キャリア&転職研究室|転職なるほど!Q&A|第15回 職務経歴書にはすべて書くべき?

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今週の困った 職務経歴書にはすべて書くべき?
 

職務経歴書の書き方で質問です。アルバイトやパート、派遣社員のキャリアも経験してきた職種は勤務期間の長短に関わらず、すべて明記したほうがいいのでしょうか?
(大瀬でマンタ/サービス/ガイド/29歳/男/静岡県)



お答えします 働いたものは、すべてのキャリアを書きましょう
 
   
 

結論からいえば、働いたものであればすべて、アルバイトや派遣社員のキャリアも書くようにおすすめしています。勤務期間が短いものでも、それを書かなかったために職務経歴書に大きなブランクできてしまうなら、採用担当者に「何もしていなかった」と思われないためにも、「飲食店でアルバイト」「事務の派遣」などのように、簡単に書くとよいでしょう。もしも、司法試験など資格取得に挑戦しながらアルバイトをしていた場合は、「勉強しながらアルバイトしていた」と書いた方がいいですね。

職務経歴書でもっとも大切なことは、採用担当者にとって読みやすいこと。そのため、携わった業務を箇条書きで書いたあと、それについてあなたが重視してきたことや気をつけてきたこと、それによって生まれた実績について、書き添えるといいと思います。また、「働く上でのコミュニケーションをうまくとってきた」とか、「気がついたことは何でもやってきた」などのアピールもどんどん書きましょう。アルバイトでも重要な仕事を任されていたのであれば、積極的にアピールするべき。自分のアピールポイントを、志望している企業が求めるものあわせてふくらませ、採用担当者が読んだ時、「会ってみたい」と思わせるように書くのがポイントなのです。

ちなみに、人材バンクを利用されている場合、担当コンサルタントは、志望する企業が採用活動において重視していることなどを知っているので、そこから、あなたに合わせたアドバイスも多くできると思います。人材バンクもどんどん活用していただきたいですね。

 
 
   
阿知波ユミコ氏photo
 
東京海上日動キャリアサービス
阿知波ユミコ氏

派遣コーディネーターとして10年、コンサルタントとして3年のキャリアを有する。投資顧問会社、証券会社、その他関連金融業界に強い。「やりたいことをあきらめないでトライしよう」がモットー。

お答えします すべて記入すべきだが、書き方に工夫を!
 
   
  給与が発生したり、社会保険に加入された職歴については、すべて記入が必要です。未記入の場合、職歴詐称の問題に発展するケースもあります。

しかし確かに、短期のアルバイト、パート、派遣社員歴のすべてを職務経歴書に書き込んだ場合、きちんとした仕事をしてこなかった、あるいは、ころころ仕事を変わってきた…という印象を与えることも事実。それでは書類選考は通らないので、書き方に気を付け、よい印象を与えることが重要です。

たとえば、正社員の部分を職務経歴書の上部に詳しく記入し、短期就業の経験を下部にまとめて記入するのも一つの方法です。こうすれば、採用担当者にとっては、上部の経験があなたの評価となります。また、正社員として勤務した経験が乏しく、短期就業が多い場合は、携わった仕事内容や、仕事への取組み方をアピールすることにより、不利な面をカバーできるでしょう。まずは、あなた自身に自信を持つこと。そして、きちんとプレゼンテーションを行って下さい。道は開かれます。

 
 
   
仲谷 満氏photo
 
株式会社 ビッグアビリティ
キャリアコンサルタント
仲谷 満氏

人材ビジネス歴約19年(内、大手人材会社より香港駐在歴約8年)。内定へのバリューアップとなるコンサルティングには定評があり、その内容をまとめた単行本(船井総研社刊)も好評。
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