転職お役立ち情報|基礎から解説!転職現場のサクセスヒント|書類作成がもたらす真の意義

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エキスパートコラム

基礎から解説!転職現場のサクセスヒント森島 典裕
日々転職マーケットに対峙する専門家が、転職活動アドバイスや考え方のヒントを、基礎から解説。 「キャリアは、自分から切り開く努力をすることが大切!」 と考える現役キャリアコンサルタントの筆者が、転職現場のサクセスヒントを紹介します。
森島 典裕

第6回 履歴書と職務経歴書を作成する、真の意義とは?

 転職活動での成果というのは、企業からの内定ということばかりではありません。もちろん、お目当ての企業からの内定ほど心躍ることはありませんし、一生懸命転職活動をした結果としての内定は、やはり一番の成功の証でもあります。

 しかし、結果だけが全てではないのも転職活動の奥深さです。例えば、転職活動をする上での最初の関門は履歴書と職務経歴書の作成ですが、その際には、誰もがこれまでのプロセスを見つめ直すことになります。
 
 実は、この行為自体が非常に大切なのです。なぜなら、自分自身が何者であるのか、そして、これまでどのような軌跡を残してきたのかを考える機会自体が、実生活においてはほとんどないからです。
 ですから、これまでのビジネスプロセスを直視する数少ない機会に、自分自身のスキルとノウハウの棚卸しをすることが、非常に重要な行為になるのです。
 
 転職活動では、“自分自身が何者であるのか”を知ることができます。これは、“自分自身の現在価値”を知ることにも繋がります。「敵を知る前に、己を知る」ことが戦国時代に生き抜く処方箋であると、歴史書には記述されています。現在の社会は、勝ち組、負け組と呼称されているように、まさに先の読めない情報化社会における戦国時代であると言えます。このような時代だからこそ、もう一度、履歴書と職務経歴書を書く意義を、再認識していただきたいと思います。

 頭と心で汗をかきながら、しっかりと練りに練られた、履歴書と職務経歴書は、いざという時に必ずあなたを助けてくれますよ。

森島典裕 (もりしま みちひろ)

総合商社にて約30年間、人事・広報を中心に、管理系全般の業務を経験。その後、専門学校の非常勤講師を続けながら、カウンセリングの研鑽を積む。現在、株式会社パソナキャレントにて、その幅広い経験を活かし、キャリアコンサルサントとして活躍中。【資格:厚生労働省能力評価試験指定キャリアコンサルタント、教育カウンセラー】
2004.06.03 update 戻る

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