫性がない・在籍期間が短いというマイナスイメージを抱かせてしまい、書類選考で落とされているんです。 |
なるほど。ではその点をふまえて職務経歴書を見ていきましょう。まず現在の職務経歴書は4枚になっていますね。忙しい採用担当者にとっては、少ない枚数で会社に貢献できる人材かということが判断できる職務経歴書がありがたいわけです。ですので、職務経歴書は、職務経歴で1枚、自己PRや志望動機で1枚の計2枚にまとめましょう。 |
でも私の場合は職歴が多いので、1枚に職務経歴をまとめるは難しいかと…… |
だからこそ最初に医療・介護業界でどんな仕事がしたいのかを聞いたわけです。職歴が多い人の場合は、まずは狙うターゲットを明確にして、そこにピンポイントで刺さるような職歴を選んで書けばいいのです。そもそもこれまで経験したすべての職務を書く必要はないんですよ。 |
え? そうなんですか? |
はい。これまでの全職務経歴は履歴書に時系列で書きますよね。それで十分です。だから、平井さんの場合、職務経歴書には、希望する職務と関連性のない経験は省いて、IT関連の職務、実績、身につけたスキル、能力を書けばよいでしょう。そのためには時系列ではなく、職務別の職務経歴書にします。「職務領域」と「職務内容」の2つの列を作り、それぞれに経験職種と職務内容を記入しましょう。 |
なるほど。目からウロコです! |
その際、細かいことまでは書かず、あまりITに詳しくない人でも何ができるのかがイメージできるように、できるだけわかりやすく簡潔に書くことが重要です。また、特に未経験異業界を目指す場合は、これまでの経歴で身につけたスキルや能力を希望する業界・業種でも十分に生かせるということをアピールする必要があります。ですので、もう一列「貢献ポイント」を作って、これまでの経験から身につけたスキルや能力で、未経験業界の御社に貢献できることを示すのです。 |
自己PRはどうやって書けばいいでしょうか? |
こちらもあまりたくさん書いても読まれないので、簡潔に伝えることを念頭に置いてください。独りよがりに、自分の思い入ればかりを書くのではなく、「医療・介護業界でこんな仕事がしたいと思っていて、そのために自分にはこんな強みがある」というような感じで、箇条書きで書けばよいでしょう。 |
志望動機の書き方のコツってありますか? |
異業界・異業種への転職を希望する場合、志望動機が最大のポイントになります。まずはなぜ未経験の異業種なのに、その会社を希望するのか。その理由を明確に書く。また、平井さんの場合はチャレンジングなところが最大の売りだと思うので、そこを全面に押し出すような感じで書けばよいでしょう。職務経歴書は自分自身を商品に見立てた企画書だと思って書いてみてください。 |
わかりました。頑張って書いてみます。ありがとうございました。 |
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