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【コンサルティング・シンクタンク】 経営コンサルティングファームの事業領域

株式会社パソナキャレント キャリアコンサルタント 川角奈江氏

[PROFILE]
アメリカの大学に在学中からキャリアカウンセリングに興味を持ち、帰国後、大手紹介会社へ入社。3年のキャリアを経て、より時間をかけたカウンセリングをしたいと、パソナキャレントに転職。現在、キャリアカウンセリングの一資格である、CDA(Career Development Adviser)資格を取得し、キャリアコンサルタントとして数多くの転職をサポートしている。
株式会社パソナキャレント キャリアコンサルタント 川角奈江氏

経営コンサルティングファームの転職市場状況

 経営コンサルティングファームにおけるコンピテンシーグループは、「戦略」、「組織人事」、「業務プロセス」、「I T」といった区分けになります。上流工程から下流工程までのあらゆる場面で力量を試すことができることもあり、ここ数年人気の高さを維持している業界のひとつです。

 しかし、採用枠に関しては常に狭き門であるため、経営コンサルティングファームの取り扱う幅広い領域において、プロフェッショナルとしてのスキルとノウハウを瞬時に見せることができるかどうかで合否が決まります。特に、論理性とバランス感覚については、非常に厳しく判断される傾向にあります。

経営コンサルティングファームにおける「戦略」領域

 経営コンサルティングファームが扱う「戦略」領域は非常に幅が広くなっています。

  (1) 大型投資戦略
  (2) 組織設計戦略
  (3) 経営ビジョン戦略、全社戦略、CI 戦略
  (4) 新規事業立ち上げ・新市場進出戦略
  (5) 事業ポートフェリオの再構築戦略
  (6) コスト構造の改革戦略
  (7) 営業戦略
  (8) M&A戦略
  (9) I T戦略
  (10) 海外事業戦略
  (11) 商品開発戦略
  (12) 研究開発戦略  

以上のように、多岐にわたっています。
経営コンサルティングファームにおける「組織・人事」領域

 経営コンサルティングファームが扱う「組織・人事」領域は、景気が後退している昨今、非常に脚光を浴びている領域であるといえます。

  (1) 給与計算などの人事実務のアウトソース
  (2) 制度設計
  (3) 意識行動改革
  (4) 企業年金の運用
  (5) トップマネジメントストラクチャー
  (6) 全社・事業部門の組織体制、執行役員の登用から退社までの運用プロセスの設計、導入支援
  (7) 全社・事業部門の人事制度導入支援
  (8) 人材アセスメント、コア人材開発支援
経営コンサルティングファームにおける「プロセス」領域

 経営コンサルティングファームが扱う「プロセス」領域は、上流工程から下流工程までの業務プロセス全般がターゲットになっています。

  (1) CRM
  (2) 営業支援
  (3) SCM
  (4) 契約管理、請求・入金業務
  (5) 文書・知識管理、財産管理
  (6) 人事・給与管理、管理会計、リスク会計
  (7) 商品・サービス開発

 経営コンサルティングファームのプロセスコンサルタントは、業務変革をキーワードに、金融、製造、流通、通信、官公庁、電力、ガス等の各産業分野においてプロセスの再構築を行います。
経営コンサルにおける「I T」領域

 経営コンサルティングファームが扱う「I T」領域は、設計思想を確立しながら上流工程から下流工程までをつなぎあわせる領域であると換言できます。

  (1) 長期的な経営戦略とシステム環境の変化を踏まえた情報戦略立案
  (2) システム設計
  (3) システム開発
  (4) システム導入

 以下のような、情報システムの開発・構築におけるソリューション・デリバリーになります。もちろん、クライアントに対する情報技術コンサルテーションも業務領域となるでしょう。

 I Tソリューションのデリバリングフェーズに達することは、戦略→組織・人事→業務プロセスといった流れの総まとめになることを意味しており、ここで経営コンサルティングファームのトランスフォーメーションが完成します。

2004.01.06 update 戻る

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