転職活動では、「採用側がどんな人材を求めているのか」をしっかりとつかみ、それに対して的確に自分をアピールしていくことがとても大切です。
例えば、職務経歴書。これは「自分の経歴をただ書けばいい」というものではありません。採用側が求めていることに関連付けて自分の経歴を語らなくては、相手に興味を持ってもらえないのです。
B社が求めている人材は、「営業力、営業センス、経営管理力のある人」でした。山崎さんの経歴の中から、少しでもマッチしそうなことを掘り起こし、職務経歴書にまとめました。志望動機にも力を入れ、「管理職のポテンシャルがあります」ということを学生時代にまでさかのぼって掘り起こし、「リーダー経験はたくさんしてきました」とアピール。就業経験からも「代理店時代に経営の労苦も味わいました」と、採用側に響く経験をしっかり書き込みました。
職務経歴書に書き込む内容、使う言葉、面接での話し方や表情・雰囲気など、ちょっとした表現の仕方次第で、採用側にとって魅力的な人材に映るかどうかが大きく変わってきます。「自分の経歴のどの部分を、どうアピールするか」の作戦を練るためにも、コンサルタントを上手に活用してください。その際、「採用側の求めている人材像」を的確に、具体的に答えてくれるコンサルタントを探すといいでしょう。
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