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デザイン・クリエイティブ

カラリスト

  • コツコツやるのが好き
  • アイデアを考えるのが好き
  • 華やかなものが好き

どんなお仕事?

カラリストは「色」を利用して美や印象を演出し、様々な分野で活用する専門家です。
色彩調和論を習得し、調和の取れた色彩計画を行います。近年では、公共性が高く安全性に関わる分野を中心に多くの人が等しく情報を認識できる配色を行うCUD(カラーユニバーサルデザイン)という考え方も普及してきており、その実現もカラリストの担う役割の一つです。カラリストは職種というよりもスキルであり、各種の業務、業界で活躍する人材が活用する能力です。デザイン、販売、ファッション、美容など幅広いシーンで活用されています。

仕事内容をもっと詳しくDetail

カラリストは色の持つ「雰囲気」、「印象」、「メッセージ」を活用し、それぞれの業務に活かすことが仕事となります。カラーコーディネーター、カラーアナリストといった職種と近似しており、明確な境界はありません。カラリストの仕事の対象は幅広く、主に下記のような業種・業界で活躍しています。

[1] インテリア、建築、街並計画
インテリアや建築、街並をデザインする上で、色の配置は重要です。人々が快適に暮らせるように、生活空間のデザインを行う際にカラリストが活躍します。
主な勤務先は、都市開発デベロッパーや建築業、インテリア関連企業となります。

[2] 商品企画・開発
あらゆる商品において、色は重要な意味合いを持っています。商品の配色が売れ行きを左右する場合もあるほどです。商品を企画、開発する仕事でも、カラーバリエーションやパッケージなどのデザインでカラリストは活躍しています。
主な勤務先は、アパレルやファッション関連、食品などのコンシューマー(一般消費者)向けの小売製品の製造を行う企業となります。

[3] 販売、情報通信・SNS
商品の販売でも配色は重要な役割を果たします。購買意欲を高める商品の陳列、Web上での掲載において、カラリストの色に関する知識とスキルが役立ちます。
また、近年では販売に関連してSNSで情報の発信を行うことも、マーケティング施策の一つとして重要視されています。多くの人を惹きつける配色は、SNSでも活躍します。
情報通信業ではソフトウェアの操作性と配色が関連深く、ソフトウェアの設計者にとってカラリストのスキルが有用です。

[4] 福祉・教育
福祉や教育の場は、公共性が高く安全性が重要視されます。このため、バリアフリーや子どもに向けた安全性の実現などに向けて、CUD(カラーユニバーサルデザイン)を先進的に取り入れている分野です。カラリストの配色により、危険性や利用しやすさを伝えることが求められています。

[5] ファッション(アパレル、きもの、メガネ、ジュエリー)
ファッションのトータルコーディネートも、色彩の配置が重要とされるためカラリストの活躍する分野です。衣料品販売(アパレル)、着物販売、着付け、メガネやジュエリーなどの装飾品を扱うお店や企業はカラリストの活躍の場となります。

[6] 美容(ヘア、メイク、ネイル)
ヘア、メイク、ネイルなどの美容に関する仕事でも、色の扱いは重要な要素です。美容師や化粧品の販売員、メイクアップアーティスト、ネイリストなど、顧客に合った色を提案、提供するためにカラリストのスキルが活用できます。

[7] ブライダル
ブライダル業においてもカラリストの活躍の場があります。一生に一度の晴れ舞台に向けて雰囲気を作り上げるためには、ブライダル全体でのトータルなカラーコーディネートが必要です。メイク、ヘア、ネイル、衣装、ブーケ、式場のインテリアなどがブライダル業のカラリストの業務対象となります。

やりがいは?Worth

★配色したデザインが商品として形になる喜び
★色彩心理を活かしたマーケティングにより、販売数量が増やせたときの充実感
★所属する企業や団体への貢献
★「色」のチカラで人を喜ばすことができる
★お客さんにピッタリと合う色を見つける達成感

必要な能力・スキルAbility & Skill

●色彩に関する理論の理解と実践力
●色彩に関する豊富で幅広い知識
●色彩・配色の調和を生み出すセンス
●所属業界、企業の業務に関する知識
●トレンドや他者の行った配色から新しいものを取り入れる情報の収集力と好奇心

給与の目安は?Emolument

■年収 300万円~500万円
カラリストは比較的新しい職種のため参考となるデータは少なく、各種のデータからの推測値となります。所属する業界や企業、就業形態により大きく異なることが想定されます。

仕事で関わるヒトRelation

◆仕事で関わるヒト
●一般消費者
●建築・工事関係者
●営業、企画、販売、EC、マーケティング部門などの担当者
●教育・福祉関連企業
●高齢者
●学生
●ブライダル関係者

どうやったらなれる?To become

カラリストやカラーコーディネーターとして各所で活躍する上で、必須の学歴や資格はありません。

カラリストとして色彩調和に関するスキルを示せる資格には下記があります。
●パーソナルカラリスト検定
●配色検定
●トータルカラリスト検定
一般社団法人日本カラリスト協会によって運営・認定される資格です。パーソナルカラリスト検定は「人と色」、配色検定は「色と色」、トータルカラリスト検定は「物と色」に関する色彩調和が対象です。パーソナルカラリストと配色検定は3、2、1級の三段階、トータルカラリスト検定は1級のみの一段階です。

また、カラーコーディネーターなどに向けた資格として有名なものには、下記が挙げられます。
●カラーコーディネーター検定
●色彩検定
●色彩士検定
●ファッション色彩能力検定
カラリストの業務とも関連深く、資格の取得は業務にも役立つといえます。

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