転職お役立ち情報|基礎から解説!転職現場のサクセスヒント|あなたの「武器」になる応募書類とは

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エキスパートコラム

基礎から解説!転職現場のサクセスヒント森島 典裕
日々転職マーケットに対峙する専門家が、転職活動アドバイスや考え方のヒントを、基礎から解説。 「キャリアは、自分から切り開く努力をすることが大切!」 と考える現役キャリアコンサルタントの筆者が、転職現場のサクセスヒントを紹介します。
森島 典裕

第13回 応募書類のポイント

 9月に入り、残暑の中にもところどころ秋の気配が感じられるようなってきた今日この頃。
 私達、キャリアコンサルタントの仕事もだんだんと忙しさを増しています。特に、冬のボーナス後の転職をお考えの方が真剣に活動し始めているからです。
 
 そんな方々が第1の関門を迎えるのもこの時期です。それは、前回のコラムでも取り上げた「応募書類」を揃えることから始まります。
 このコラムを読んで下さっている方の中にも経験者がいると思いますが、お見合いやコンパなど、知人に誰かを紹介されるケースでは、事前紹介の内容によって“その気”にもなれば、“お断り”することもあると思います。また、実際に会ってはみたものの、事前の情報とはかけ離れた“聞くと見るでは大違い”というのもよくあるケースです。

 転職活動において、応募書類はこの事前紹介にあたります。人事に「会ってみたい」とその気にさせるための非常に重要な『武器』なのです。書類選考はひとつのハードルにすぎませんが、それでもクリアすれば自信になります。
 
 では、人事をその気にさせる応募書類というのはどんなものなのでしょうか? ポイントは3つあります。
  1. 読みやすい書式と分量
  2.    
  3. 詳細な経験の記述(実績・期間・対象を明確に)
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  5. 説得力のある希望理由と自己PR
 採用活動中の人事の仕事を想像してみましょう。一定の期日までに大量の書類が送られてくる ケースが多いため、一枚あたりに割ける時間が限られます。このような状況下で、最大限効率良く自らの経験と希望を伝えるためには、読みやすい書式で、漏れなくダブり無くまとめることが重要です。

 また、職務経験については、実績をわかりやすく書く必要があります。「いつ、何を、どの程度達成したのか」を数字でアピールできればベストといえるでしょう。
 
 見落としがちなのは、希望理由や自己PRです。職務経歴書内に記述しても構わないし、挨拶文という形で別書類を作成しても良いでしょう。ただし、相手のニーズを外した自己満足的なPRは禁物です。企業や求人内容、採用背景についてきちんと情報収集し、相手のことを良く知っていることをアピールしつつ、その上で何故応募するのかを熱く訴える必要があるのです。

 面接という直接アピールの機会を勝ち取るためにも、あなたの分身というべき応募書類を作成してみましょう。

森島典裕 (もりしま みちひろ)

総合商社にて約30年間、人事・広報を中心に、管理系全般の業務を経験。その後、専門学校の非常勤講師を続けながら、カウンセリングの研鑽を積む。現在、株式会社パソナキャレントにて、その幅広い経験を活かし、キャリアコンサルサントとして活躍中。【資格:厚生労働省能力評価試験指定キャリアコンサルタント、教育カウンセラー】
2004.09.02 update 戻る

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