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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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これまで飲食業界で、カフェの料理長、店長、マーケティング、商品開発、店舗立ち上げ、店舗再生業務を経験してきました。現在は、経営企画室リーダーを務めているのですが、今後は飲食店の運営ではなく、飲食業のブランディングや食材の輸出入などを手がけてみたいと思っています。そうすると狙う転職先は飲食関係の商社になるのですが、同じ飲食業とはいえ異業種転職になるので、商品やサービスに対する考え方や思いをどう伝えればよいのか悩んでいます。 |
なるほど。確かに森田さんの場合は異業種転職ということになりますね。異業種転職にチャレンジする際のキモは、これまで経験してきた業務をいかに、未経験の業種・職種につなげるように書くかです。まずは職務経歴書全体から見ていきましょう。 |
よろしくお願いします。 |
まず、職務経歴書は職務経歴で1枚、志望動機・自己PRで1枚とトータルで2枚に収めましょう。あまり多いと採用担当者に読んでもらえない危険性が高くなるからです。まず職務経歴については、これまで経験してきた職務の中で、最も自信のある、売りにしたいことを一番先に書きましょう。これを武器にしてぐいぐいアピールしていくのです |
なるほど。私の一番自信があるのは店舗マネジメント業務ですかね。 |
森田さんの場合は、マネジメントに関して卓越した能力を発揮して高い成果を挙げています。人を動かして利益を出すということは、業界・業種問わず大きな武器になるので、ここをうまくアピールしていきましょう。 ではまずマネジメント業務を一番先にもってきましょう。その上で、具体的にどのような仕事を経験したのか3〜4つ挙げてください。そしてそれぞれの仕事について自分なりに工夫したこと、それによって出せた成果を書くのです。こうすることによって、経験職務で身につけたスキルと能力が効果的にアピールできます。 |
なるほど。確かに現状では単に経験してきた職務が羅列してあるだけですが、こうするとアピール力が格段に増しますね。 |
職務経歴書にはこれまで経験したことしか書けません。ならば、それをいかに次の仕事につなげるように書くかという意識が重要なのです。経験してきたことをベースに、応募先企業にこれだけ利益貢献できますよと訴える、ということです。 |
もうひとつ質問があります。私は長年プライベートで音楽活動やイベントプロデュース活動を行ってきたのですが、これらの活動によって得られたものも大きいと思っているのです。例えばリーダーシップ、組織運営、販売促進、創作など。このようなスキルはどのようにアピールすればよいのでしょうか? |
現在は職務経歴書内に書かれていますが、やはり社外でプライベートで行ってきたことは、通常では採用に参考になる職務としては認められません。ですが、それによって得られたものも確かに大きいと思うので、職務としてではなく、職務外で身につけたこととして自己PR欄でぜひアピールしてください。 |
わかりました。自己PRの書き方のコツってありますか? |
まずは率直な思いを書くということです。ただ、自己満足になってはいけません。「俺が、俺が」の独りよがりになると、読む側も引いてしまいます。あくまで読む側の気持ちも考慮しつつ、客観性を取り入れて書きましょう。例えば、「こういうことをして、周りからこういう評価を得た」という具合に。 |
なるほど。単なる自慢話になってはいけないということですね。では志望動機はどうでしょうか? |
ポイントは応募する会社のことを書くことです。会社の好きな部分、興味をもっている部分、そこと自分の思いがマッチしているところを書くのです。ここも自分のことばかりではなく、会社のことを調べた上で応募していることがわかれば、好感をもたれますから。また、こういう理由で未経験業種・職種にチャンレジしたいんだという思いや熱意も書きましょう。ここで採用担当者の心を打つことができれば、可能性はより高くなりますから。 |
わかりました。頑張って書いてみます。ありがとうございました。 |
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