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キャリアカウンセラー

  • 人と接するのが好き
  • 専門家になりたい
  • 人の役に立ちたい

どんなお仕事?

人々にキャリアアップや、課題解決に関するさまざまな専門知識を提供しながら就労を支援するお仕事です。
キャリアカウンセラーとは、人材と仕事のベストマッチングを実現する専門家で、「キャリアコンサルタント」や「キャリアアドバイザー」「キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)」もこの職種に該当します。
ただし「キャリアコンサルタント」に関しては、平成28年4月の国家資格創設による名称独占資格になります。このため資格を取得して、登録された方しか「キャリアコンサルタント」を名乗る事ができません。また「キャリアコンサルタント」として紛らわしい名称を使用する事も禁止されています。

仕事内容をもっと詳しくDetail

相談者とのカウンセリングを通し、それぞれの方が希望するキャリアの選択や就労をサポートする専門家として活動します。活躍の場は、ハローワークやジョブカフェなど就職支援を実施する行政機関の他、企業の人事・総務部から人材派遣などの人材関連企業、教育機関の進路指導担当者まで幅広いのが特徴です。

【主な仕事の流れ】
[1]  キャリアカウンセリング
相手の悩みを聞くだけでなく、その方が持つ経験やスキル、どんな事に興味があるかなど細かくヒアリングし、その内容を分析したうえで具体的な解決策まで導き出します。

[2]  情報提供
なりたい職種は定まっているものの、どのような経験やスキルが必要なのか、そのプロセスが分からずに困っている相談者がいれば、目標へ到達するために必要な情報を提供します。

[3]  求人の紹介
相談者の希望に沿う求人があれば紹介し、同時に企業にも相談者の経歴や情報を正確に伝えます。もし希望に沿うような求人がない場合は、紹介が難しい現状を伝え、時には転職しない選択を提案する事も重要な業務です。

[4]  面接日時の調整
紹介した求人に相談者が応募すると決めたら、相談者と企業の間に立ち、面接日時の調整を行います。相談者が在職中の場合や、同じ求人に複数の応募者がいる場合は、この調整業務が重要になってきます。

[5]  選考対策
企業が求める人材像などがよりマッチするよう、効果的な履歴書や職務経歴書作成へのアドバイスも行います。また面接時に相談者が応募する企業の職種だけでなく、社風と合う人材であることをアピールできるよう、事前にロープレなどで対策しておきます。

やりがいは?Worth

★キャリア設計に悩む人々の役に立てる点
★希望する企業への就職というゴールに向け、相談者と共に頑張り、目標を達成できる点
★求職者が希望する企業に就職できた時や、企業が求める人材をマッチングさせたときの達成感
★求職者自身が気づいていなかった長所を客観的視点で見つけられる点
★求職者が新しいチャレンジの一歩を踏み出す瞬間に立ち会える点
★キャリアコンサルタントの場合、国家資格のため信頼性が高い点
★多くの企業とのやりとりを通して人脈が広がる点
★豊富な人生経験を活かしやすい点

必要な能力・スキルAbility & Skill

●相談者の話をじっくり聴き、寄り添える傾聴力
●人のために親身になって考え、行動力を発揮できる事
●人それぞれの価値観や考えを重んじられる事
●あらゆる職種や業界の知識・動向のリサーチ力
●キャリアで悩み、解決した経験
●コンサルティング能力
●スケジュール管理能力・調整力
●冷静な判断力
●臨機応変な対応力

キャリアコンサルタントに大切なのは専門的な知識はもとより、相談者の声に真摯に耳を傾けたうえで、妥協点などをきちんと提案できる事です。相談者本人が納得できる道を見つけられるよう、相手を尊重しながら話を進める力が重要になってきます。
また、自分自身がキャリアで悩みながらも解決してきた経験があれば、相談者の悩みや苦しさなどがより理解でき、提案もしやすいといえるでしょう。

給与の目安は?Emolument

■年収200万円~600万円前後
※給与の下限が低く、幅があるのは、公的職業支援機関で働くキャリアカウンセラーのほとんどが非正規職員である事が理由として考えられます。
国家資格を持ち大手企業に所属するキャリアコンサルタントでも平均年収は580万程度です。ただし、スキルが高く人脈も豊富なキャリアコンサルタントの中には、フリーランスとして活躍し、年収1000万を超える方も存在しています。

仕事で関わるヒトRelation

●相談者(求職者)
●ハローワークなど行政機関の職員
●所属する企業の人事/総務部の社員
●相談者が希望する企業の採用担当者

どうやったらなれる?To become

キャリアカウンセラーは資格や学歴がなくてもなれますが、資格があればスキルの有無を証明するのに最もよい手段となるため、ぜひ取得しておく事をおすすめします。
この資格には国家資格と民間資格の2つがあります。キャリアコンサルタントとして活躍したいのであれば、国が認定する養成講習を受講したうえで国家資格を受験し、合格しなければなりません。

この国家試験は年3回実施され、筆記試験および実技試験の両方に合格しなければならず、その合格率は全体で60%以下と難易度はやや高いといえます。
キャリアカウンセラーであれば、世界的なキャリアカウンセラー資格であるGCDF-Japan試験など、民間の資格を取得するとよいでしょう。
GCDF-Japanの場合、キャリアカウンセラートレーニングプログラムを受講すれば、受験資格が与えられます。こちらも筆記試験と実技試験となりますが、筆記試験の内容は受講時に学べるため、難易度はさほど高くありません。
キャリアカウンセラーは働きながら資格を取得される方が多く、専門学校に通うほか、通信講座を利用する事で取得が可能です。民間団体が主催する講座が夜間や週末などに開講している場合もあるため、自分の仕事や生活スタイルに合わせて、計画的に学習を続けられる方法を選びましょう。

また、取得する事で業務上有利になる資格としては、社会保険労務士やファイナンシャルプランナー、産業カウンセラーが挙げられます。
社会保険労務士や金融の知識があれば、年金や社会保険、住宅ローンや資産運用などさまざまな形で相談者の支援が出来るため、相談者からの信頼も格段にアップします。そして産業カウンセラーは、メンタルヘルスやハラスメントへの対応がしやすく、資格を取得しやすいため、おすすめです。

【関連する資格】
·キャリア・コンサルティング技能士(1級/2級)
·CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格認定
·GCDF-Japan試験
·NPO生涯学習認定キャリアカウンセラー検定試験
·社会保険労務士
·中小企業診断士
·ファイナンシャルプランナー(FP)
·産業カウンセラー
·公認心理士
·認定心理士

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