コンサルタントインタビュー 福田 和弘(アデコ株式会社 人材紹介サービス 本部)

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アデコ株式会社 人材紹介サービス 本部

フクダカズヒロ

福田 和弘(No.4293)

  • 男性
  • コンサルタント歴9年
  • 大卒

    得意な相談

  • ベンチャー企業
  • 大手・上場企業
  • キャリアチェンジ

Consultant Interview

自分は転職で、遠回りしているのではないか。
そんな不安を打ち消すために、プロを使ってほしい

自分が介在したことで、転職先が決まるという充実感

なぜ、キャリアコンサルタントになろうと思われたのでしょうか?

以前は物流企業で人事を担当していました。採用、教育研修、制度構築と一通りの仕事を経験しています。中でも人が能力を発揮して活躍することを支援する、人材開発の仕事が好きでした。そのうち教育研修ではなく、転職という手法で色んな人のキャリアアップのお手伝いがしたいと思い、アデコに入りました。 キャリアコンサルタントが介在することで、人は転職という人生の中でも大きな決断をすることになります。責任もありますが、充実感を持てる仕事です。世の中の雇用を流動化させる一翼を担い、社会を活性化することにも貢献できていると感じています。実は一度キャリアコンサルタントを経験したらまた人事に戻ろうと考えていたのですが、今ではすっかりこの仕事にのめり込んでいます。現在は、管理部門系の求職者を担当しています。

スキルだけでなく人柄、姿勢などもアピールする

キャリアコンサルタントとして、ポリシーとしていることは何でしょうか?

私がお世話する方は30代、40代の方が比較的多く、その道ですでにスキルを持つ方と言えます。私も人事にいましたので、中堅の皆さんがどのような気持ちで転職に向かわれているのかは、よくわかっているつもりです。私たちは、求職者の代わりに企業に対してPRするエージェントですから、その人の強みはどこかを集中して聞くようにしています。強みを見つけたら、面接でも整合性を取るために、PRの仕方や話し方までを打ち合わせています。

また、企業とのマッチングでは、最低限、企業が求めるスキルと合っているかどうかをしっかりチェックします。30代、40代はいかに仕事をアウトプットできるかが問われますので、実績もお聞きします。ただし、スキルだけフィットしても採用にはならないので、企業が求める人物像をイメージしながら人柄や誠実さ、仕事に取組む姿勢なども確認しています。例えば、経理であれば会社の数字を扱うので、信頼がおけるかという点は重要ですし、その方が過去、同じ仕事をしていた時にどのように対応したかを細かくヒアリングし、アピールするようにしています。

「遠回り」を客観的に自覚できないと、転職は失敗する

転職支援で印象に残っている事例があれば、お聞かせください。

勝手な思い込みから、キャリアパスを間違いそうになった方がいらっしゃいました。佐々木さん(仮名)は、大学卒業後、中堅証券会社で営業をされていましたが、研修を受けるうちに人事職に就きたいと思うようになりました。しかし、営業から人事への転職は難しいだろうと考え、人事のキャリアにつながりそうな求人広告の営業職に転職されました。そして、求人広告会社勤務で3年が過ぎた28歳のとき、そろそろ次のステップである人事職に就けるのではと考え、転職活動を開始されました。

ところが、人事職の求人案件を見ると、経験者を求めるものばかりでした。佐々木さんがこれまで積んだキャリアは「人事」業務ではなく、「人事関連」業務だったのです。そこで、佐々木さんは再度、より「人事」業務に近そうな職種として、人材紹介会社や人事コンサルティング会社を検討したいと、私に相談されました。

私は佐々木さんの発想に大きな間違いがあると感じました。いま28歳で、もう1社で2年働けば30歳を超えます。一般的に30歳を超えると、異職種への転職は非常に難易度が高くなります。しかも失敗が許されないところまで来ていたので、ストレートに人事を目指すべきだと進言しました。佐々木さんにも納得していただき、求人広告で培った採用スキルと積極的に売り込むという営業スキルを武器に、転職市場にアピールすることになりました。その結果は、中堅SI企業が関心を持ち、最終的に人事として採用されました。

これから、転職しようとされている方にメッセージをお願いいたします。

佐々木さんの例にもありましたが、自分の判断が合っているのかどうかを客観的に分析できていることが転職成功のポイントです。転職活動は想像以上に「深く」「広く」分析する必要があるため、時間やパワーがかかります。私に相談をされる方にも、一人で判断がつかない状態になっていることがよくあります。最後は自分が決めるのですが、決定する前や「本当にこれでいいのだろうか」などと少しでも不安になったら、プロである私たちにご相談いただければと思います。

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