不動産業界に精通し、豊富な人脈

「ようこそいらっしゃいました！」

大いなる期待と一抹の不安でどきどきしながら待つ我々の前に現れたのは、メガネの奥のつぶらな瞳と豊かなおひげが優しさを醸し出しているジェントルマン。お会いするなり、緊張感がほぐれました。この人こそ不動産業界全般を得意とする人材紹介会社「人材アシスト株式会社」代表取締役社長の政岡勝さんです。

――不動産業界出身の政岡社長は、業界に精通し、豊富な人脈を持っています。どういった思いで、現在の事業に取り組んでいるのでしょうか？

「以前から、不動産業界を敬遠する転職相談者の方が多くいらっしゃったので、もっと業界の良さを訴えたい、そして良い人材がこの業界に入ってもらいたい、との思いが強いですね」

単なる転職相談ではなく、人生設計まで踏み込んだコンサルティング

柔和な表情で口調も丁寧ですが、時折熱っぽく思いを語る政岡社長。裏表なく、本音でいろいろお話をしてくれる様は、まさに「なにわの気のいいおっちゃん」という感じ。しかしただのおっちゃんではありません。

リクルートに33年勤務。グループ内のいろいろな部署を渡り歩き、人材活性などの教育関連の仕事や、不動産業界でのあらゆる仕事、不動産金融業界も経験。さらに会社経営の経験もあり、社会保険労務士の資格も持つめちゃめちゃ頼れる方です。書棚には不動産関係や社会保険関係の書籍がぎっしりです。

転職者と向き合う時も、まずその人が何を望んでどうしていきたいか、からお話するそうです。

「私の仕事は、転職相談、いわゆる職を紹介する仕事ではありますが、まずは転職するにあたっての気持ちの整理、あるいは転職という枠を取っ払ってこれからの人生設計をどう組み立てていくのかということをじっくり話し合うという気持ちでいつも向き合っています。現在の転職希望者は大手志向、ブランド志向、給与志向、勤務地志向など細かい希望だけを主張し、せっかくの良い仕事、チャンスを逃しているケースが多い。そのような失敗をしないためにも、まずは職業の選び方をお話します」

敬遠されがちな不動産業界は、その分チャンスも多い

――転職を成功させるために大事なことは何でしょうか。

「チャンスを逃さないことと決断力」と答えてくれた政岡社長。転職に限らず、人生のあらゆる重要な局面で必要とされる能力でしょう。

――では社長、最後に転職希望者にアドバイスをお願いします。

「不動産業界は正直敬遠されやすい業界です。しかし、だからこそ自分がのし上がっていけるチャンスが多い場でもあり、実力がつけば独立の可能性も他業界よりも高いといえます。競争の激しい人気業界で中途半端な人生を送るのであれば、不人気業界に入ってトップを目指すのもひとつの人生だと思います」

不動産業界で一旗上げたい人は政岡社長へ相談すると道が開けるかもしれません。