適切な言葉・表現で、必要なことをわかりやすく書く
板倉さんのキャリアシートを拝見した時の第一印象は「詳しく書かれている」ということでした。
まず「職務内容」が、箇条書きで具体的にさらに簡潔に書かれてあったため、これまで何を経験してきて何ができるのかが非常にわかりやすかったです。コンサルタントがまずチェックするのは職務内容欄ですので、ここをいかに読む人がイメージしやすく書くかというのがひとつの大きなポイントです。
逆に職務経歴を書く際に注意したいのは、慎重になりすぎて丁寧すぎる表現やわかりづらい言葉を使っていないかどうかということです。板倉さんのキャリアシートでいえば、「お客様先で、お困り事や」は丁寧すぎる印象を与えますし、一方「デーラー勤務」という言葉は、これだけではどういう職務なのか業界に詳しくない人にはわかりません。また、「外回りは、つなぎ着用」は職務経歴欄に必要ではないかもしれません。
またなるべく数字を入れた方がいいですね。営業職だけではなく、事務系職種の人でも数字でアピールすることは可能です。例えば「書類を1日100枚処理した」とか、「電話を毎日50本掛けた」とか、「この3年間で300人と面接した」など、数字を用いると具体的な説得力を持たせることができます。書ける範囲でぜひ書いてみてはいかがでしょうか。
転職理由はポジティブに
転職する理由が「結婚するから収入を増やしたい」という明確かつポジティブなものだったので好感を持てました。
ポジティブな転職理由でない方の場合には、ネガティブな要素をポジティブに転換して書くという方法がお勧めです。例えば、転職に失敗して現在痛い目を見ている、あるいは転職を繰り返して後悔しているという人は、「これまでに何度か転職に失敗して、つらい目にあった。しかし転職を重ねたことで、さまざまなスキルを身につけられたし、自分が本当にやりたい仕事や、合う会社がわかってきたので、今度こそ真剣に頑張りたい」というようにすればポジティブさをアピールできます。
一般的に、「自己PR」の部分は他の人と差別化できるようなPRポイントを書くと良くなります。例えば、「学校で学んだ○○を、就職した会社で○○のように活かし」、あるいは「○○というスキルを身につけて、○○という結果を出した」というように、今までの経験を根拠に、性格やスキルで他人とこんなところが違うとアピールするとよいでしょう。
アピールポイントという意味では資格も効果的です。実際、板倉さんも仕事に関する資格を各種取得していますが、資格を取るということはそのためにお金と時間を投資して勉強をしなければならないということでもあります。すなわち有資格者=努力家・頑張り屋というように見られるのです。よって、資格をもっている方はなるべくすべて書いた方がいいですね。
本番の職務経歴書と同じように書こう
最初に板倉さんのキャリアシートの第一印象は「詳しく書かれている」だったと申し上げましたが、それによってまじめな人柄がうかがえました。
キャリアシートには人柄が出ます。実際に企業に提出する職務経歴書と同じように丁寧に熱意を込めて書くことをお勧めします。そうすればコンサルタントの目に留まる可能性も高まります。
実際に板倉さんとお会いしてみると、やはり第一印象のとおりで、非常に誠実でまじめで努力家であるという印象を受けました。それは今回転職した会社の社長さんも同じように感じられたようで、板倉さんのキャリアやスキルよりもまじめで努力家というお人柄が評価され、今後の活躍が高く期待できると判断されて今回の採用に至りました。
板倉さんが新しい会社で、非常にやりがいを感じながら頑張っているとのことですので、私もお手伝いができてよかったとうれしく思っています。 |