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職務経歴書の書き方をプロが直接指南します。さてさて今回の相談者のお悩みは・・・・・・ |
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いくつかの志望する企業へ書類を送っていますが、なかなか面接までたどりつけません。私のキャリアは最初の2年を除いてほとんどが派遣社員としてのものです。やはり派遣がメインだと正社員として転職することは厳しいのでしょうか。 |
いえいえ。必ずしもそんなことはありませんよ。ではパッと見で気になった部分を言いますね。まず3枚は多いです。職務経歴で1枚、自己PRと志望動機で1枚の計2枚が理想です。 |
でもこれまでいろんな会社でいろんな職務を経験しているので、全部書こうとするとどうしてもこれくらいの分量になってしまうんです。 |
人事は時には何十人、何百人という応募書類に目を通さなければならないので、あまりに情報量が多い職務経歴書は最初から敬遠される可能性が高いのです。それに、経験してきた職務すべてを書く必要は全くないんですよ。 |
そうなんですか? |
もちろんです。次にやりたい仕事にプラスになる職務経験を詳しく書けばいいんです。これまでのおおまかな職歴は、職務経歴書の冒頭に略歴としてまとめておけばいいでしょう。履歴書にも時系列で書くことだし、問題なしです。でも、ただ圧縮すれば良いというわけではありません。例えば経歴としては直近が大切です。谷口さんの場合、××会社に8年在籍していたことはキチンと書いた方が良いです。逆に10年以上前のことは細かく書く必要はありません。 |
所属やその期間なども書くということですか? |
所属より職務内容が大切です。採用担当者にしてみれば“ドコにいたか”より“何をしていたか”、ひいては“何ができるか”の方が大切なので。谷口さんが次にやりたい仕事は何ですか? |
前職に引き続き、マーケティングの仕事をやりたいです。 |
そういった“やりたいこと”につながる職歴は最初に書きましょう。しかしこれまでやってきたことをすべてだらだらと書けばいいというものではありません。特に自分の売りになる、アピールしたい経験職務をピックアップして書きましょう。 |
なるほど。それならぱっと見で私の強みがわかりますね。 |
あとは、派遣社員で働いてきた谷口さんが、何ができるかをよりアピールする必要があります。 |
効果的な方法はありますか? |
表組にもう1本線を引いて“私のできること”という新カテゴリーを作って、ここにできることを書いていきましょう。 |
なるほど。これならここだけを見るだけで、私のできることがわかりますね! |
肝心なのは谷口さんのオリジ ナリティをどう出すかということ。書式は自由なはずですから、ここはセンスを発揮してあなただけの職務経歴書を書き上げてください。職務経歴書は自分を売り込む企画書ですから。 |
わかりました。 |
また、2枚目の自己アピールでは、なぜ派遣社員から正社員を目指すのかをきっちり書く必要があります。谷口さんのような人はたくさんいるはずなので、ここでも前向きに、オリジナリティのある動機を書きましょう。 |
わかりました! 伝わりやすさとオリジナリティを心がけて書き直してみます。ありがとうございました。 |
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