コンサルタントインタビュー 松本 泰孝(アデコ株式会社 人材紹介サービス 本部)

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アデコ株式会社 人材紹介サービス 本部

マツモト ヤスタカ

松本 泰孝(No.2330)

  • 男性
  • コンサルタント歴10年

    得意な相談

  • ベンチャー企業
  • 大手・上場企業
  • キャリアチェンジ

Consultant Interview

募集背景を軸に、会社のステージも考え、
その場だからこそ活躍できる人を紹介したい

リスペクトの気持ちで、真摯にお話を聞く

キャリアコンサルタントとしてのポリシーがあればお聞かせください。

求職者の中には、これまでの実績を説明することが苦手な方もいらっしゃいます。まずはリスペクトする気持ちを持って、求職者のお話に耳を傾けることを第一に考えています。

また、情報はどんどん古くなっていきます。求職者や求人企業を通じて情報を最新状態に保てるよう、できるだけ話を伺える環境に身を置いておきたいと思います。 さらに、企業とのマッチングを考えるときには、求人票の内容だけではなく、募集背景を含めて、その企業のより深い部分を理解し紹介する。紹介する企業が今どのようなステージにあるのかも踏まえながら、求職者に本当に合っているのかをじっくり考えるようにしたいと思っています。

求職者との接し方において、大事にされていることはありますか?

求職者とは一度のお付き合いで終わりではなく、可能な範囲で生涯にわたりお付き合いしたいと考えています。長期的な視点で接することを大事にしています。転職という節目で出会い、入社された企業で活躍されている姿を見ることは、何よりも大きな喜びです。 時には、社会情勢の影響や業界の再編などによる影響で突然転職を迫られたという段階での求職者にお会いすることもあります。苦境の中で自身の経験や強みを棚卸して、見事に転職に成功された姿は素晴らしいと感じます。もちろん、キャリアアップの過程において、転職を複数回お手伝いすることになる方もいらっしゃいます。その方の人生のさまざまなシーンにおいて、適確な助言や求人の紹介ができればと思っています。

フラットな目で、会社の成長に寄与する人材を考える

これまでにお世話された方で印象に残った例はありますか?

印象に残っているのは、トータル10名以上の方を採用していただいた不動産関連企業Z社の案件です。職種としては、管理系職種(経理、人事)、アセットマネージャー、プロパティマネージャーなどをご紹介しました。中でも印象深かったのは、IT系企業でM&Aを担当されていたAさんの転職を支援したことです。

当時、私はZ社のリクルーターのような状態だったので、社長と話すときはいつも、出てくる課題に先回りして採用ニーズを顕在化しては求職者をご紹介するような状況でした。ある日社長からZ社の将来展望を伺ったのですが、不動産事業は堅調に推移しているので、「何か新しい枠組み」や「次の事業の種を見つけたい」という潜在的なニーズがあることがわかりました。

そんなときに、お会いした方がIT系企業でM&Aを担当されていらっしゃるAさんでした。一般的情報に加えて、持ち前のフットワークで人脈なども駆使しながら、M&A先の企業にいらっしゃる方からの「生」の情報や周辺企業の情報を得ることで、ソーシングから事案のまとめまでを行っていました。法律事務所、会計事務所を巻き込みながらやり切る力があるバイタリティあふれる方でした。

IT系企業ではやり切ることができたという自負があり、今までの経験を生かせるような会社があればということで登録に来られました。 Aさんがいらっしゃったこれまでの業界とは異なりますが、私はZ社の社長やカルチャーがAさんにフィットすると感じ、Z社にご推薦したところ、見事採用となりました。現在もAさんはZ社で活躍されています。この事例からは、会社の成長や仕事の広がりをあらためて実感することができました。

また、最近の事例では、大手小売業から食品メーカーの営業に転職されたBさん(仮名)がいらっしゃいます。BさんはどうしてもY社に入社したいと思っていました。書類選考がとおり、面接前にはできるだけY社のことを研究しようとされました。Y社商品のすべてを覚え、スーパーに通って棚にどのように陳列されているかを確認されていたほどです。面接でその研究内容について話されたところ、その熱意が先方に伝わり、無事採用となりました。今も営業として活躍されています。熱意をもって向かうことの大切さを実感しました。

リーマンショックを境に人材ニーズが変わった

これから転職しようとされている求職者にメッセージをお願いします。

企業の人材に対する要望は、その時期や情勢によって大きく変わります。例えば、リーマンショック以前は若手の募集が多く、未経験でも採用したいという企業が多くありました。このときは、ある程度以上のキャリア層に関しては、欠員補充を理由に採用するケースが多数を占めていました。

リーマンショックで求人マーケットは大きく冷え込みましたが、2年もすれば回復し始めました。景況感が強まった現在では、各社が攻めの採用を行っていて、求人マーケットも活況を呈しています。求人内容を見ても若手だけでなく、40歳前後のキャリア層や、50歳代で経営参謀となれるような方の求人まで、次の事業を見越した増員目的の求人が幅広くあります。どの年代においても、年齢に見合った経験や見識、技術といったスキル、およびマネジメント能力や社内外でのコミュニケーション能力などが問われることが多くなっています。

これまで転職をためらっていた方にはチャンスですし、じっくりと実力をつけていた方にとっても追い風の状況にあると言えます。このように、状況も見ながらアクションを起こすことは今後大事になっていきますし、私たちも状況にあった支援ができればと思っています。

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