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転職活動中の読者がカラダを張った実録レポート。転職活動のヒントを発見しよう
第11回の匿名スカウト・レポーター  
思いもよらない求人紹介で
新しいキャリアの扉が開けた
 

某教育系企業で社内SEとして働いていた近藤春子さん(仮名・31歳)は、劣悪な労働条件に耐えかねて転職を決意。次も同じ職種でと転職活動を開始したが、あるスカウトメールとの出会いで、自分では考えもしなかった新しいキャリアルートが開けたのだった。

近藤さんのキャリアシートはこちら
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近藤春子さん(仮名・31歳)
教育系企業/社内SE→監査法人/IT監査
大学卒業後、ITベンダーに就職。6年間、SEとして開発業務に携った後、教育産業に転職。社内SEとして2年半勤務するも、膨大な仕事量、残業代なしという劣悪な待遇で転職を決意した。
転職を考えた
 
よりよい条件を求め、転職を決意

私はもともと教員になるのが夢だったのですが、学生時代の就職活動ではその夢が叶わず、ITベンダーに就職しました。SEとして6年間、開発業務に従事したのですが、やっぱり教職への夢が捨てきれず、教育産業に転職しました。年収は激減しましたが、念願の教職に就けたことで充実した日々を送っていました。しかし、半年も経たないうちに「社内システム部の強化」のため、システム部に異動になり、社内SEとして働くことになったんです。

最初はこの異動は期間限定という話のはずだったのですが、約束の期間を過ぎても教職には戻してくれず、そのまま3年が経っちゃって……。SE時代に比べて激減した年収年々増える仕事量、しかも年俸制だったのでいくら残業しても残業代なしという劣悪な労働条件に辟易していたところ、さらに社内の基幹システムのリニューアルプロジェクトの話が持ち上がりました。

このプロジェクトが立ち上がると、仕事量は爆発的に増え、労働条件はさらに悪化します。プロジェクトが立ち上がってからだと、途中で抜けることもなかなかできなくなるので、立ち上がる前にこの会社を離れようと、転職活動を開始したんです。

 
POINT

希望する職種に就けず、労働条件も劣悪という点は十分転職理由として成り立つ。さらに近藤さんの場合は、そんな状況にかかわらず3年間も勤めたという点に注目すべき。持続性や我慢強さはコンサルタントや採用担当者へのアピールポイントになりえる。

   
転職活動開始
 
ひとりじゃ不安……人材バンクを使おう

次の職種も、教育系企業で磨いた外部ベンダー企業と社内システム部との橋渡し的な能力を活かし、社内SEを希望しました。もちろん、待遇が同じでは意味がないので、年収や労働条件のよりよい会社というのは言うまでもありません。

転職活動を始めるに当たっては、最初から人材バンクを使おうと思っていました。前回の転職では求人サイトから直接企業に応募する方法だったのですが、それで失敗しましたし、ひとりで活動するのが不安だったからです。

そんな折、あるメールマガジンで【人材バンクネット】を知り、「人材バンクのポータルサイトなんてあるんだ。いちいち自分で人材バンクを探すより楽そう」と思い、登録してみたんです。

 
POINT

自分で何もかもやらなくてはならない直接応募に比べ、人材バンクを利用するとコンサルタントから求人紹介、キャリアカウンセリング、応募、面接の手続きなど、さまざまなサポートやアドバイスが受けられる。(詳しくは「人材バンクはあなたの強〜い味方」を参照)

 
   
スカウトメールが届いた 最初の1週間で5通 2日に1回の更新で合計:30通以上
 
2日に1度の割合で更新したら激増!

最初、匿名スカウト機能を使おうとした際、正直不安もあったんです。いくら匿名だといっても、私だとバレちゃうんじゃないかって。でもこの「匿名スカウトされちゃいました」などの記事を読むと大丈夫だというのが分かって、匿名公開しました。

とりあえずキャリアシートをざっと作って匿名公開したところ、翌日に2通届きました。その後、そのまま1週間放置していたのですが、3通ほどしか届きませんでした。そこで「匿名スカウトされちゃいました」の過去記事や、サンプルのキャリアシートを参考にして、2日に1度の割合でちょこちょこ更新を始めたところ、劇的にスカウトメールの数が増えたんです。1カ月で30通以上は届きましたね。

特に、「ソフトウェア開発言語・ツール」「OS」「ソフトウェア開発分野」の項目を記入してからスカウトメールが急増しました。また、「転職希望理由」はネガティブな理由を前面に出すのではなくて、ポジティブな面、「今までこういう経験をしてきて、こういう能力を身につけてきたので、今後、こういう仕事に活かしたい」という意欲ややる気をアピールするように心がけました。最初は「私はこういうことができます」ということを書くのが気恥ずかしかったのですが、とりあえず正直な気持ちを書いて、あとは先方に判断してもらおうと肚を決めたんです。

 
POINT

【人材バンクネット】の匿名スカウトでは氏名、連絡先、生年月日、住所などの個人情報に加え、過去の勤務先社名も非公開となっている。この匿名キャリアシートを閲覧できるのは【人材バンクネット】に参画している人材バンクだけなので安心だ。

キャリアシートはこまめに更新した方がコンサルタントの目に留まりやすい。最低でも月に1度の更新を心がけよう。

キャリアシートはひと目で「何ができるのか」がわかるように書くことが重要。特にスキルが求められる技術系職種の場合は、なるべく具体的に分かりやすく書こう。「私なんて大した仕事、やってきてないし……」などと気後れする必要は全くなし。大したことか否かは見る側が決めること。とにかく経験したこと、身につけたことは細大漏らさず記入しよう。

   
返信→面談
 
ライフプランに沿った提案がうれしかった

届いたスカウトメールに返信したのは5〜6人です。返信のポイントは、私のキャリアシートをよく読み込んだ上で返信しているか否かでした。また、具体的な求人情報を記載しているメールにも返信しやすかったですね。

そのうち、最も会ってみたいと思ったのが株式会社ディスコの小柳聡美コンサルタントでした。理由はメールでのやりとりでも常に的確な返信をしてくれましたし、女性の転職を数多くサポートしてきたということだったからです。

面談では、キャリアシートに記載していた内容について再度同じ質問をしてこないで、一歩深い内容の質問をして、私の真意を汲み取ってくれました。

また、今回の転職をどうこうするというような目先の問題ではなく、まず、「将来的にどんな人生を送りたいのか」というライフプランを、私の希望を聞きながら一緒に考え、その上でさまざまな提案をしてくれたのが大きかったですね。例えば、求人企業紹介においても、私が既婚、子供がいないという現状を踏まえ、待遇面では金銭的なことだけでなく将来、子供ができた場合のことを考慮して育児支援制度などを詳しく説明してくれました。

それだけではなく、各企業の社風や残業状況なども詳しく教えてくれて、企業のことを知り尽くしていると感じたので、ますます信頼度は高まりましたね。

 
POINT

小柳コンサルタントのように、転職希望者のライフプランに沿って、キャリアカウンセリングがしっかりできるコンサルタントにめぐり合うと、希望の転職を成功させる可能性は飛躍的にアップする。コンサルタントとの面談時には、単なるスキルマッチングだけではなく、こちらのライフプラン、キャリアプランを汲み取った上で求人紹介やアドバイスをしてくれているかをチェックしよう。

   
4社に応募 内定2社
 
自分では絶対に思いつかないような求人を紹介してくれた

紹介された求人案件は全部で10社。そのうち4社は監査法人で、その中には初めて聞く「IT監査」という仕事がありました。小柳さんの説明によると、会計監査のサポート的な仕事で、各企業が使っているシステムにおいて、財務諸表に影響を与えるような問題の有無を判断する仕事ということでした。監査法人にしても、IT監査業務にしてもこれまで自分では考えたこともないような業種・職種でしたが、これまでのSEとしての経験が活かせることや、産休や育休が取りやすいこと、さらに小柳氏による過去の紹介実績があることなどで応募することに決めました。

一次、二次面接ともに好印象で、ぜひとも入社したいと思っていたのですが、なにせ未経験の業界・業種だし、筆記試験のできも悪かったので自信は全くありませんでした。

でも二次面接の10日後に小柳氏から内定の連絡が来たんです! もちろんこのときはすごくうれしかったですよ!

 
POINT

今後のキャリアプランを考えたり、求人を検索する際、自分の判断と情報だけでは限界がある。しかし、人材バンクを利用すると、自分では考えつかないような求人を紹介してくれる場合がある。転職希望者のこれまでの経験、能力、適性などを客観的に判断でき、膨大な転職市場情報をもつコンサルタントだからこそできるワザなのだ。

   
匿名スカウトを終えて
 
未知の扉を開いてくれたことがうれしい

自分では思いつかないような業種・職種の求人に出会えたことが今回、一番のメリットでした。しかも仕事内容を始め、勤務地、社風、育児休暇制度など私の希望する条件にぴったりで、年収も160万円アップ。こんな求人は自分だけで探しても絶対に見つけられないと思います。

しかもわずか2カ月弱で決まったんです。これほど短期間ですんなり希望通りの会社に転職できるとは思っていませんでした。

前回、ひとりで転職活動した際は20社に応募したのですが、情報収集から応募、面接とすべて自分でやらざるをえませんでした。在職中の身としてはものすごい労力でした。しかし、今回は小柳コンサルタントにサポートしていただいたおかげで、前回とは比べ物にならないほど効率的でものすごく楽でした。

現在入社して3カ月ですが、事前情報と違う点は全くなく、本当にこの会社に転職できてよかったと思っています。やっぱり、人材バンク、そして匿名スカウト機能を利用して大正解でした。

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お気に入りのスカウトメールをくれたコンサルタントからのアドバイス

 

転職動機が分かりやすく書かれていた点が好印象

近藤さんにスカウトメールを送らせていただいたのは、今回ご紹介した企業が求める条件に、職務経験、キャリア志向がマッチしていそうだと思ったからです。技術職の場合はまず「何ができるか」が最重要項目ですから。近藤さんはベンダーの業務系SEとしての経験が基盤としてあり、その上に社内SEとしての外部との折衝経験等がありました。それに加え、これまでの経験を活かして更にキャリアアップを目指したいという点が、今回のIT監査という仕事にぴったりだと思ったのです。

キャリアシートでは職務内容がわかりやすく簡潔に書かれていた点と、転職理由の欄で今回の転職に踏み切った動機や経緯が正直に分かりやすく書かれていた点がよかったと思います。また、転職市場におけるご自分の強み・弱みをよく理解していらっしゃったことも好印象でしたね。

さらに実際にお会いしてみて、近藤さんの評価はより高まりました。こちらの質問に的確に答え、かつ、積極的にご自身の意向・希望を簡潔に説明していただいたからです。また人当たりもとても柔らかく、コミュニケーション能力の高い魅力的な方だと感じました。書類選考が通れば面接官の好印象は必ず得られるだろうと確信していました。

面談では仕事と生活を通じてより満足度の高い人生を送るためには、こういうキャリアプラン・こういう会社・職種が良いのではないか、という感じでご提案しました。

特に既婚女性の場合は、出産や育児などこれからの人生のことをよく検討した上で会社や仕事を選ぶ必要がありますからね。今回もそういった見地から、近藤さんにとってより良さそうだと思われるご提案をしたつもりです。

応募書類の書き方や面接ではどの業務をアピールするのがより効果的かなどをアドバイスしました。これまで近藤さんが入社した監査法人には20人くらいの紹介実績があるので、今回も無事入社できて私としてもうれしかったです。

また、応募のタイミングも良かったと思います。未経験の職種へのチャレンジでしたが、ちょうど企業側も人材採用に力を入れていた時期だったので。

正直に、ありのまま書くべし!

コンサルタントが好印象をもつキャリアシートの書き方としては、まず「これまで何を経験してきて、何ができるか」をありのままに正直に書くことです。中にはあまり深いところまで経験していない仕事でもさも経験豊富のように書く人や、実際の能力以上に自分を大きく見せようと書く人もいますが、これまで何百、何千とキャリアシートを見ているコンサルタントが見ればひと目で見抜かれます。

また、希望年収が高すぎる人。現在年収が400万円なのに、希望年収800万円などと書いている人には、スカウトメールを送る気になりません。

これまでの自分の経験を冷静に振り返って、何ができるか、やりたいことのためにどのような努力ができるかを謙虚に正直に書くことが大切だと思います。

 
↓スカウト率アップのポイントを解説
近藤さんのキャリアシートはこちら
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株式会社ディスコ
コンサルタント 小柳聡美氏

世界4大監査法人グループでバックオフィス業務を経験後、現職。IT業界、コンサルティング業界、監査法人業界に強い。ライフプラン、キャリアプランを考えた上での転職サポートが転職者に好評。特に女性の転職サポートに数多くの実績をもつ。

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取材・文/山下久猛
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