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これからのエンジニア転職 —技術と経験、2つの軸がキャリアを創る

技術者が転職を躊躇する理由として、「自分の技能がどこまで通じるのか?」「技術革新のスピードについていけない」といったテクニカルな部分についての不安があるようだ。これが低い転職率の原因にもなっているようだ。技術に対するニーズの高いなか、求められている技術者像について、富士ゼロックス・キャリアネット株式会社で、事業部長を勤める竹井さんにお話を伺った。

取材協力/富士ゼロックス・キャリアネット株式会社 紹介事業部
事業部長 職業コンサルタント責任者 竹井 英陽氏

【profile】 昭和45年 某光学株式会社へ入社。昭和48年に富士ゼロックス株式会社へ入社して以来、技術畑一筋に40年。その間、多くの研究開発に携わり、技術戦略策定も手がけてきた。平成3年より配属されたデバイス技術開発センターでは、新人事制度の推進・定着、昇格面接官を兼務。平成13年より富士ゼロックス・キャリアネット紹介事業部長へ就任。


メカトロ技術者の転職率が低いといった実情には、どのような要因があるのでしょうか?
 そうですね。やはり一般の職種に比べると、メカトロ技術者が転職するというのは難しいと思います。なぜかというと、研究開発をする際に生じる保守義務の規約や、契約の問題など、機密構造が複雑だからという理由があるからです。その上狭い業界なので、うかつに転職できないという事情もありますね。

技術者が転職を考えるとき、「自分の技能がはたしてどこまで通じるのか?」「技術革新のスピードについていけない」といった不安を持つようです。
たしかに今の技術の移り変わりは速いと感じます。しかし、多くのメカトロニクス技術者に求められているのは、最新の技術をいかに製品に利用していくか、といった応用技術です。応用技術は、真剣に研究開発に取り組んでいる技術者にとっては追いつけないスピードではありません。もしも、現在在籍の会社にてそのような状況にない場合は自己投資などでフォローを行うことです。技術者として最新技術を知らないというのは、あまりよいこととは言えませんからね。

技術者が転職を考えるとき、「自分の技能がはたしてどこまで通じるのか?」「技術革新のスピードについていけない」といった不安を持つようです。
  基本的には、すべての職業に求められていることと同じです。在職中は、会社で学べることはすべて吸収し、経験を積んでおく。当たり前のことに思えますが、人事採用での経験から、ワクの狭い考えにとらわれすぎて、明確に目標を立てているという若い技術者はなかなかいません。

 たとえば私の持論なのですが、縦軸は3DCADが使えるとか最新の技術の知識を持っているとか、主に技術の方面の軸をさします。横軸は、開発・生産・販売・市場対応といった業務の流れに沿った知識・ノウハウあるいはニーズを察知して敏感に対応できるというような経験値の軸です。この縦と横の軸が高い場所でクロスするほど、技術者としての幅が広がっていく。縦軸が伸びている人は、テクニカルな分野で、横軸が長い人は、経験を必要とする分野などで活躍する場があるのです。得意な分野を持っていること。あるいはバランスの良い知識と経験を積んでいる技術者などが、求められている人材でしょう。

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